2009年04月05日

祝・月形町交流センター「つき・あえ〜る」オープン(2)

式典にひきつづき「記念セレモニー」が開催されました。

記念セレモニーのメインは、札幌交響楽団コンサートマスターの大平まゆみさんのヴァイオリン演奏。演奏活動の傍らボランティア活動にも力を注いでおられる大平さんは、この「つき・あえ〜る」の開設趣旨(時代を越え、世代を越え、障害を越えた矯正施設)に共感され、この月形まで足を運んでくださいました。
大平さんの奏でるヴァイオリンの音色は力強く、伸びがあって心地よく、私を含め会場に詰めかけた150人以上の町民の心は釘付けにされました。会場内を移動しながら演奏したり、曲間のおしゃべりで場を和ませたり、全ての行為が「プロの技」。素晴らしかったです。

それから忘れてならないのが、地元月形中学校のブラスアンサンブルによる演奏と、学童保育所「きららクラブ」に通う子供たちの合唱。月中ブラスは日頃の練習の成果か、文字通り息のあった演奏を聴かせてくれましたし、「きららの子供たち」は元気いっぱいの歌声を披露してくれました。途中、それぞれに大平さんとの共演も有り、子供たちにとっても思い出深いものになったのではないでしょうか。

また、セレモニーの中で「きらら特製・木製万年カレンダー(1番上の写真、大平さんの背景にある)」の制作経過紹介と完成披露がありました。これは「つき・あえ〜る」開設にあわせて学童保育関係者(利用児童・保護者・OB・指導員・役場住民課)の皆さんが元月形町社会教育主事の加藤勉さんの指導の下、地元建具職人の児玉義昌さんの協力を得て作り上げたものです。

冬休みに下絵を描き始め、全てが完成したのはつい最近とか。材料の木が思いの外堅く手強かったとのこと。80人近い人の一手一手で作り上げられた木彫りのカレンダーは暖かみがあり味わい深く、「つき・あえ〜る」を象徴するものになることでしょう。

今後は施設内の「ふれあいサロン」に展示されるということなので、ぜひ皆さんも間近でご覧ください。
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月形町にとって新しい試みを持った複合施設の交流センター「つき・あえ〜る」。この施設が本来の意味で活用されるか、また町民に受け入れられるかは、これからの運用と運営にかかっていると思います。

様々な点で問題や要望が出てくるかもしれません。小さなことと放置せず、改良・改善を続けて開設趣旨に添った有効利用が図られるよう、期待していますし、私も注視していきたいと思います。

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