2007年11月08日

総務民教常任委員会 (11/6)

11月6日午前、総務民教常任委員会がありました。今回の議題と内容は以下の通りです。なお、傍聴人は1人でした。

1)旧知来乙小学校跡地利用の状況について

 旧知来乙小学校は、地域再生計画に基づきNPO法人ファミリーサポート聖十字広場に貸し付けられ、H19年8月1日から「ちらいおつ遊び塾」として運用が始まりました。「子ども育成支援事業」と「文化・交流事業」を柱に、交流人口の創出と特産品等の消費拡大を目指しています。

 運用開始から3ヶ月経過した10月末現在で、初年度目標の
●交流人口1,500人(実績:1,757人)
●参加人数20人以上のイベントの開催2回以上
 (実績:オープニングイベント 300人、ひのき屋ミニコンサート&ワークショップ 80人)
も既に達成し、また「ちらいおつ遊び塾」利用者が、町の施設(町営プール)を利用するなど波及効果も広がっていると、報告がありました。
 ただ町内の利用者はまだまだ少ない現状で、今後PRを含め、町としてもより一層の協力が必要ではという意見が出されました。
 

2)月形町立病院の運営状況について

●H19年度の運営状況、年度別収益・費用状況、診療科目別患者数
 月形町立病院は医師他人員確保ができていて、一般40床、救急指定病院として運営しています。患者数は人口減に比例し年々減少、H14年度の老人医療費の値上がりからはその傾向が顕著になっています。
 H18年度は5,200万円強の赤字が発生しましたが、今年度は途中経過ながら多少の改善がみられます。医療制度の変更により経営上様々な困難が出てきますが、その都度最善の方法を選択して努力しています。

●自治体病院等広域化・連携構想(素案)
 道の広域化・連携構想の素案で、月形は第5ブロック(岩見沢を中核とする地区)になり、その中で月形町立病院は栗沢病院と共に「比較的小規模ですが、病床利用率が高く、今後も適切な運営が求められます」と高評価を得ています。
 道はこの構想(素案)に検討を加え、H20年3月までに完成させたいとの意向です。
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 旧知来乙小学校の跡地はNPO法人の努力により活発に利用され、町内に新しい風が吹き込まれた感じです。この新しい芽がどんな風に育つか楽しみです。

 町立病院は制度改革に合わせて素早く対応し、赤字を最小限にとどめるよう関係者が努力している姿に感心します。また町内にはたくさんの福祉施設や矯正施設があり、身近な医療が欠かせません。そういう視点から町立病院の役割を見直す必要性もあるのかと感じました。
 来年度からは後期高齢者医療制度が始まります。これにより高齢者の医療に関する負担が増えるため、病院の利用率も下がる可能性があります。病院の経営だけでなく、町民の福祉と医療全体を考えた上での「病院のあり方」を議論しなければならないと思います。「住みやすい町」にとって大きな問題です。

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