2019年11月13日

ちょっと改善するも、さらに・・・【町政懇談会報告】(1)配置と進行

先週から始まっている町政懇談会。昨日(11月12日)は3回目で、交流センターを会場に、北農場地区・市北地区・赤川地区を対象に行われました。私の住んでいる市南地区はすでに終了しているので、対象地区外でしたが参加してきました。(町政懇談会は町政全般を話題にするのでどこの地区に参加しても問題ないはずなのですが、そのことはどこにも案内がないんですよね〜。ちょっと残念。)

昨日の対象地区は市街地で、町内で最も人口が多い地区なのですが参加者は10人。1回目(札比内)や2回目(市南、南耕地、知来乙)よりも少なかったとのことです。
 
今年の町政懇談会の(町側の)目玉は「町からの説明事項と町側の出席者を少なくし、町長との懇談を主に行います」というところ。上坂町長が町長就任以来改善したいと思ってきたことを、4年目にして初めて実現できたとのことです。
 
まずは座席の配置を工夫していました。
町長1人が中央前に座り、それをぐるっと取り囲むように町民席、横側に副町長と教育長と説明者(企画振興課長と参事)と司会(地域担当の課長)、後方に地域担当の職員(6人)でした。
去年までの「対峙型」から改良されていたのは良かったと思いますし、参加町民からも好評でした。欲を言えば「円卓型」に。もっと和んだ雰囲気になると思います。
 
それで・・・もうちょっと改善してほしいことも。

これまでの「町側が一方的に説明会する形態だったのを改善した」とのことなのですが、最初の40分は町側の一方的な説明でした(苦笑) 
町側が用意した複数の内容を一気に説明するやり方もそうですし、行政用語がいっぱいの堅苦しい表現、主要テーマの「JR代替バス」以外は資料がなく口頭で数字や日付をふんだんに盛り込んだ内容の説明・・・ 途中から「何を言っているのか解らない」状態になっている町民の姿がありました。また、資料があっても口頭で説明するだけなので、資料のどこを見れば良いのかわからない人も多く、伝わっていない雰囲気でした。

やっぱり「プレゼンテーション技術=ポイントを絞った伝え方、聴き手側に寄り添った表現」が必要ですよね。
 
一通りの説明が終わったあと、町長との懇談の時間に。
冒頭、町長から「これまでとは違って町側の人数を絞ったので、これまでのように即回答はできないが、みなさんからの意見を聴いて懇談したい」と前置きがあって始まった懇談です。
町民からの意見や質問は去年よりも活発に出ていたとは思うのですが「意見として伺った」だけで終わったのが残念でした。方針を決める町長がその場にいながら「町民の意見公聴」で終わってしまって「懇談」にはならなかったから。また、全ての話題は町民からの手上げで始まっていたのですが、町長から町民に聴きたいことはなかったのか? 町長はどのような「懇談」をイメージしていたのか・・・
 
物事を前に進めるのは難しい。初の試みだからギクシャクしている部分があるのは理解しますし、試行錯誤を繰り返しながら進んでいくものだとは思います。ですが、現状では町政懇談会は年1回、上坂町長にとって任期最後の町政懇談会だったんです。


【追記:2019年11月13日夜】
13日夜、今年の町政懇談会最終回の南地区広域集落会館にも行ってきました。上坂町長と関係が深い地域のこともあって、活発な意見交換がなされていました。やはり話題は地域それぞれ。議員としてとても参考になりました。
会場の広さは小さめで距離が近くて良かったのですが、その分、イスの配置は以前と変わらない教室型=対峙型。女性の参加者が(私以外に)1人だけで遠慮して後方の隅に座っていたのが気になりました。円卓型なら全員が顔を合わせながら話ができるのに、ネ。

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