2014年11月28日

目処がついたので IN → OUT【傍聴報告:町政懇談会/月形町総合振興計画審議会/子ども・子育て会議】

久しぶりの更新になりました。

議員活動をしていると町政の様々な課題に出会いますが、その中で「これは!」と直感が働く場面やテーマがあります。その一つが「子育て」であり「教育」であり・・・。
具体的に言葉にするとイメージが固定されて思考が縛られるので上手く表現できませんが、この「これは!」を大事にして日々活動をしています。
「これは!」=直感=私の本質ですからね。

さて、そんな「これは!」を追って、ここしばらく深く広く調査・研究に明け暮れていました。芋づる式というか、1つの「これは!」から色々・多方面に調査も興味もどんどん広がっています。私は不器用なので、インプット(情報収集・思考)に集中するとアウトプットは難しい。日々アウトプット(ブログ更新など)をしている人、尊敬します。

調査・研究の件はまだまだ続いているのですが、ひとまずの目処がついたので、ここで最近の活動をまとめて報告します。振り返ってみても、インプットの案件が多かったです。
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【町政(まちづくり)懇談会】全4会場
■11月13日(木) 18:00〜 交流センター(傍聴)
■11月14日(金) 18:00〜 札比内小学校(傍聴)
■11月17日(月) 18:00〜 多目的研修センター(傍聴)
■11月21日(金) 18:00〜 中和会館(傍聴)

今年の町政懇談会(町長が地域に出向き、町民と対話する懇談会)は、例年同様4会場・夜間に開催されました。会場内のイス等の配置(教室方式。町側と町民側が対峙する配置)も、町側の参加者(町長、副町長、教育長、総務課長、住民課長、保健福祉課長、産業課長、司会=地域担当責任者、記録=総務課担当者)も、町民側の顔ぶれ(対象地域の行政区長+数名の町民+役場一般職員)も参加者数も、ほぼ例年と同じでした。

懇談会の内容は、まず町側から説明(ゴミ分別と収集の変更、介護保険制度改正、子ども・子育て制度、軽自動車税の税率改正、除雪体制、地域に関係する話題)と質問、そのあと町民からの話題提供や質問に町長等が答えるというスタイルで、これも例年通りでした。

[感想・他]
町民から提供される話題の数は少ないものの多方面にわたり、4会場で1つとして同じ話題が出ないもの興味深かったです。町民の間に課題は今もゴロゴロあって、この場に出されたのは氷山の一角、丁寧に地域を回れば課題もアイデアもたくさん得られると想像できました。

本来なら、町民の代弁者の議会が積極的に地域を回って懇談会を開くべきなのですが、それが全くできていないのが今の月形町議会。できない現実が申し訳ないです。それに、いつもなら他の議員の顔をそれぞれの地元会場で見るのですが、今年は誰も見かけなかったのが残念。交流センターと中和会館では[議員席]が初めて設置されていたというのに。議会の課題は多いです。
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【月形町総合振興計画審議会】
■10月28日 18:00〜 第3回(傍聴)
■11月19日 18:00〜 第4回(傍聴)

現在策定中の第4次月形町総合振興計画(平成27年〜10年間の 1.基本構想・2.基本計画・3.実施計画)の1と2を審議するための審議会。第3回、第4回は平成25年度中に実施した町民アンケートや関係者ヒヤリング、人口予測等を基に、6つの分野で33の施策項目と5つの重点プロジェクトからなる計画等が妥当かどうか、委員の意見を聞く場でした。

最も関心が高かったのは、計画の基礎となる「計画最終年(平成36年)の月形町の目標人口」。この計画では3,300人(現在3,600人弱)としていて、公的予測機関の人口予測(3,000〜3,200人)よりも高く、委員からも「かなり厳しい数字では?」との意見が以前から出ていたようです。人口減少が避けられない中、相当の努力をして高い目標値を目指すのか、現状を受け入れてそれに見合った規模の政策を展開するのか、計画のたたき台を作った事務局(町)側とこれを審議する委員、委員同士で議論になっていました。
この他、委員それぞれの視点からのいくつかの指摘もあり、第4回の会議で審議は終了しました。

このあと答申案を事務局が作成し各委員が確認・了承(予定では11月末)したあと、パブリックコメント(12月5日の町報で周知)を行い、それらの結果をふまえ町側で調整したあと議会にかけられます。

[感想・他]
目標人口の件はとても大事なポイントなので、議会で審議するまでにどのように変更されるのか、されないのか、注意深く見たいと思います。それと、いくつかの指摘事項も。

傍聴者は資料配布が全くないので、数字も計画も耳が頼りでした。議員として行政全般の流れを知っていたため把握できることがほとんどで、傍聴者に優しくないのはどこも同じですね(議会の場合も、傍聴者に全ての資料を提供していないので、問題は同じです。)

それにしても、この審議会は毎回、委員の約半数の出席しかありませんでした。もともとあった[未来を考える委員会]が審議会を兼ねることから始まったのですが、未来を考える委員会自体も出席者が少なかったので、今のようになるのは予想の範ちゅうではありましたが・・・。10年間の計画を作る際に、審議会方式で検討するのが良かったのかどうかも含め、総合振興計画のあり方を再検討する必要はあると感じています。(既に議会では何度となく話題になっています。)
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【子ども・子育て会議】今年度から担当課変更(住民課 → 保健福祉課)
■10月 2日 17:30〜 平成26年度第1回
■11月20日 17:30〜 平成26年度第2回

第1回の会議では[子ども・子育て新制度]に伴って国から示された13事業のうち、月形町がどの事業に取り組むか、平成25年度に実施した対象者ニーズ調査の結果を基に話し合いが行われました。他に[保育に係る新制度の概要説明][新制度での保育時間や基準就労時間等の設定]なども。

第2回の会議では[新制度における保育料の算定方法や料金案(おおむね30%減)][短時間保育の保育時間設定][花の里保育園の定員]などについて話し合われました。

来春(平成27年4月)には認可保育所・花の里保育園が新制度の適用を受けるので、決めなければならない事項は待ったなし。今後も毎月1回のペースで審議を進めます。毎回、委員(保護者、先生、民生委員、商工会など全部で10人)のほとんどが出席し、緊張感のある会議になっています。

[感想・他]
子ども・子育て新制度は国から少しずつ具体的な内容が国から提示される状況で、今まさに作り上げられようとしている段階。町側も委員も、誰もが手探りです。だからこそ、まずは空気を読まず遠慮もせずに要望や問題点を発言できたらと思うのですが、それはなかなか難しいのかもしれません。それでも委員が会議に真剣に向き合っている雰囲気は伝わってきます。皆さん、月形の子育て環境が良くなるにはどうすればいいか、思案しています。

私は以前から子育ても新制度も関心があり、それなりに調査をしていたので理解できましたが(と言っても、この会議も傍聴者に資料はないので耳とメモで対応)、変更点がたくさんある上、月形町では来年は認可保育所とし、再来年は認定こども園として展開していきます。議会内での勉強会も必要かもしれません。

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