2015年05月10日

議会人事決定。まちづくり常任委員長になりました。【平成27年第2回臨時会(初議会)】

5月8日(金)選挙後の初議会(平成27年第2回臨時会)が開催されました。

今回は議会人事だけでなく議案3件(月形町創生総合戦略審議会条例の制定、花の里保育園増改築建築主体工事請負契約、町立病院暖房設備配管等改修工事契約)の審議もあり、議会審議の様々な側面が凝集していました。新人議員にとってはもちろんのこと、4年に1度の初議会を初体験した町管理職にとっても、貴重な場になったでしょう。

ということで、議会人事は下部に記載の通りです。(本会議では、全て指名推薦で決定。前段の全員協議会では、ほぼ全ての人事は正副議長一任で決定しています。)

私は「まちづくり常任委員会」委員長、「広報特別委員会」副委員長、「議会運営委員会」委員になりました。
これまでは広報副委員長として議会の情報を発信することに注力してきたのですが、これからは「まちづくり常任委員長」として町内各種行事や会合にお呼ばれする機会も増え、公私ともに様々な場面で町民のみなさんと直接お話しができ、【暮らしの声を議会につなぐ】ことが今まで以上にできると考えています。

【まちづくり常任委員長としての就任あいさつ=運営方針】
地方議会は委員会中心主義を取っていて、委員会活動の充実が議会活動の充実に直結する。これまでの委員会活動は所管事務調査がほとんどだったが、これからは条例審査等の委員会付託や、自治法改正で可能になった参考人招致を取り入れるなど様々なチャレンジを行い、町民の付託に応えられる委員会活動=議会活動を展開していきたい。(宮下裕美子)

町民のみなさん、どうぞよろしくお願いします。

なお、今回も外部組織へ派遣されることはありませんでした。近隣議会議員のみなさんや町内各組織のみなさんと、組織の一員として一緒に仕事をすることができないは残念です。
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【月形町議会内組織】

議 長 :堀 広一
副議長 :金子廣司
監査委員:大釜 登

議会運営委員会   :委員長)楠 順一、 副委員長)大釜 登、
           委 員)金子廣司、 宮下裕美子
まちづくり常任委員会:委員長)宮下裕美子、副委員長)笹木英二
           委 員)堀議長を除く全議員
広報特別委員会   :委員長)楠 順一、 副委員長)宮下裕美子
           委 員)松田順一、 我妻 耕

森林・林業・林産業活性化・月形町議会議員連盟:全議員が会員
[林活議連]     会 長)笹木英二、 副会長) 楠 順一
           理 事)出村 隆、 松田順一
           監 査)宮下裕美子、我妻 耕
月形町議会議員会  :会 長)笹木英二、 副会長) 大釜 登
[議員の親睦組織]  幹 事)出村 隆、 松田順一
           監 査)宮下裕美子、我妻 耕
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【外部組織への派遣】

岩見沢地区消防事務組合議員 :大釜 登、 我妻 耕
月新水道企業団議会議員   :金子廣司、 楠 順一、 出村 隆
空知教育センター組合議会議員:松田順一
南空知ふるさと市町村圏組合議会議員 :  堀 広一
石狩川流域下水道組合議会議員:堀 広一

民生委員推薦委員       :楠 順一
高校教育振興協議会委員    :我妻 耕
農業再生協議会委員      :金子廣司、我妻 耕
環境保全推進協議会オブザーバー:出村 隆
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初議会打ち合わせのとき、私は「正副議長等が就任した際、【就任あいさつ】ではなく【所信表明】を行って欲しい。」と提案しました。賛同を得たと思っていたのですが、実際には【就任あいさつ】のまま。「言葉の違いだけで内容は同じ」と考えて前例に従ったのでしょうが・・・。

《言葉は思考の道具》とは、森啓先生のことば。森先生は「理論的思考力を高めるには基礎概念を曖昧に使用してはならない。」と常々おっしゃっています。当初、私は《言葉》の重要性に気づかず安直に使っていましたが、今は《言葉》の重さをひしひしと感じています。今回、月形町議会が選択した「就任あいさつ」という言葉は、今の議会の実態を表していると痛切に感じました。何を始めるにしても、まずは最も簡単な《言葉》を変えていく必要がありますね。

《言葉》といえば・・・
議長、副議長、議会運営委員長の就任あいさつで、とても気になった言葉がありました。異口同音に(町と議会は)「仲良く」「円滑に」「和を保って」と言っていたことです。

地方議会は二元代表制(町長と議会議員を別々の選挙で選ぶ=町長と議会がともに町民を代表する)であり、町(行政機関=役場)と議会(議員個人でなく、議会としての塊=合議体)は機関対立主義をとっています。お互いの機関が対等な立場で緊張関係を保ちながら、自治体の運営の基本的な方針を決定、監視、提案するという仕組みです。
一昔前の感覚(町と議会は車の両輪=町と議会が一体化した状態)は既に過去のもので、今は上記のような「機関対立主義」が一般的。全国で設置が進んでいる議会基本条例の骨子にもなっています。

月形町議会は議会基本条例制定の動きが全くない状態なので、一昔前の感覚が色濃く残っているのかもしれませんが・・・。 町民主体の議会運営、地方分権の受け皿と成りうる議会になるために、取り組むべき課題は多いです。

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