2018年09月30日

備えあれば・・・【台風24号に備えて】

台風24号は今まさに日本列島を横断しようとしていますが、北海道月形町は夕方から小雨がぱらつき始めましたものの今はまだ穏やかです。

台風の進路からは外れているものの、強度最大級の台風に対して備えはるのは当然! 
というわけで、昨日から花切り・撰花の合間を縫って対策を進めました。

晴天無風の昨日は越冬ハウスの破れ補修。台風21号で屋根に枝が刺さったり、妻や腰がちょこちょこ破れてたり。テープで補修できるところもあれば、ビニールをずらして穴をふさいだり、ハウス全体を古いビニールで覆ったり。大した破れじゃないのに「台風が来る」となるとキッチリ対応するから案外時間がかかりました。

そして今日は全てのハウスをキッチリ閉めきり、飛びそうなものは片付けたり重石を乗せたり。できることは全部やって、あとは台風が過ぎ去るのを待つのみ。


日本全国、被害が最小限で済みますように。
みなさん、ご安全に!

2018年09月20日

議員定員10→8【月形町議会定例会/傍聴報告】

9月4〜14日まで開かれた月形町議会。台風や地震で日程変更もあり、私も被害対応で全ては傍聴できなかったのですが、それでも時間を作って【町議会議員の定数変更】と【町立病院の経営】だけは傍聴してきました。月形町民にとってとても大事なことが話し合われていますので、1つずつ報告します。まずは・・・

■月形町議会議員定数の削減 来年4月の選挙から10→8■

9月14日(金)の最終日に発議として提出された。月形町議会では発議をする場合、通常は事前に「全議員一致で賛成」を取り付けているので、本会議での質疑も討論もない。今回も金子副議長が「提案理由の説明」を淡々と読み上げたあと、全会一致で可決された。
その「提案理由」の要点は・・・

・平成19年に定員15→10、以降変更していない。
・議員定数を考える前提として「住民の数」「多元的意思の反映」がある。
・「議会として機能する人数」「地域への配慮」を念頭に、「全員協議会」で検討を重ねてきた。
・「人口減少」「厳しい町財政」を鑑み、議員自ら目に見えるかたちを示すべきとなり、定数を10から8に削減する。

■私の意見

提案理由はもっともらしく聞こえるけれど、私は納得できない。
だって、議会本来の役割(町民の代弁者として、多様な意見を戦わせて合意形成をする)を果たすには、様々な人が議員になれる余地が必要で、そのための手立てを何も打たないまま、町民に意見を聞くこともないまま、議員だけで議員定数を削減してしまったから。(月形町議会は59歳以上の男性のみ)

議員定数は町民が議員になるための大事な情報なのに、定例会直前に北海道新聞(9月1日)が記事にするまで、町民には全く知らされていなかった。今年2月の議会報告会はJRと病院のみ、全員協議会の日程は非公開、パブリックコメントも求めていない。町民は蚊帳の外で、議員自らの身分に関することを議員だけで決めてしまった。
他にも細かい矛盾がいっぱいある。

■どんな議論をしてきたのか

「提案理由」で全てを表現できないのも理解できるので、これまで月形町議会がどんな議論をしてきたのかを知りたい!

ということで9月14日、「議員定数に関する全ての議論」について情報公開請求しました。2週間以内に開示されますので、詳細は後日報告します。
※ 写真は北海道新聞の記事。1枚目は9月15日、2枚目は9月1日

2018年09月17日

予定どおり開催【北海道自治体学会・地域フォーラム 9月23日(日/祝)】

2018年度 北海道自治体学会 地域フォーラム in 札幌「地域存亡リスクと地方自治」は、来週日曜日(9月23日 14:00〜 北海学園大学)開催です。

詳しくは添付のチラシをご覧ください。

北海道自治体学会ホームページ http://jititai.net/hokkaido/

多くのみなさんのご参加をお待ちしています。

なお、今回は日本地方自治研究学会との共催で、同会場で第35回全国大会も開催されています。北海道自治体学会の会員は午前中のセッション(自由論題1を除く全て)を傍聴することができます。内容は以下をご覧ください。

日本地方自治研究学会ホームページ http://www.skattsei.co.jp/tihoujichi/

2018年09月15日

復旧完了【台風21号の被害】

台風被害から10日目にして完全復旧できました♪ 

結局、被害が大きかったビニールハウスは4棟で、そのうち1棟は終了することに。残り3棟は見た目以上にダメージがあって修復に手間取りましたが、昨日完了できました。ほっと一息です。

