2008年05月21日
月形刑務所・月形学園幹部職員歓迎交流会
今日は表題の歓迎交流会が行われました。
今年の春に転入された方を含めた各施設の幹部の方と、町内の関係者、議会、団体や施設の代表者、役場の幹部等がメンバーで、炭焼きジンギスカンを囲んでのざっくばらんな会です。
月形町にとって月形刑務所や月形学園は大きな存在です。施設としての存在感もさることながら、そこで働く職員とその家族の方々は、月形町の人口の中で大きな割合を占めています。また転勤等で移動してくる方も多く、「新しい風」になる要素があります。
しかしながら実際には、地元住民・地元産業と刑務所等関係者との交流・影響は少ないように思います。多くの職員や家族の方にとって、月形は「仮の宿」としての色合いが強いからかもしれません。
月形でいっしょに過ごす期間は短いかもしれませんが、同じ空気を吸い、同じ水を飲んで暮らしている仲間として、相互に影響し合いながら、より良い月形町を作っていけたらと感じているのは私だけではないでしょう。
それぞれの間柄を上手く取り持てるような「何か」を探していきたいと思います。
- by 宮下ゆみこ
- at 23:20
comments
そもそも刑務所で街おこしなんて考える自体ありえない。
クサレさんの住んでいるところは都会ですか? それとも田舎?
『そもそも刑務所で街おこしなんて考える自体ありえない』
確かにそう考える人が多いのもわかります。
ただ、田舎(過疎地)で、住民の多くが高齢者で、高額納税事業者(または個人)がいない「町」の場合は「あり」だと思います。月形町は人口4,000人、高齢化率(65歳以上の人口割合)は約30%。主な産業は農業で、町の予算に対して地元から入る税収の割合は15%前後。予算の多くを国からの交付税に頼っています。
だから刑務所ができると、その受刑者分の交付税も多く入ってくるし、職員やその家族が増え町に活気も生まれます。もともと農村部は他地域との交流人口(転入・転出する人達)が少ないので、刑務所関係者のように全国や道内を移動する人達は文化なども運んできてくれますし、若年人口も増えます。
それから刑務所効果で経済も活性化します。受刑者(定員1,800人)の食べる食材の納入などは一般競争入札で落札されますが、地元業者が落札できれば大きな市場です。
刑務所というとらえ方をすると「おかしい」「変だ」と思うかもしれませんが、従業員1,800人の工場が建っていると思えば見え方も違ってくると思います。
クサレさん、どうでしょう?