---町長をめざすにあたって---

「あしたが楽しみになる!」まちづくり

宮下ゆみこ政策集

A2版(PDF 3.4MB)

A6版(PDF 5.1MB)

宮下ゆみこ政策集

 「あしたが楽しみになる!」まちづくりの第一歩は、町民一人一人が楽しみや希望を見つけ、それぞれに輝いて主人公になること。いきいきと目を輝かせた町民が暮らす「まち」には自然に活気が生まれ、人が集い、交流の輪が広がって・・・ そんな月形町の未来の姿を想像しています。

 

 宮下ゆみこは「あしたが楽しみになる!」まちづくりのために、10の政策を進めます。これらはいまある課題の解決と、楽しみを生み出す種になります。

 

「あしたが楽しみになる!」ために、さあ、みなさん、今日の憂いを減らしましょう。そして「あしたの種」を播きましょう。

 暮らしの最低限が満たされた上で、ちょっと先に向けた変化の種が播かれること。つまり、目の前にある問題を解決することと、将来を見据えて新しい投資をすること、その両方を同時に進めていくことが、私のめざす「まちづくり」を実現する方法です。

 

<子ども・若者政策>

 子ども時代に五感を使った充分な「遊び」をすることで、その後の教育効果が上がることが証明されています。月形は自然豊かで五感を磨くには絶好の環境が整っている上、人を育てる地域力があり、少人数できめ細かく見守れます。

 子どもや若者は未来への希望であり、活力のシンボル。その子ども達が月形の地ですくすくと成長して生きぬく力が身につくように、若者たちが自立をめざして一回り大きく成長するように、全力で支援していきます。

子どもや若者にとっての「あしたの種」は
・・・ 教育、遊び環境、自然のチカラ、充実した体験活動

 

  • 政策1 子ども達の生き抜く力を育てます。
    •  子ども園・学童保育・小・中・(高)の一貫した教育方針を作りと体験活動を充実させます。
      •  子ども世代を通して一貫する「教育関係全体を統括したプログラム」を作り、実践します。特に重視するのは体験活動。月形はまるで箱庭のように小さな町に社会の様々な施設や産業が存在しています。子ども達がその多様性を体験することで、生きぬく力と郷土への誇りを育てます。

  • 政策2 子ども達に豊かな自然体験を。
    •  スキー場跡地と円山を活用した「森の遊び場」を提供します。
      •  円山スキー場(ロープ棟周辺)跡地、休止中の円山運動公園、円山の散策路や展望台を、一体的に「森の遊び場」として再構築します。
         森は、様々な生き物や植物を育み、季節の変化を真っ先に感じる、自然と暮らしの境界線。五感が鍛えられる、豊かな自然体験を積む絶好の場です。「森の遊び場」で、プレーパークやアウトドア教育、各種イベントを展開します。

  • 政策3 学びたい気持ちを応援します。
    •  全町民対象の無利子奨学金制度を創設します。
      •  全町民を対象に、進学や海外留学等に活用できる無利子の奨学金を創設します。月2万円を最大4年間無利子で貸し出し、返済は10年間(月8千円)。
         一般的な奨学金は有利子のうえ、浪人生や社会人が借りるにはハードルが高い状況です。いつでも学びたいときに行動に移せるよう、町が支援します。

<暮らしを支える世代政策>

 暮らしを支える世代の生活が安定しなければ、地域の暮らしは成り立ちません。暮らしを支える世代が未来に希望を見いだせなければ、地域に活力が生まれません。「生活基盤の確立」と「新しい挑戦への投資」を軸に、人の力を活かす施策を展開します。

暮らしを支える世代にとっての「あしたの種」は
・・・ 新たな可能性への挑戦

 

  • 政策4 町内事業者と従業員の暮らしを守ります。
    • 「地域振興・中小零細事業者振興条例」「公契約条例」を制定します。
      •  町が様々な契約をするとき、「地域振興・中小零細事業者振興条例」によって町内業者を守り、「公契約条例」によって従業員の賃金や労働条件を守ることができます。この2つの条例で、町内で働く人々にお金が回る仕組みと、不正や不公平を起こさない仕組みができます。

