2018年05月30日

ちょっと、ちょっと、ちょっと!!!【JR札沼線バス転換】

今、北海道新聞を開いて驚いた!!!
え”−−−−−−−−−−−−

道新1面に「札沼線廃止バス転換へ 月形町が容認方針」って!

昨日の住民説明会では、全然そんな話になってなかったのに(1つ前の記事参照)、どうしてこうなるの??? と、1面2面と記事を読んでいくと

『住民説明会終了後の取材に・・・』

って、あの議論で、即決断して、そして記者に話したの?
信じられなーーーい。

1度の住民説明会で聞ける意見はほんの少し。
意見があっても、そこに参加できない人もいたでしょう。農業が基幹産業のまちで、田植えや植え付け真っ最中の農繁期なんだから。
議員の話は聞かなくていいの? 定例会はどうするのさ!

それに、あの住民説明会に参加していた人は誰一人、バス転換を容認したなんて聞いてない。町長の口からそんな発言は一切なかった。


町長は住民説明会の場で町民に対しては何も話さなかったのに、マスコミ記者には話すの?

それって、順番がおかしいんじゃない???

おかしいよ、コレ。絶対におかしい!!!

また先送り!?【JR札沼線沿線住民説明会】

JR札沼線の廃線問題が話題に上ってから1年半。これまで1度も町民向けの説明会がなかった月形町で、昨日(5月29日)の午後6時から月形町交流センターで初めての住民説明会が開催されました。

開始10分前の会場が右の写真。マスコミ各社(10社以上)が押し寄せ物々しい雰囲気に。最終的に参加者は約50人(町民+沿線から約5人)になりました。

なぜこんなにマスコミが集まったかと言えば、5月16日にJR北海道の社長が来町して上坂町長と個別会談、その後、上坂町長は記者団に「存続は存続は非常に難しく、苦渋の選択をしなくてはならない」と言い、廃止受け入れを検討して6月に最終判断する方針を示したから。今回初の住民説明会で何か動きがあると思ったのでしょう。

冒頭で町長は次のように話しました。
○(JR存続問題が起きてから1度も説明会を開かなかったのは)町民とJRが直接対峙しないよう、私が前面に出てやってきた。
○今回住民説明会を開催することにしたのは、4月にJRと正式協議を始め、5月16日にJRから回答をもらったから。JR側は、月形町がバス転換を決定した場合、月形町の交通体系づくりとまちづくりの両面に対して責任を持って取り組むという回答をしてくれた。この答えをもらえたので住民説明会を開いた。
○今回の説明会で町民の意見を聞き、6月7・8日の定例会でしっかり議会と話しをする。その結果を見極めて町長として判断する。

これを聴いて私は「そうか、新聞報道通りに6月末には結論が出るんだ」と思ったのですが・・・
担当課やJR側からの説明や資料は、バス転換に誘導する意図が見える内容でした。ハッキリ言わないまでも、この説明会は「バス転換に向けた布石」だと、この段階では感じられました。

その後の質疑応答になると何だか微妙な空気に。月高生の保護者(札幌在住)の他、町民7人から様々な質問があったのですが・・・

実は私も1つ
・・・町長はいつ(バス転換かJR存続かを)判断するのか?・・・  
現在、法定協議会で検討中の「月形町地域交通網形成計画」は今年度末に策定予定である。町はJR問題と町内交通は分けて考えるというが、バス転換かJR存続かで町内交通事情は全く違ってくる。今年7〜9月には町内交通網についての町民アンケートを採る予定だが、それまでに「バス転換」か「JR存続」かハッキリしていないと町民は答えようがない。中途半端なアンケートではまちづくりに活かせない。今後のスケジュールはどうなっているのか?

に対して、上坂町長は「ご意見をふまえて進めて行く」と答えただけ。

他に「町民への説明が足りない。きめ細かくやってほしい」「バス転換は、当初から1つの方向として提示されてきたのに、何も検討してないのか?」など厳しい意見や質問に、上坂町長は「町民や議員のみなさんとしっかり話しをしながら進めて行きたい」というだけ。具体的な話しは全くなし。

あれ??? 
先の新聞報道の「6月に最終判断する方針」というのは何だったのか??? 
という結末でした。

いつまで結論を先送りするのか?  
そのせいでどれ程の人員と時間がJR問題につぎ込まれ、それ以外の重要課題がなおざりになっているか、考えているのだろうか?
影響は月形町内だけじゃない、沿線の4自治体全てに関係しているのよ。

心配と不安と失望が入り交じった住民説明会でした。

1

▲TOPへ戻る