4つの大切なもの

 私には4つの大切なものがある。


 ひとつは「家族」

 ひとつは「仲間」

 ひとつは「花」

 ひとつは「まちづくり」


 これらは私が私として生きていくために必要なもの

 どれ一つとして欠くことができない

 どれもが同じように大切なもの


 時に順序がつくことがある

 それは私の身体が一つだから

 それは今が行動する時機だから


 私の大切なものはお金では買えない

 私の日々の生活の中で育まれてきた

 これからも私とともに大きくなっていく

  • 家族

 私にとって「家族」は


・全ての基本(出発点)

・守るもの、守られるもの

・社会への最初の窓

家族

 私の家族は、夫と娘と息子の4人です。この家族によって私の身体や心が支えられています。そして私も家族を支えています。

 家族は私にとって、社会へ通じる最初の窓です。それぞれが一人の人間としてそれぞれの社会を生きていますが、そこで感じる嬉しいことや悲しいこと、問題点などは、家族に持ち込まれます。今まで知らなかったこと、思いもつかなかったこと、共感したり、反発したり。家族と過ごすことで、自分の人生が何倍にも広がります。

  • 仲間

 私にとって「仲間」は


・心の支え(嬉しいときも、辛いときも、やっぱりそばにいる)

・元気の源(話すだけで元気が湧いてくる)

・自分の現在位置を教えてくれる「しるべ」(「自分」を気付かせてくれる)

 ママさんバレーの仲間、NPOふきのとうの仲間、地球を愛する会@月形の仲間、私にはたくさんの仲間がいます。

 みんな目的があって集まってきた仲間なので、積極的で、生き生きとし、活動を楽しんでいます。その姿勢が私に伝わり、私も何かを伝えていく。私の元気の源です。

 仲間に接することは自分自身を鏡に映すようなもの。仲間には嘘は通用しません。自然に自分に素直になれます。つまり仲間は私の「しるべ」です。

 私にとって「花」は


・仕事(切り花栽培農家。つまり、生活の糧)

・自己表現(花は作り方で姿を変える)

・探求心(新技術の導入や販売の仕方など、奥が深い)

・繋がりと広がり(町内外の様々な組織や人と、花を基に繋がっている)

花の仕事

 私の仕事は農業で、切り花栽培をしています。私の実家もカーネーションを作る農家ですし、この月形町に住むようになったきっかけも「花」です。私は小さい頃から花で結ばれて育ちました。

 花作りは自由です。栽培も販売の方法も自分で選ぶことができます。また、時代時代で求められるものは変化します。だから常に「喜ばれる花」「作りたい花」を目指して進むことができます。

 「花」を介しての繋がりも私にとって重要です。月形花き生産組合の方や、カットフラワーアドバイザー北海道クラブ(C.F.A. Club Do!!)を通して知り合った道内の生産者と市場と花屋さんと消費者、我が家の「花」に興味を持って訪ねてきてくれる人など、「花」があったからこそ繋がれた人が数多くいます。

  • まちづくり

 私にとって「まちづくり」は


・出会いの場(まちづくりは、業種や年齢の垣根を越えた、新たな出会いを生み出してくれる。)

・作り出す喜び、変化する喜び(まちづくりに参加することによって、まちも、私も変わってきた)

・実践(理論や評論だけでは何も始まらない。行動が大切)

・視点の拡がり(身近なことから世間の流れまで、様々な観点から物事を考えられるようになった)

・ライフワーク(一生取り組んでいきたいこと)

 「まちづくりは人づくり」と、よく言われることですが、私自身まちづくりに参加することによって成長してきました。それは多くの新しい出会いと会話が、多様なものの見方や、世の中の現実を私に教えてくれたからです。さらに、行動することの重要性と、その後の成果を体験させてくれたからです。

 自分の住んでいる「まち」を想い、「まち」のために何かをしたいと思う人は見えないところでも繋がっていて、時に大きな力を発揮します。その力を感じ、発信できるよう、私自身も「まちづくり」をテーマにしています。

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