平成23年第3回定例会(9月定例会)は予定を1日残し、9月15日に閉会しました。
決算委員会も含め3日間の審議でしたが、私はどの場面でも思う存分質疑をさせていただいたので、ドッと疲れるほど濃厚な時間になりました。答弁に不満が残ったところもありましたが、月形町行政の実態をある程度明らかにすることができたと思っています。
ただ残念だったのは、私以外の議員の発言が少なかったこと。特に決算特別委員会の個別審議(14日)は私以外に発言がなかったのでは?! 今まで発言機会の多かった楠議員は決算特別委員長に、笹木議員は議長になったことが大きな要因と思いますが、それにしても・・・
総括質疑ではほぼ全員が発言したとは言え、
●個別の数字に疑問はなかったのか?
●予算時の説明通りに全てが執行されたと考えているのか?
議員は「大所高所からモノを見る」とは言いますが、事業一つ一つを理解することなしでは何も始まりません。決算での細かなチェックが来年度の予算に影響すると考えるのは私だけだったのか、甚だ疑問。加えて、他の議員からの質問がなかったので、別の視点から決算を見直すことができなかったのが残念でした。
以下、定例会での主な審議内容を報告します。
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【平成23年度月形町一般会計補正予算(第3号)】
■歳入歳出総額 32億5770万8千円 (+262万1千円)
■補正予算の主な内容
◇樺戸博物館整備事業(展示改修工事) 3000万円 → 修正案提出(詳しくはこちら)
・樺戸博物館の展示内容を変更する
(北海道開発の礎を囚人が築いたことを分かり易く説明するための改修)
・調査実施設計は国の臨時交付金(平成22年度繰越明許費)を財源に、この春実施(別予算)
今回の改修工事は全て一般財源から
◇要援護者情報システム整備事業 266万8千円
・地域支え合い体制づくりのための事業(100%道補助)
・福祉・民生・消防などの情報を一元化し、町内の福祉団体との協働に活用
・65歳以上の高齢者(1295名)と障がい者(301名)が支援の対象
◇道営農道整備事業 −630万円
・頭首工工事の遅れによる取り付け道路整備の遅れ(今年度負担金の減額)
・頭首工工事は予算の関係で遅れている
(頭首工本体は平成25年秋に供用開始。管理橋は平成27年開通見込み。)
◇社会教育推進事業(嘱託職員通勤費用) 24万3千円
・今年度採用の社会教育担当嘱託職員の交通費支給(条例による)
◇学校給食経費(臨時職員 → 嘱託職員 1名分の差額) 81万5千円
・嘱託職員3名体制にする(既に4月から変更している)
・より一層、学校給食の安全性を確保するため
◇道営土地改良事業 ー2988万5千円
・土地改良事業の事業量減により、今年度の負担金も減
・合わせて、財源の地方債も補正 (−1860万円)
【その他の議案】
●平成23年度月形町介護保険事業特別会計補正予算(第1号)
◇歳入歳出総額 3億9144万1千円 (+44万1千円)
・道負担金(増)と過年度返納金に対応
●月形町税条例の改正(地方税法の規定に合わせた措置)
◇寄付金税額控除の変更(下限 5000円 → 2000円)
◇罰則の強化(各町税の不申告、不提出時の過料 3万円 → 10万円) 、他
●財産取得 ◇スクールバス(中型:56人乗り)指名競争入札 1669万5千円
●同意案
◇月形町教育委員会委員:廣野 和男氏(再任:2期目 H23.11.13〜H27.11.12)
◇月形町公平委員会委員:大江 健一氏(再任:3期目 H23. 9.26〜H27. 9.25)
稲井 正美氏(新任 H23. 9.26〜H27. 9.25)
山田 緑 氏(新任 H23. 9.26〜H27. 9.25)
●報告
◇平成22年度月形町の財政健全化判断比率等の報告
・実質公債費比率のみ、10.9%(前年 11.9%より改善)
・これ以外の項目(実質赤字比率、連結実質赤字比率、将来負担比率)は、ー(なし)
●認定
◇平成22年度決算認定 → 決算特別委員会 → 原案通り全会一致で可決
・一般会計
・特別会計(国民健康保健事業、老人保健事業、農業集落排水事業、介護保険事業、
後期高齢者医療)
・事業会計(国民健康保健月形町立病院)
●発議 ◇広報特別委員会の設置(委員長:宮元、副委員長:宮下、委員:楠、大釜)
●意見案
◇森林・林業・木材産業施策の積極的な展開に関する要望意見書
◇平成24年度農業予算編成並びに税制改正に関する要望意見書