2019年06月28日

審議会傍聴&住民説明会参加【令和元年第1回月形町地域拠点施設整備等審議会&住民説明会】

昨晩開催された標題の審議会(←バスターミナル複合施設整備の関係)を傍聴し、つづく住民説明会も参加してきました。以下、報告と所感です。
 
■審議会

・初めて開催された審議会は、委員委嘱(任期2年)と審議内容説明で終了し、本格的な議論は次回から。
・委員は20名(町内公共団体・関係機関から14名、識者4名、公募2名)うち女性は7人。
・会議や議事録は公開
・スケジュール 
 2019年6月 第1回(←ココ)
 7月後半頃 第2回(現地で状況把握後、会議)
 8月〜9月 道内外を先進地視察
 10月   第3回 素案づくり(審議会回数増もあり)
(11月 可能であれば町政懇談会で町民に説明)
 12月   第4回 方針決定(審議会回数増もあり)
※2019年12月までに方針を決定したいが、審議状況によっては延長もある。ただし、遅くても2020年2月頃までに結論。
 
《所感》
今回の審議委員は顔ぶれが新鮮で、特に若手と女性が多くて好感と期待が高まります。審議内容が大型公共施設や公園の整備であり、生活者の視点が重要な上に将来的な負担にも関わることなので、何よりでした。さらに、審議会の福井会長が最後に「今日の説明を各自持ち帰り、各団体や家族の方などと話し合いをして、次回は意見を出し合いましょう」と呼びかけてくれました。活発で開かれた議論できる雰囲気にも期待を持ちました。
一方で、説明された資料には費用概算がほんの少し掲載されていただけで、財源や町財政状況には全く触れられていませんでした。夢を描く(方針を決定する)には、それを実現するための財政的裏付けは必須で、それを合わせてしっかり議論して欲しいと思いました。一般会計予算36億円ほどしかない自治体で、建設費だけで5億円程+α(土地取得など)+公園整備という大規模な事業の方針の決定なので。
もう一つ。スケジュールには改めて驚きました。半年でこのボリュームを審議し結論が出せるのか? 審議回数を増やせると言っても最長2ヶ月間の延長しか予定されていないのも不安です。期限に急かされず委員のみなさんが納得する議論ができることを、切に願っています。
 

■住民説明会(町主催)

・全町民対象に開催される町が主催の説明会。この時期に開催するのは今回1回のみ。以降は、審議会主催の意見交換会などが検討されている。
・参加者は町民約20人(うち議員3人)。候補地に住む住民の方が多かった。また、公共交通網形成計画策定時から継続して参加している人も。この他、オブザーバーとして審議委員8人が出席。
・説明内容は審議会のときに行ったものとほぼ同じ。
・配布資料は概要版で、審議会に配布した資料から費用等部分を割愛したもの。
・参加者から「よくわからない」「地域公共交通との関連性は?」「費用や財源はどうなっているのか?」「町長の方針が見えない」「この先どうなるか不安。現状課題や問題意識を示した上で、その解決策としてこの事業があると説明して欲しい」「高齢者(弱者)の視点を大事にして欲しい」「町民の意見は多様だから審議会委員や議員に委ねる」等の質問や意見が出ていました。
 
《所感》
これまで町は、事業や方針がほぼ決定した段階で住民説明会を開いてきたため、参加した町民の多くが「決定事項の説明を受ける場」という認識だったかもしれません。今回はスタート段階だという説明が十分でなく(町側は説明したつもりだと思うけれど、最も大事なこの部分を強調していなかったので)町民には届いていないと感じました。
また、町側は「以前から計画を策定したり、アンケートを採ったりと段階を踏んで進めてきた」と説明しましたが、町民側にすれば、昨年同じような名称の似たようなアンケートが何度もあり、よくわからないままに進んでいる印象。町側と町民側との意識の開きが大きいと感じました。この部分、議会も絡んで上手く持っていけないものか・・・
副議長と常任委員長も参加していたので、議会でも議論できればと思います。

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