2019年10月09日

行動することの重要性【北海道自治体学会ジェンダー研究会】

先週の日曜日(9月29日)午後、北海道自治体学会ジェンダー研究会を札幌市内で開催しました。今回は「行動する女が未来を拓くー行動する女たちの会 20年の記録ー」DVD鑑賞会。
 
「行動する女たちの会」とは、国際婦人年をきっかけに1975年に発足し96年に解散した、ウーマンリブ/フェミニズム運動に共感し、性差別社会を変えようと具体的な行動を起こした女たちの集まりです。インスタントラーメンCMの「私作る人、僕食べる人」や、NHK女性アナウンサーが天気予報アシスタントばかり担当していることなどの性別役割分業に抗議し、家庭科の男女共修などを実現しました。
 
DVDは、『行動する女たちの会 資料集成』全8巻(2015年、六花出版)の出版記念会で、当時の活動等を振り返ったメンバーの映像記録や、参加できなかったメンバーのインタビュー、既に亡くなられたメンバーのフィルムなどを編集した1時間ほどの資料映像です。
研究会ではDVDを鑑賞した後、参加者それぞれが感想や現状課題や解決手法等を自由に話しあったほか、持ち寄った貴重な資料等も見せていただきました。

 
私は現状の男女不平等を肌身に感じ、現状を変えたいとの想いから北海道自治体学会にジェンダー研究会を立ち上げました。私自身は身の回りの現象を捉えて改善することしか思いつきませんでしたが、研究会で参加者のみなさんと話し合ったり、活動の歴史を知ることで、深い洞察力と新たな視点そして行動する勇気が育っているのを感じます。刺激し合うって大事ですね。
 
次回のジェンダー研究会は、12月7日(土)13:30〜 です。
「ジェンダーについて 大学生が真剣に考えてみた(佐藤文香著/明石書店)」を参考図書にして実施します。事前の課題がありますので、参加希望者は宮下(コメント欄やメールなど)でご連絡ください。

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