2011年11月15日

「市民参加手法の公開研究会」と「道北地域地方自治土曜講座」のご案内

今朝窓を開けたら真っ白雪景色! 
いきなりの積雪10cmに面食らっています。
いよいよ冬ですね。

10月後半から続く視察や行事、勉強会、会合、調査で様々な立場の皆さんとお話しする機会が続いています。人との会話から得るものは大きいですね。たくさんの情報に触れて五感は総動員され、刺激的な毎日です。整理が付きしだい報告します。

さて、今日は皆さんに2つの勉強会のご案内です。
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1つ目は、北海学園大学開発研究所とNPO法人自治体政策研究所が主催する「市民参加手法の公開研究会」。私は問題提起者の一人として参加します。(詳しくは下に)

私以外の問題提起者は、地方自治において先駆的な取り組み実績のある首長ばかりなので少々気後れするところはありますが、課題を掘り起こすという議員目線で臨みたいと思います。

現在、この研究会に向け自治体の現状を把握するべく調査を進めていますが、課題を背負って話を聞いていると様々なことが見えてきます。「知っているのことと分かっていることは違う」と(今回司会をされる)森先生がよくおっしゃっていますが、まさしくその通り。準備段階からとても勉強になっています。

当日は会場との討論の時間も多く取っているとのこと。会場が一体となって議論できるということなので一層刺激を受けられそうで楽しみです。どうぞ皆さん、ご参加ください。


【市民参加手法の公開研究会】

●研究テーマ  1)自治体財政の確立方策 ・政権党の地域主権と自治体財政の自立
                    ・国庫交付金制度の改革策
       2)市民参政の方策    ・市民行政の具体策
                    ・自治体議会への市民参加

●開催要項  [主 催] 北海学園大学開発研究所・NPO法人自治体政策研究所
      [後 援] (株)財界さっぽろ
      [日 時] 平成23年11月19日(土) 13:30〜16:30
      [場 所] 北海学園大学・7号館D20番教室
      [主催者挨拶] 北倉 公彦(北海学園大学開発研究所所長)
      [開催 趣旨] 渡辺 克生(自治体政策研究所副理事長)
      [問題提起者] 北  良治(奈井江町長)
              片山 健也(ニセコ町長)
              青山  剛(室蘭市長)
              宮下裕美子(月形町議会議員)
              内田 和浩(北海学園大学経済学部教授)
      [司   会] 森   啓(北海学園大学開発研究所特別研究員)
      [参加費] 無 料
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2つ目は「道北地域地方自治土曜講座」。

地方自治土曜講座が昨年で終了し議論の場が減ったことが非常に残念でしたが、今回道北地域の皆さんが企画してくれました。地域が主体となって地域課題を解決しようと動き出すことは素晴らしいです。いつかこんな企画を道央圏(あるいは空知、あるいは月形町)から発信・開催できたらと思っています。
案内文書をそのまま添付しますので、お近くの皆さん、興味のある方、ぜひご参加ください。
(私は今回、所用があり参加できません。とても残念です。)


【道北地域地方自治土曜講座 ~ 持続可能な地域社会づくりに向けて ~】

 人口減少時代を迎えた今、これからも持続可能な地域社会づくりをいかに目指していくか、地域課題の解決を目指し、よりよいまちづくりをどう進めていくか、これからの地域の活力を生みだす政策や戦略についてどうするか、など地域ではさまざまな問題を抱えています。これらについて地域で考えるため、道北地域地方自治土曜講座を9年ぶりに開催します。自治体職員・議員、市民の皆様など多くの皆様のご参加をお願いします。

主催  道北地域地方自治研究会(代表幹事:中川町・松井健)
後援  上川町村会、上川町村議会議長会ほか
【日 時】 平成23年11月26日(土) 13:00〜16:30 (受付12:30~)
【会 場】 旭川大学 (旭川市永山3条23丁目) 
【参加費】 500円
【内 容】 ■講演①「公有財産管理の課題」 (13:10~14:40)
       講師 北海道大学公共政策大学院教授 石井吉春氏
      ■講演②「東日本大震災が映したこの国のかたち~地方自治を考える完成の回復~」
       講師 旭川大学・旭川大学短期大学部学長 山内亮史氏   (15:00~16:30)

<参加申込>(1)お名前 (2)所属 (3)住所 (4)電話 (5)E-mail をご記入のうえ、
       下記申込先まで、ホームページ、メール、FAX、郵送でお申し込みください。
       締切は11月22日(火)です。多数のご参加をお待ちしています。
<申込先>
  (1)申込フォーム http://ws.formzu.net/fgen/S7800145/ ※直接申し込みできます
  (2)E-mail:dohoku_jichi@yahoo.co.jp 
  (3)FAX:0166-83-3583 山本 宛
   ※お問い合わせ 東神楽町役場まちづくり推進課・山本 TEL:0166-83-2111(役場代表)

なお、現在道北地域地方自治研究会では会員の募集も行っております。会の内容は、道北地域地方自治土曜講座の運営、研究活動などです。ご希望の方は山本までご連絡ください。

2011年11月13日

全員協議会(2011.11.4)指定管理者選定委員会

11月4日午後、広報特別委員会終了後すぐに全員協議会が開催されました。
今回は「指定管理予定者選定委員会に、議会から2名の委員を選出してほしい」という町側に依頼にどう対応するか、が協議内容です。

