2009年04月08日

平成21年度北海道立月形高校入学式

縁あって、月形高校の入学式に初めて出席させていただきました。小中学校のそれとは明らかに違う緊張感と人数の少なさ(新入生60人と保護者、教職員と来賓のみ)に少し驚きましたが、大人への入り口にさしかかった「高等学校」というポジションを考えると、納得できました。

月形高校は定員80名ですが、新入生は60名。少子化の中、田舎の小規模校が定員割れに直面しています。道内の自治体では地元高校がいつ学級減になるのか、募集停止になるのか、廃校になるのかと、戦々恐々としています。月形高校も例外ではなく、その対策として月形町は(月形高校存続のため)2間口を確保することを目標に、様々な活動や支援体制を整えてきました。その成果が現れた(かどうかは正確には分かりませんが、結果として2間口が確保できた)ことは喜ばしいことです。

新入生の半数以上が札沼線(学園都市線)で通学しています。札幌など大都市で育った子供たちにとっては「田舎の学校」の雰囲気と人数の少なさ、目の届き具合にカルチャーショックを受けていることでしょう。また町内で育った子供たちにとっては「都会の風」に驚いていることでしょう。

どの子にとっても刺激的な高校生活、どうか自分自身の力で、輝く高校時代を築いて欲しいと願っています。
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今日の入学式に参加して、自分自身の高校入学時を思い出しました。

私は全校全校生徒80人弱の田舎の中学出身で、高校は1学年9クラス(1学年約400人)全校生徒1,200人の学校でした。同じ中学からは2人だけで最初は心細かったように思います。

見るもの全てが驚きでした。例えば体育の授業が2クラス合同(これだけで中学の全校生より多い)だったり、トイレの個室が1カ所20くらい並んでいたり(女子校だったこともあります)。なにより、同級生なのに名前も分からず話したことのない人がいることや、他の人に対する関心の薄さを強く感じました。

それでも高校生活は楽しい思い出ばかりです。部活に明け暮れる毎日、赤点を取らないように必死に勉強した試験前、通学の電車で他校の男子生徒にときめいたりして・・・。

どんな環境でも楽しみを見つけられるのも、高校生だと思います。

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