2008年06月01日

月形町国際交流協会 日中友好講演会&交流会

昨日の午後、月形町国際交流協会の主催による、中華人民共和国駐札幌総領事館総領事 胡勝才ご夫妻をお招きした講演会と交流会が催されました。これは月形町国際交流協会会長の小林龍男氏と、許愛平領事との人間的なお付き合いの中から実現したもので、人口4,000人の町でこのような会が開かれたことに驚くとともに、人と人とが繋がることの素晴らしさを感じました。

講演会に先立ち、月形町日赤奉仕団から四川大地震に対する義援金の贈呈があり、また会場でも義援金の募金が行われました。今回の大地震では亡くなられた方が8万人もになるとのこと、心からご冥福をお祈りいたします。また今回の義援金は微々たるものですが、地震にあわれた方々の生活を取り戻すための手助けになれば幸いです。

講演会では、中国の過去と現在そして未来に及ぶ計画経済の実績と日本との関係について、胡勝才総領事が流暢な日本語でお話ししてくださいました。中国の計画性とそれに沿って実績を上げる実践力、大きな国土と13億人にも及ぶ国民の多さ(=スケール感)に驚かされました。

また今回は中国の視点での「中国の歴史」を聞くことができ、「なるほど」と同時に「へ〜」という驚きもありました。例えば講演の中での総領事の言葉「日本と中国の不幸な不和の時代は50年。でも友好な時代は2,000年にも及びます。」私の生きてきた時代では確かに不和の方が長く、それにとらわれがちですが、歴史を紐解けば確かに良好な時代の方が長かったのだとわかります。視点を変えることの重要性は大事ですね。

知っているようで知らない隣国、私にとって中国は近い国でありながら遠い存在だったのだなあとつくづく感じました。

souryouji2.jpgまた交流会は和やかな雰囲気のもと、総領事ご夫妻との会話を楽しませていただきました。

その後、総領事ご夫妻と許領事は月形町の宿泊施設「はな工房」にお泊まりになり、月形の温泉にも入られたとのことです。治安の良い我が町だからこそ、そして公式行事とはいえ広く周知しなかったこともあって、厳しい警備なしでゆったりした時間を過ごしていただけたようです。

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