2010年09月22日

秋の気配と十五夜

数日前から秋の気配が強く感じられるようになり、今朝はとうとう10℃を切りました。
(最低気温8.4℃、最高気温18.7℃)

陽が傾いてきた頃からは空一面に鱗雲が・・・
あらゆる木々がほのかに色づき、中にはハッキリ紅葉しているものも。

あ〜秋なんですね。

そういえば明日は秋分の日。そして今夜は十五夜(中秋の名月)でした。

東から登る今年の満月は色白で、もう少し黄色くなったら写真に納めようと思っていたら・・・雲の中に隠れてしまって、残念。雲間から月光は感じられるのですが、姿を捉えることはできません。

お供えのお団子とけんちん汁を用意して(我が家の風習)、家族揃っていただきました。
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今年はずっと天候不順(春の低温、6月の猛暑、7月の曇天と降雨、いつまでも続く残暑)で、作物の出来具合も例年と違っています。

春の低温で生育が心配された米は夏の高温で回復したものの、その後も続く高温が響いて充分に実を蓄える前に刈り取りの時期を迎えました。見た目より収量が少ないようです。ジャガイモも高温の影響で小ぶりだったり中に空洞が開いているとか。スイカやメロンも収穫時期によっては雨の影響で糖度が下がってしまったと聞いています。
ただカボチャだけは出来が良いとか。カボチャ(南瓜)は文字のごとく、暖かいのが良いんですね。

我が家の花にも影響がありました。お盆の菊は高温の影響で出荷時期が遅れ、お盆中まで出荷に追われる事態に。秋のブライダル向けに作っているスカビオサは気温が下がらないために花芽が立ってきません。例年のこの時期なら畑中に花茎が立って蕾が大きく膨らみ、煙っているように見えるのに・・・今はまるで切り終わったかのように寂しい状態です。

今年は日本全国、農作物の作柄があまり良くないようで、品物不足のため総じて農産物は高値の状態です(特に野菜)。物が少ないのだから高値になるのが自然ですし、そうでなければ農家の所得は減るのですが、現実には市場の要請で価格が抑えられるものも。結局、農家がしわ寄せを食っているのが現実です。

「こんなんならもう農家は続けられないよなあ。」こんな言葉を良く聞きます。

収穫に感謝する十五夜。
経済的な問題は別にして、自然の恵みで収穫できるのだと強く感じた今年です。

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