ここ数日気温が高く、昨日は最高気温が26.3℃と初夏並みに上昇。スカビオサがどんどん咲いて、花切りと撰花に追われています。が、2週続けての3連休でブライダル需要が高く、欠品せずにお届けできるのが何より嬉しいです。それもこれも冷蔵庫が稼働しているお陰。ハウスの復旧作業が終了したので、これから少しは余裕が持てるかな〜

みなさんにはご心配をおかけしましたが、もう大丈夫です。ありがとうございました。

これまで滞っていた諸々の仕事にも手が回るようになりましたので、もう少々お待ちくださいませ。よろしくお願いします。
以下はハウス被害と復旧の詳細。備忘録として。
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■1棟目)スターチスの新苗ハウス:出荷を始めた翌日に台風被害にあい、天井ビニールを剥がされた上に中間の10メートルほどは骨までグチャグチャ。救いだったのは、風上側の腰ビニールが残っていたこと。→→→ 被害3日目に修復完了。スターチスの傷みはほとんどなく、現在出荷中。

被害時

復旧時

■2棟目)ほうれん草ハウス:出荷まであと2週間ほどに育っていた。天井ビニールが落ちたけれど腰ビニールが両側残っていたので、ほうれん草に影響なし。ほうれん草は露地栽培も出来る。→→→ 落ちた天井ビニールを上げるだけで修復できると思っていたら・・・ 中央7メートルほど足が持ち上げられ20cmほど押し広げられていた。弓も変形していたので、結局、中央部の骨全体を修復。被害8日目に修復完了。ほうれん草は温かくなって順調に育っている。

被害時

復旧時

■3棟目)ほうれん草ハウス:2棟目より遅く播種したので、まだまだ小さい。こちらも天井ビニールが落ちたけれど腰ビニールが両側残っていたので、ほうれん草に影響なし。→→→ こちらは風上側の妻部分が押されて壊れ、ハウス全体が斜めに傾く。妻を修繕、傾きはそのままにしてビニールを張って、被害10日目の昨日修復完了。ほうれん草も順調に生育中。

被害時

復旧時

■4棟目)スターチスのハウス:風上側の妻がグチャグチャに壊れ、ビニールもズタズタで見るも無惨。中のスターチスは2年目と3年目の株で出荷途中だったけれど、残りも少なかった。→→→ このハウス、今年は諦めて終了することに。見た目の悲惨さには目をつぶり、これから先に時間が出来たときに片付けることにする。1ヶ月先になるかな〜



今回の台風被害、月形町内では国道の南側が多かったそう。南東側から強風が吹き(竜巻のように筋状になって)通り道に当たったハウスや建物に被害が出ていた。うちのハウスより南東側にある電線が切れて、2軒のお婆ちゃんの自宅が長期間停電に。我が家のハウスを4棟壊して、その延長線上にある友人農家のハウス数棟を剥がし、その先にある少年院官舎のトタン屋根も剥がしていた。

同様に、筋状の被害が南耕地地区の花農家数軒にも。私の知っているのはここまでだけれど、他の地区もきっと同様でしょう。

2018年09月12日

台風21号から1週間、胆振東部地震から6日目

ちょうど1週間前の今頃、台風21号の強い風が吹き始めた。

そのあとハウスが剥がされ、停電になり8時間後に復旧。娘と孫が帰省して喜んだのも束の間、翌午前3時に胆振東部地震が発生してまた停電。ハウスの修復をしながらブライダル用の花の出荷を続けた。そして43時間後に電気復活。ただし、停電途中から電話もネットも通じなくなって情報過疎に。全てが復旧したのは3日前だった。
そして昨日、娘と孫は帰っていった。

実に多くのことが起きた1週間。

仕事を終えて夜遅くに自宅に帰ってきたら、静かな家は以前のまま。
この1週間、旅に出ていたんじゃないかと思うほどの非日常だった。

ラジオから刻一刻と伝えられる情報に、どれほど驚かされたか。
ネットを通じて声をかけてくれる友人に、どれほど励まされたか。
近所の人との会話や知恵に、どれほど安心・感心させられたか。
孫というより「赤ちゃん」の笑い声や鳴き声に、どれほど救われたか。
娘が町内を散歩しながら集めた新鮮なローカル情報が、どれほど役立ったか。
夫の頑張りと配慮に、どれほど助けられたか。

人は、多くの人と繫がる方が幸せだと実感できた1週間だった。

みなさん、ありがとうございました。

私の周りはほぼ日常に戻っているものの、胆振東部地震の震源地周辺や液状化した札幌市の一部、そして台風21号の被害にあった大阪府の一部では、まだまだ被害が続いている。

今回の台風や地震で亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。
被災されたみなさんにお見舞い申し上げるとともに、どうか出来るだけ早く日常が取り戻せますように。

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