過去の指定管理者の選定は、副町長を筆頭に役場管理職が委員になっていました。今回は温泉施設という今までにない利益も上がる大規模な施設が対象なので、外部委員も加えて慎重に対応したいというのが町側の意向のようです。

議員間協議では
・議会はチェック期間であるから選定委員に入るべきでない。
・元々(選定委員会に)議員が入っていないものを、あえて今入る必要ない。
・小さい町故に、温泉施設や(現在指定管理を受けている)振興公社と全く関係がない議員は少ない。
・職員+外部有識者で対応できる。
等の意見があり、

「議会からは派遣しない」という結論に達しました。

2011年11月12日

野田首相「TPP交渉参加」表明を受けて

野田首相が「TPP(環太平洋経済連携協定)交渉参加に向けて関係国との協議に入ることとした。」との記者会見の様子が、昨晩から何度も放映されています。一つの結論が出されました。

「TPP」がマスコミで大きく取り沙汰されたのはここ最近のことですが、話題が出てきたのはもう随分前のこと。
ある政治評論家がラジオで「TPPって騒ぎ出したのはここ2,3週間のことでしょう。これで結論を出すなんて、情報が少なすぎる。」と言っていましたが、月形町では少なくとも1年前には常任委員会で話題になり、今年の3月には反対集会も開かれました。農業が基幹産業なので、早い段階から感心を持って地域全体として取り組んできたのかもしれませんが・・・それにしても都市部の反応の鈍さには驚きです。

それにマスコミの報道姿勢もどうかと思います。
「農業 vs 他産業」「地方 vs 都市部」の構図で語られ、国会での議論にまでこの構図を当てはめて報道していたからです。もし何の対策も取られないまま「例外なき関税撤廃」がなされたとすれば農業は間違いなく打撃を受けるでしょうが、非関税障壁に守られた加工業など他産業も大きな痛手を受けるはずです。また、日常的に加工品を多く使う現在の消費者にとっても様々な形で影響は出てくるでしょう。
確かに農業団体は大規模な反対運動を繰り広げてはいましたが、マスコミはあまりにもそれに乗りすぎたのではないでしょうか。 

マスコミがTPP問題の本質に真摯に向かい合っていたならば、もう少し違った報道があったでしょうし、国民の反応も違ったものになったように思います。政治のポピュリズム(大衆迎合)が叫ばれていますが、マスコミだって同じでしょう。「マスコミの使命とは・・」そんなことも考えさせられました。

とは言え、TPP交渉参加に賛成派も慎重派(もしくは反対派)もそれぞれの立場における「利」を発言していて、たぶんどれも正解なのだと思います。だからこそ高度な政治決断が必要でありそれを担うのが首相なのですから、その判断は尊重したいと思います。あわせてこれからの交渉の経過や今後の対応についても注目していきます。


ちなみに、私のTPPに対する考えは・・・

将来的に見て自由貿易は必要だと考えます。だからといって今回のTPPがその足がかりとして相応しいかは疑問です。その要因の一つは、アメリカがTPP参加主要国として大きな力を持っていること。これまでの歴史と関係性の中で対等な交渉ができるのかが疑問だからです。

そしてもっと大きな問題点として「日本の将来像」が明確でないこと。
特に農政においては全く見えません。長年行ってきた減反政策と転作奨励、そしてその後の自給率向上のための政策に一貫性が見られないからです。戸別所得補償制度も将来の自由貿易に備えた準備政策として有効と思っていますが、今の制度設計では役に立たないでしょう。
医療や介護、福祉なども、高度化や高齢化による給付費用の高止まりに対する手だてもなければ、そのサービスを担う人材不足の問題にも手が打たれていません。既に生産人口減少時代に入り、海外からの人材やサービスを受け入れるのかどうかも喫緊の課題です。

「日本の将来像」を持たない段階でTPP交渉に突入したら、国益に添った妥協点など見いだせないのではないでしょうか。「日本の将来像」が見いだせれば、たとえ不利益を被る分野になろうとも一人一人が考え対処していくと思うのですが、どうでしょう。

2011年11月11日

秋も深まって・・・暖かな11月

今年の秋は暖かい! 
北海道に住むようになって一番暖かい秋のような気がします。

写真は役場前の植え込み。目に鮮やかな緑の芝生と落ち葉の山が印象的です。
それにしてもキタコブシの落ち葉集めが大変ですネ。いつもなら木の葉は初雪とともにも一気に強制的に落とされるので、こんな風に毎日落ち葉集めをすることはありません。落ち葉の山を目にして関東の冬を思い出し、懐かしくなりました。

今日は2011年11月11日。それはさておき、この時期になっても雪らしい雪が降っていないのは珍しいことです。それに強い冷え込みがないのも今年の特徴ですね。

例年この時期になると、無加温ハウスで育てている花は朝の強い冷え込みで凍れ、路地の花は雪の重みで折れ、花の出荷も終了する時期です。しかし今年はこの暖かさで思いの外と言うよりそれなりの量の出荷を継続しています。農家的には嬉しい誤算です。

一方議員活動としては、農作業の減少を見越して様々な研修や仕事を入れていたので、これまた誤算。時間のやりくりが厳しくてバタバタです。(ブログが書けない言い訳です。ゴメンナサイ。)

合間を見つけて報告しますので、どうぞ時々覗きに来てくださいね。

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