2014年02月17日

幸せは表情に表れる。【劇団がたっこ第9回定期公演「イノリの声」】

2月15日(土)、月形町は実に穏やかな夜でした。

町内の児童劇団「がたっこ」は、多目的研修センターで9回目の定期公演を開催。午後6時30分開演からたっぷり2時間、観客として楽しんできました。

今年の演目は「イノリの声」。
家族を失って生きる希望を持てないでいる中年男性と、その家に現れた「座敷童候補生」との関わりが柱で、そこに幼なじみも加わって展開していく物語です。

この劇の鍵となる台詞は「幸せは表情に表れる」だったんじゃないかと・・・

役柄として、演者の表情が徐々に「幸せ感」を醸し出していくのと同時に、役者本人も劇が進むに従って演じることに自信を深め、達成感や陶酔感を含んだ幸せオーラを振りまくのを誰もが感じたことでしょう。終演のカーテンコールでの晴れやかな表情が全てを物語っていたと思います。

それから今回の新たな試みは、演出も舞台監督も劇団がたっこOBが手がけたこと。演劇部出身の先生や保護者の全面協力から一歩前に出た形です。

その新たな感性で取り組んだ演出が、観客席中央を横断する「花道」。舞台上は「主人公の自宅」であったり、「職場」であったり、「喫茶店」であったり。その距離感と間を作る「花道」がとても有効で、迫真の演技も展開されるなど劇の大きな要素になっていたのは言うまでもありません。観客は新たな演劇の魅力を感じたのではないでしょうか。

さて、この「劇団がたっこ」は、小学校3年生〜高校3年生までという制約がある児童劇団のため「卒業」しなければならず、今の団員は12名。新団員の加入が少ないようで、現状はほぼ高校生です。来年は結成10周年で特別企画もあるかもしれません。
興味を持った子ども達、ぜひ「劇団がたっこ」の扉を叩いてくださいね。


それにしても団員の皆さんの表情は幸せそのもの。何年にもわたって積み重ねたてきた発声や演技のトレーニングが自信を生み、定期公演のために使った練習時間が劇団としての信頼感をつくり、全てを出し切った達成感と相まって「しあわせ」な気持ちにさせるのでしょう。
自ら努力して獲得した居場所だからこそ、キラキラと輝いているのでしょうね♪

劇の台詞同様、「幸せは表情に表れる」ですね。

お見舞い申し上げます。【関東方面の記録的大雪】

先週末(2月14日,15日)の関東方面を中心にした記録的な大雪。特に甲府の様子(最大積雪114cm。全てが雪に埋もれた状態)はまるで雪国そのもの。あの甲府でこれほどの雪が降るとは! 驚きました。

これだけの短時間降雪だと、備えが万全な雪国であっても対応は大変なのに、降雪を前提にしていない街のつくりや設備、装備・・・影響が大きいことはすぐに理解できます。

これから雪が融け、徐々に生活は復旧されるでしょう。けれど、今度は農作物や農業施設への被害が露わに・・・。農業、特に果物王国の山梨だけでに、影響が長引かなければいいのですが・・・。

被害に遭われた方々には、心よりお見舞い申し上げます。

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