2019年08月31日

吹田市議会の個人視察【大阪旅その2】

大阪伊丹空港に降り立ったのは、8月30日午後2時。定刻より20分も遅れたのは航路混雑だったから。ヤキモキしながら飛行機の外に出ると、全身を包む湿気! でも、案外暑くなかったです。あっ!1枚脱いでました。
 
空港からはモノレールと阪急電車を乗り継いで、吹田駅に。そこで出迎えてくれたのが、議会事務局研究会メンバーで吹田市議会事務局の岡本さん(いつものごとく初対面!)。地続きの市役所まで歩きながら話していたら、あっという間に打ち解けました(笑)
 
そのまま議会の入っている中層棟3階(〜5階)へ。そこで事務局長の宮田さんと合流。まずは基本的な情報交換。なんといっても吹田市は人口37万・17万世帯なので、月形町のざっと100倍! 議員定数も36で、月形(定数8)の4倍。あまりにも違いすぎるんだけれど・・・ 
議場や各種委員会室を見学させていただきながら議会運営や課題などを話していくと、共通点が色々あって参考になることが次々と。「百聞は一見にしかず」「類は友を呼ぶ(←ちょっと違うか?)」みたいな感じで、とても有意義な視察になりました。明日のシンポの予習としても行って良かったです。

以下、写真の解説。番号は上から。
■写真1:吹田市議会事務局の局長宮田さんと岡本さんと】とても丁寧にご説明いただきました。ありがとうございました。吹田市議会は、議員でも面白そうだし職員としてもやり甲斐がありそう〜。ここで働きたいと思いました。

■写真2:議場】本会議だけでなく、予算など全議員で審議する際にも使用。ここが建設されたのはかなり前。(正確な数字を忘れてしまったのですが)その当時に普通だった「階段状の議員席」にしなかったことや傍聴席の配置など、先進性を感じました。

■写真3:一般質問の(1問1答制用)質問席】吹田市議会では一般質問のとき「一括質問」か「1問1答制」を選択することができ、1問1答制のときは、行政と対峙するこの席で質問を行うとのこと。

■写真4:議長下にある演台】一般質問の一括質問のときは、この演台を使う。なので、一般質問なのに行政側に立って議員側を向き、市長の背後から質問をするという形。国会と同じ形式なので広く一般的に広まっている。ただ、地方自治=二元代表制の認識が広まり最近は対峙型(1問1答制質問席のような配置)に変更になっている。
ちなみに月形町議会の一般質問は、1問1答制で対峙型配置。質問時間は申告制で回数制限あり。

■写真5:議会運営委員会室】吹田市議会では委員会ごとに部屋が分かれていることにまず驚きました。さらに、目的に合わせて備品や配置が工夫されていることも。(写真を撮り忘れましたが、全員協議会用の部屋もありました。一般的な大会議室で、事務机とイスが配置され自由にレイアウトできるようになっていました。)
議会運営委員会室はローテーブルなので、お互いの顔を見ながら落ち着いて議論ができるのがいいですね。


■写真6:特別委員会室】特別委員会室は議員間討議を重視して円卓になっているそう。さすが!


■写真7:委員会室】部屋の奥に委員(=議員)が座り、入り口側に説明員(=行政側)が配置され、傍聴席は説明員の後方。これが4つあって、2つの委員会まで同時開催するとのこと。
この配置は他の議会でもよく見る一般的な配置です(月形町議会でも委員会室はこの配置)。なのですが、私はこの配置(傍聴席が行政側の後方)に違和感を持っています。というのも、市民の負託を受けているのが議員で、市民の代わりに行政をチェックしているので、市民は議員と同じ側にいるべきだと思うのです。
過去にある大規模議会の委員会を傍聴したとき、傍聴席に座ると、行政の裏側(答弁するためにメモを回したり、資料をめくったり、担当職員が小さな声で相談している)が見えてしまい、なんだか変な気分になりました。行政側も裏側を見られているとは思っていないでしょうけれど、この配置は前からも裏からもチェックされているということなんですよね。私は情報公開推進派ですが、なんでもかんでも曝すものでもないと考えています。


■写真8:傍聴用紙】傍聴者はこの個票に記入して、議場(委員会室)内に設置されたポストに投函します。個人情報保護の観点から。
以前、多くの議会は「記入用紙」という1枚の紙に住所・氏名等を各方式でした。誰が傍聴に来ているのか、傍聴人の個人情報がダダ漏れになることから、このような個票を使うようになっています。ですが、まだまだ記入用紙を使っている議会も多いです。月形町議会もいまだ記入用紙を使用しています。個人情報への配慮から記入用紙の配置場所を議場内にして、人の目に触れる機会を減らしましたが、まだ十分ではないと考えています。(不特定多数が通行する議場外の廊下に配置するよりは改善されましたが、それ以上進んでいないのが残念。議員全体の認識が変わらないと変更できないのが議会です。)
 

お忙しい中、視察の対応をしてくださった宮田局長と岡本さん、本当にありがとうございました。
 
もう一つ。当初はいけぶち佐知子議員(←友人で、同じく議会事務局研究会メンバー)も同席する予定だったのですが、諸事情によりご一緒できなくて残念でした。でも、いけぶち議員が事前に調整や手配をしてくれたおかげで有意義な視察ができた訳で、いけぶち議員には感謝しています。ありがとうございます。
 
さあ、このあと前夜祭までの時間に、吹田市内のある有名な場所に行って、心振るわせてきました。さあ、どこでしょう・・・ (つづく)

