2007年07月19日

中学校で授業をしました

 本日午後、月形中2年生のクラスにて「地球を愛する会@月形」の代表平尾さんとともに、地球温暖化防止についての授業をしてきました。これは総合学習の環境という分野で私達の活動を取り上げてくださって実現したものです。関係した先生方には大変お世話になりました。ありがとうございました。

授業では計90分を使い、地球温暖化の基礎知識やメカニズム、現状、京都議定書、海外の取り組み例から、フードマイレージやバーチャルウォーター、エコロジカルフットプリントなど目に見えない概念の話、そして「私達にできることは何か」まで、ボリュームたっぷりでした。
私達講師側は「せっかくの機会なので」と、ついついたくさんの情報を伝えようとしてしまったのですが、子供たちにとっては情報の波に飲み込まれて消化不良だったかもしれません。今後の反省材料です。

それでも、授業中ずっとうなずいて話を聞いてくれた生徒さんや、興味のある分野の時に食らいつくような目で話を聞いてくれた生徒さん、帰り際に「とってもためになりました。ありがとうございました。」と声を掛けてくれた生徒さんがいたり、少しは子供たちの心に「何か」を届けることができたのではないかと思います。

今回私達が実施したのは地球温暖化防止のための授業でしたが、突き詰めていくと発展途上国と先進国の地域間格差や、便利で快適な生活の裏に潜む大量消費・大量排出の実態など、私達が普段目にしている社会の裏側を想像してみようという授業になっていました。
地球温暖化は確実に進んでいますが、それを実感するまでにはタイムラグ(時間差)があります。今していることのツケは未来で払うのです。そうしないために、慈しみの気持ちを持ちながら、今から、自ら、行動を起こそうというメッセージが伝わってくれれば幸いです。

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