2007年05月07日

世間の常識、議会の非常識(議席編)

議員になって最初に驚いたのは「議席順」でした。

本会議場の議席は「当選回数の若い人が前列から並ぶ」という、
国会に準じた議席順になっています。
私は当選1回目で年齢も若いので、(議長から見て)前列の左端です。
(議員の席は2列になっていて、前列4席、後列6席)
この議席順は今まで見知っていたので、何ら違和感はありませんでした。

一方、「議員控え室」の席順は・・・

議長を中心にロの字型になっていて、
左手前から当選回数の若い順(その中で年齢の若い順)に時計回りになっています。
ですから私の席は、議長の左手すぐのところになります。
これは本会議場と同じ法則なのですが、問題は議長の位置と部屋の向きです。
議員控え室の場合、この法則に則ると、私の席は部屋の最も奥になります。
つまり世間の常識で言えば「上座」に当たるところです。
入り口から最も遠く、窓際で開放感もあり、背中に暖房もあってとても良い席です。
一方先輩議員の中には、出入り口のすぐ近くで隙間風の入るところの人もいます。
(この部屋は議員しか入れないところなので、こんな風になっていたとは・・・)
それでもこれが「議会の常識」なので誰も文句は言いません。

議員の常識では何ら問題ないことも、
未だ世間の常識に縛られている私は「上座」の席に申し訳なさでいっぱいです。

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