1日目の夜は前夜祭【大阪旅その4】

今回の2泊3日大阪旅、順をおって報告したいのですが、諸事情により思いつくままに更新しています。順番がわかりやすいように【大阪旅その○】として管理します。時系列通りにするには番号順に並べればOKです。

さて、
シンポジウム前日。みなさんお忙しい中、「前夜祭」と称して大阪近隣の会員仲間が集まってくれました。たまたま都合がつく人が男性ばかりだったので、大阪のノリで「宮下さんを囲んでハーレムをつくったる」ということになってたんですが・・・
お酒を飲んでも、かき氷を食べても、周りは女性ばかりのお店! 
そういうことだったのか(笑)
  
明日に向けて口も滑らか、頭の回転もバッチリ。とても良いウォーミングアップとクールダウンになりました。
 
お集まりのみなさん、ありがとうございました。
今日の調子で明日の本番、ノリノリ乗り切っちゃいましょう〜♪

2019年08月30日

一路大阪へ【大阪旅 その1】

明日の「議会事務局研究会設立10周年記念 第6回議会事務局研究会シンポジウム」に向けて、すでに旅路の途。いつもより蒸している月形の朝でしたが、大阪は… サウナのようなんでしょうねぇ〜。
約3年ぶり2度目の大阪、議会事務局研究会の仲間が色々考えてくれているので楽しみです♪

さて
昨日はモーレツ社員のように仕事をこなしましたよ〜。
中でも、一般質問通告書を〆切前日提出したのは初めて(笑) 詳細はあとで。

To do リストには最後の1つ「マニフェスト大賞応募」が残ってるんですが、今夜仕上げれば〆切に間に合うので大丈夫! (と自分に言い聞かせる。) 移動時間がたっぷりあるので取り組みます。

写真は、昨日夕方の月形の風景。田んぼの稲も色づき始めてます。
月形は秋の気配。すぐそこ。

2019年08月29日

スゴイね〜こどもの引力【孫たちの帰省】

久々の更新。この1週間は緊張もアリ〜の、楽しさもアリ〜の、別世界にトリップしていました。そう、20〜27日まで孫と娘と義母が帰省して賑やかに過ごしていました。
 
何はともあれ中心は孫(1歳4ヶ月)。自我が芽生え、何にでも興味を示し、歩くの大好き♪ それなのにママがいないと不安で大騒ぎしちゃう時期。普段は東京のアスファルトやコンクリートしか歩いていないから、圃場の凸凹道や泥溜まりに最初は戸惑っていたものの半日もすれば慣れて・・・ さらにカエル、バッタ、トンボ、カタツムリ、鳥、犬・・・ 石ころ、花、草・・・ やっぱり自然は刺激的だし、東京の暮らしとは違うんですね〜。笑い声と泣き声が絶えなくて。私も草取りをしながら楽しみました♪
 
一方で、食事担当の私としては子育ての大変さを痛感。孫には食物アレルギー(牛乳、卵)があるので、それを外した上でバランスのとれたメニューと、奥歯がまだ不足しているので飲み込みやすい軟らかくて小さな形状、そしてできるだけ天然の調味料を・・・となったから大変! 普段は簡単な加工品や炒め物中心で、手軽な調味料を使い、大好きな牛乳や卵でタンパク質を補っていたから。もう1日中、食事のことを考えている始末。
ご近所からいただいた新鮮な野菜、大事に保存していた鹿肉、近所の手作り豆腐や豆乳、奥の手は果物。色んな食材が豊富なこの時期で良かった〜♪
 
そして夜中。孫がちょっと声を出すだけで目覚めてしまう。と思ってたら・・・ 治りかけで鼻水を垂らしてた孫から風邪をもらって・・・ 久しぶりに半日寝込みました。(娘も帰省する前に1日寝込んだとのこと)母親あるあるですよね〜(笑)
 
こんな風に、孫中心で人間の基本に返った健全な1週間でした。
 
この他、13年ぶりに月形を訪れた義母と一緒に農作業できたことや、町内各所やアルテピアッツァ美唄をゆっくり案内できたこと、娘や義母と人生の色々を語り合えたこと・・・ 夫も含めて大家族の楽しさを味わわせてもらいました♪
 
さて、
異次元トリップから戻ったら、いつもの乱れた生活に(苦笑)
今週土曜日に迫った大阪のシンポジウムだったり、9月定例会一般質問の通告〆切だったり、マニフェスト大賞の〆切だったり・・・お尻に火が付いてます。ガ・ン・バ・リ・マ・ス!

2019年08月20日

深刻な状況だから藁にもすがる想いで【自治体病院経営の勉強会@札幌】

昨日と今日は、地方議員研究会主催の「自治体病院経営」に関する勉強会で札幌に来ています。

町立病院(町内の医療機関)をどうすれば維持できるのか、町も私も模索中。講師が伊関友伸さんなので、じっくり話が聴きたいと4コマ2日間フルで参加することにしました。

1日目が終わった段階ですが、とても興味深い内容で参加して良かったです。300床規模の話題が多いものの小さな病院(100床未満や15:1看護)の話題もありましたし、医療制度解説やデータ等から町立病院の経営悪化の本質が理解できました。私の持っている知識が既に古くなっていて、考え方を修正する必要性を感じました。

今日は個別の病院経営の話もあるとか。楽しみです。

※ 一つ難点を言えば、この受講料がとんでもなく高いこと。議員向け講座なので、政務活動費を狙った料金設定になっているのでしょうけれど… 私のように政務活動費がない議会もあるので、なかなか勧められないです。高額な受講料の元を取ろうと必死な人のいる反面、政務活動費の消化目的の消極的参加も見受けられて… こんなところでも格差社会と小さな自治体の悲哀を感じてます(苦笑)

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