2010年09月05日

第50回月形中学校学校祭

9月第1日曜の今日は、第50回を迎える月形中学校学校祭がありました。
お盆を過ぎても30℃を越えるような残暑が続いていた今夏ですが、今日は朝からの雨で気温も下がり(最高気温は23℃ほど)、しっとりと落ち着いた雰囲気で鑑賞することができました。

さて、今年のテーマは『輝け 煌めけ 87の集いし星達よ! 〜It's 笑 time〜』。全校生徒87人がそれぞれに輝く学校祭になったのは言うまでもありません。

まずは意見発表
各学年2人計6人が中学生の視点で「今」を感じ、考え、そして次に繋げるために何をすべきか・・・を発表しました。「飢えに苦しむ人々」「心の悩み」「支えてくれる人の存在」「意見を出す上で」「武道について」「共存の大切さ」。普段の生活の中で何に心ひかれ、そこからどう考えを巡らし、どう展開させるのか・・・(ほどよい小ささの町なので)発表する生徒達の日常を知るだけに、外面の態度と内面の成長、思考の変化と深さ、そして輝く個性を感じさせられました。

私たち大人が何気なく思っている一場面であっても子ども達に影響を与えている事実、それとは別に個性を持ってすさまじい勢いで成長していく若さ。感じることの多い意見発表でした。

続いて演劇
毎年のことながら中学生の演劇は非常に完成度が高く引き込まれますが、今年は特に台本が良かったように思います。それにイメージにぴったりの小道具や音響、状況を説明するテロップ使いや色彩で役柄を固定する演出も新鮮でした。加えて生徒達の滑舌の良いしゃべりと、恥ずかしさなんてみじんも感じさせない演技はプロ顔負け。

時間の限られた中でここまでの完成度になったのは、指導者の力もさることながら、生徒達の基礎的な力が付いているからなのではないでしょうか。テレビやパソコンなど時代の力に加え、地元児童劇団「がたっ子」の存在もあるのではないかと。ちょっと前までの「演じるなんて遠いところの話」だった時代から、「身近で普通」の時代に変化していると思います。ひとりの人間として成長する過程で複数の人を演じられたら・・・視点も思考も多面的になれるかもしれません。ちょっとうらやましいです。

20109053.jpg途中に吹奏楽部の演奏をはさんで、最後は音楽発表。学年毎の合唱や合奏と、なんと言っても全校合唱「時の旅人」! 今年もいつの間にか涙がこぼれていました。

全校生徒87人が壇上で整然と整列し1枚の静止画となったあと、指揮者の一振りで全員が一気に息を吸い込んだその瞬間、パッと命が吹き込まれオーラがあふれ出しました。そこからは全員が一つの方向に向かって波打つように、追いかけるように、迫るように、それはそれは迫力のある合唱でした。
一人一人はパーツ(部品)でも、大きな意思のもとに集まり力を合わせれば、何十倍何千倍の力になって想いを届けることができる見本のようで、感動しました。

この他校内では様々な作品展示が行われ、「芸術の秋」を全身で楽しませていただきました。
__。__。__。__。__。__。__。__。__。

「若さは素晴らしい」「若い人の姿に元気をもらった」
そんなものかな? と今まで思っていた私も、今日は「その通り!!」と納得、実感できました。

私たち大人の想像つかないスピードで個性を持って独自に成長するエネルギー、
イキイキとハツラツと自然にあふれ出るエネルギー、
目的を持って集うことで爆発するエネルギー。

「プラスのエネルギーは使うことでまた生まれる。伝わることで増えていく。」

中学生から見ればお母さん、おばさんの私も、議会では一番の「若手」。若さのエネルギーを振りまいて、プラスの循環を作る役目があるのですね。中学生からいただいたエネルギーを活かしますよ♪

1

▲TOPへ戻る