2016年11月26日
え”〜 どんだけ〜【議員の期末手当引き上げ/臨時会の傍聴】
議案は職員・町長(特別職)・議員の、給与や報酬の改定。それに伴う補正予算。
人事院勧告による職員報酬引き上げは、毎回そのまま適用しているので、今年も同様。
町長等の特別職も準拠してきた(これに対して私は毎回、準拠の理由を町長に求めてきたが、この件は長くなるので今日はスルーする)。今回、期末手当(年間)を0.1ヶ月分引き上げ、4.3ヶ月になった。
問題は議員の期末手当の引き上げ。
これまで2回引き上げを見送ってきた。理由は「議員の報酬は地域の実態に見合ったものにすべきで、町民の所得が上がっていない状況から引き上げる時期ではない。」という私の意見に他の議員も同調・理解を示していたから。私の任期中(9年間)に引き上げたことはなく、年間の期末手当は3.95ヶ月だった。
今回は議員発議の形式で、3.95 → 4.3ヶ月に一気に引き上げた。
説明に立った副議長は、「人事院勧告に準拠して期末手当を引き上げる。」とだけ言い。その後、議長が「質疑と討論は省略する。」と言って、何もなく議決された。
発議の場合、事前の全員協議会で「議員の合意がとれているから」という理屈で、本会議での議論を行わない慣例になっているが、意見の相違があれば発言することは可能。私はそうしてきた。
今回、何もなく進んだということは、議員はこの引き上げも、その理由も、納得しているということになる。
過去に見送ってきた時の意志はどうなったの?
議員が1人抜けるだけで、こうも方向が変わるのか?
私が議員を続けていたら、議会は同じ判断をしたのか?
前回の臨時会の衝撃(選任された副町長は議長の弟)と相まって、議会の存在意義を考えずにはいられない。そういえば、上坂町長は選挙戦の時からずっと「町と議会は、車の両輪」と言ってきた。まさしく、それを実践している。
★現在、社会の趨勢は「町と議会は、機関対立の関係」である。さらに「議会と議会事務局が、車の両輪」なのである。残念!