  • 政策5 町民のチャレンジを応援します。
    • 農業者・商工業者・市民活動の「新しい取り組み・挑戦に投資します。
      名付けて 「月の種 チャレンジプロジェクト」
      •  地域が活気づくには、常に新たな取り組みや挑戦が必要です。今までも商工分野向けの起業家支援事業はありますが活用されていません。起業する前段階の調査研究を支援する必要があります。同様に、農業分野なら新しい作物や栽培方法など、市民活動ならお試し企画や挑戦の取り組みなど、次世代につながる多様な種まきが必要です。新しい発想の種を持った「人」を支援します。

  • 政策6 人手不足解消に取り組みます。
    • IP電話を使った民間放送局を立ち上げ、求人情報を提供します。
      •  月形町の基幹産業・農業では人手不足が深刻です。対策には様々な手段がある中で、町としては、町内で求人情報の提供ができるように支援します。
         具体的には、NPO法人を立ち上げ、IP告知端末を使った放送の管理・運営を任せます。民間放送局として様々な番組を展開でき、その1つに求人情報も提供します。

<高齢者・障がい者政策>

 高齢者や障がい者のみなさんにとって、日々の暮らしの必要最低限が揃っていることが、月形町で暮らし続けられることの条件。これからさらに進む高齢化社会を見据え、不足を補い、潤いのある暮らしができるように支援します。

高齢者・障がい者にとっての「あしたの種」は
・・・ 暮らしの安心、コミュニケーションの充実

 

  • 政策7 暮らしにもっと安心を。
    • 在宅医療・在宅介護を充実させます。(町立病院を含めた、組織と機能の再構築)
      •  高齢者施設の入所基準が要介護3に引き上げられ、在宅介護や在宅看護が必要な人が増えています。また、高齢者のみの世帯(夫婦・独居)、障がい者の高齢化も進んでいます。時代を先読みした行動が今、必要です。
         不足する在宅ケアの人員と機能を確保するため、町立病院を含めた町内の保健・医療・福祉の体制・組織を再構築します。また、町内遊休施設や空き家を活用し「サービス付き高齢者住宅」を提供します。

  • 政策8 暮らしに安定と潤いを。
    • 日常生活の不便を改善し、楽しみを増やします。(地域交通の再構築、買い物支援、災害時支援、町の話題を提供するIP放送)
      •  特に要望の多い「移動の足」確保では、ぬくもり福祉券のタクシー利用を、これまでの回数券方式からパスポート方式に変更します。町内タクシー利用は基礎運賃を払えばどこへでも行けるようにして、市街地と遠隔地の格差をなくします。
         また、政策6で創設するIP放送局では、町内行事の様子や旬の話題を取り入れた番組や注意情報など、潤いと安心な暮らしの助けになる放送を展開します。
         この他、ニーズに合わせた日常生活確保策や災害支援の準備を進めます。

<総合的な政策>

  • 政策9 刑務所をあらたな資源に。
    • 「刑務所は究極のコンパクトシティー」発想で、資源化の可能性を探求します。
      •  月形刑務所は約1,000人の受刑者が24時間、移動することなく生活する究極のコンパクトシティーです。消費・排出される様々なエネルギー、受刑者の労働力、社会復帰計画などは、民間企業の社会貢献活動の投資対象となるため、新たな視点で見直すことによって資源化が可能になります。

         これまで、刑務所を「受刑者の人口加算による交付税増額」としか評価してきませんでしたが、発想と視点を広げた新たな展開を模索していきます。

  • 政策10 町民と町との信頼関係を築きます。
    • 町民の視点での公平・公正な判断と、役場全体の資質向上に努めます。
      •  町政の目的は「町民福祉の増進(=町民の幸福感を増すこと)」であり、町と町民との信頼関係が大きな推進力になります。

         信頼関係を築くには、決定の過程や議論の中身を「公開する」ことと、「町民が参加する」仕組みが必要です。組織の論理ではなく、町民の視点での公平・公正な判断が重要になります。
         さらに、町民のみなさんから寄せられた「声」を、具体的な政策に「変換」していくことも求められます。これには、役場全体の研鑽と資質向上が欠かせません。

         これらを実現するためには、組織外とつながって、情報や知識、智恵に触れて吸収することが近道です。幸い私には9年間の議員活動で培った人脈があります。これらを最大限活用します。

宮下裕美子

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