2020年04月14日

花業界の厳しい現実。さて、どうするか・・・【新型コロナウイルスの影響】

今朝の日本農業新聞の1面。大見出しを見ただけでも・・・
 
3月4月の卒入学や送別歓迎が縮小になった時点で影響が出ていたけれど、大消費地である都市部の緊急事態宣言と外出自粛で小売店(街のお花屋さん)が休業し、市場での対面セリが縮小され・・・ 花そのものが動かなければ、生産現場で素晴らしい花ができたとしても消費してくれる現場にお届けすることもできない。厳しい現実。
 
北海道での花の本格的な出荷はこれから(5月〜11月末)。だけど、既に準備も生産も始まっている。(苗の発注は昨年秋くらいからなので、今さら止められない。我が家のスカビオサも種の発注をしたのは昨年秋。種だからといっていつまでもとっておけない。発芽率の低下で何の価値もなくなってしまうので、まずは苗を作る。)
先の見通しが立たない中で、これからどうしたものか・・・ 
 
状況が好転することを願って、今は粛々と作業を続ける。
万が一に備えた対策も頭に入れながら。
 
昨年のお盆の菊の暴落(=再生産できない程の価格)を受けて、新規就農以来続けてきた輪菊作りをやめた我が家。いつもなら菊の直差しで大忙しなんだけれど・・・ 今年の春はいつもと違った春。
 
 
※ 連日、近所の麦畑にはマガンの群れ。若葉を食べてる。のどかな風景なのだけれど、麦農家にとっては食害で大きな損失が出る現実。自然界には色んなせめぎ合いがあって、それでもみんなで生きていく。

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