2009年07月03日

平成21年度 月形町戦没者追悼式

今日の午前、町内樺戸神社内忠魂碑前にて追悼式が行われました。

参加者(遺族、来賓、役場職員、一般)総数はほぼ例年並みの50名程度だったと思いますが、遺族の方々がぐっと少なくなったことが気にかかりました。月形町遺族会会長のご挨拶に「戦後64年を迎え、遺族会会員も年々減少の一途であり、また高齢化も進んで会の存続も危ぶまれています。」とあり、時間の経過が「戦争」を遠いものにしているのを目の当たりにしました。

私は現在42歳、昭和42年生まれです。終戦からたった22年後に生まれた私でさえ、人生において「戦争」は非現実的な遠い世界であり、日常生活の中で「戦争」を考える機会は滅多にありません。そう考えると、平成生まれの我が子にとっては・・・ゲームの中の物語か、地球の裏側の全く関与しない話でしかないのかも・・・と思え、不安になってきました。

遺族会会長のご挨拶の中にもう一点、気になることがありました。
「(北海道新聞の記事から)子供たちに戦争に関するアンケートをとったところ、『日本と戦争をしたことがない国はどこ? アメリカ』と答えたそう。」
今の日米関係だけを見ていると、そう思えても無理はないかもしれません。それくらい歴史が風化しているし、教育が欠けているのだと思いました。

昨年初めて参列し、記憶の彼方にあった「戦争に関する思い出」が呼び起こされたのですが、今年は今ある記憶を受け継ぎ、「戦争は決して起こしてはいけない」という強い気持ちが芽生えました。

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