2019年07月23日

参議院議員選挙が終わって思うこと【第25回参議院議員選挙】

国政選挙があったのか?と思うほど、状況も気持ちも変化がないのは初めて。自分が歳を重ねてからなのか? 世間が言うように「盛り上がらない選挙」だったからなのか? それにしても投票率の低さには驚いたし、これが現実かと思うとガックシ・・・
 
と言っても、思うこともあったので書き残しておこう。
 
■午後8時すぐに3議席とも当確なんて!
北海道選挙区は定数3。選挙終盤「上位2人(元知事のはるみさん、立憲の勝部さん)は当確、3議席目が自民か共産か」みたいな報道だったのに、開票開始時刻すぐに自民の岩本さんにも当確。もう終わり!? すっかり興味を失ってしまった。
報道機関が一生懸命調査したその仕事の結果なんだけれど、こんなことを見せつけられると自分の1票の重みを感じられない。結局、サンプル調査で充分じゃないかと擦り込まれているよう。
選挙をしたら開票して票数を確定しなくちゃならないんだから、開票作業に従事する人に敬意を払って待てないものなのか・・・ 報道関係者も働き方改革! 余計なことをしなくてもいいよ。
 
 
■参議院議員選挙の複雑さ
参議院議員選挙は複雑すぎる! 特に比例区は本当に複雑で何とかならないか。投票所記帳台に貼られた候補者リストは小さすぎて見えないくらい。狭い空間でクラクラしちゃった! 
■比例の個人得票と特定枠
比例区個人得票で最多99万票だった「れいわ」の山本太郎氏が落選するという現実。選挙の仕組みを活用した「れいわ」の作戦なのは解るけれど「山本太郎」と書いた有権者の想いを考えるとビミョー。
やっぱり、複雑な選挙制度は良くないと思った。
■選挙区と比例区
私は、参議院は専門家か当事者が議員になる方がイイと思っている。衆議院のカーボンコピーには断固反対。衆議院に落選した人や国政で仕事がしたいというだけの参議院議員では意味がないと思っている。
だけど、だけど、投票したい人に投票できない現実。意中の人が他の選挙区に立候補しているから。比例区だったら入れられるのに・・・
北海道選挙区の候補者はいつも衆議院と何ら変わらない人達。そこから選ぶとなると必然的に衆議院のときと同じ思考で選ぶしかなくなる。何だかんだ言っても、そうやって選んでしまう私自身に残念。
 
 
■「れいわ」の取り組み
れいわ新選組の勢いが都市部やネットを中心に広がっているのを知っていたけれど、必ずしも主張に共感できなかったので深掘りしていなかった。だけど、比例特定枠で当選された舩後さんと木村さんが、ASL患者と重度障害者で介助者を必要とするのを知って(今頃で恥ずかしいけれど)なるほどと納得した。新しい社会を切り拓くかもしれない。
1977年八代英太さんが初めて車椅子で登院した姿を覚えている(私は当時10歳)。当事者が議員になることでバリアフリー化が進んだ実例で、すごいニュースだったのを思い出した。

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