日付は前後しますが、10月6日(土)に札幌市真駒内屋内競技場で行われた「第38回全道ママさんバレーボール大会」に参加してきました。もちろんプレーヤー(選手)として!
この大会は、全道各地の予選を勝ち抜いた33チームによって争われるもので、大会1日目(6日土曜日)には2会場を使って予選グループ戦と決勝トーナメントの1回戦が行われ、2日目(7日日曜日)には知事杯(総合優勝)チームが決定する、道内で最も大がかりな大会です。また、一度出場するとその後2年間は出場権が与えられないことから、年々体力が落ちていく多くのママさんにとって、知事杯(全道一)を目指した憧れの大会なのです。
私達のチーム「月形ポパイズ」の戦績は・・・この場では伏せますが、頑張ってきました。
ママさん、つまり家庭を持つ女性が本気でバレーをしようとした時、様々な問題が出てきます。ここに集ったママさん達は本人の努力と周りの大きな協力によって、それを乗り越えてきました。そのことは会場の様子からも見て取れます。乳飲み子を抱いて会場入りするママさん、年配の子守役のお婆ちゃんを連れているチーム、試合の合間合間で頻繁に携帯で連絡を取っているママさん・・・。至る所でそんな光景を目にします。
それから大会運営や審判もママさん自身で行っています。この方々のご協力とご奉仕もとても有り難いです。
そして私達のチームにも縁の下で支えてくれる人達がいます。この日試合に出る私達に代わって職場を守ってくれた同僚や家族、会場までバスを運転してくれたコーチ、わざわざ応援に来てくれた友人、他にも数え切れない支えで成り立っています。
ママさんの大会の開会式では必ず、この「支えてくれる人」に対する感謝の言葉が繰り返されるのです。
ママさんバレーは遊びの延長かもしれません。でもこうして本気で頑張れるものがあることで人生に張りと潤いが与えられ、前向きの気持ちも湧き上がらせてくれます。そして沢山の人の支えがあることを肌で感じ、自分も人のため、社会や地域のために何か貢献したいという気持ちを起こさせてくれます。
今、ママさんバレーに参加する人が少なくなり、チームや組織を維持することすら大変な時代になってきていることは寂しいことです。
ママさんバレーに限らず、女性が社会と繋がっている何かを持てたら、きっと「まち」が自然に生き生きしてくるでしょう。