2008年10月04日

みんなの日赤奉仕団2008 in つきがた

本日、町内多目的研修センターにおいて表題の集会が開催され、私も参加させていただきました。

この集会は日赤奉仕団の理念と活動の普及、各地区(自治体単位)団員の親睦と交流を目的に、空知管内の町村(15町)が持ち回りで行っているもので、13回目の今年は月形町が開催地となりました。参加者は各地区から団員が約280名、月形町内の一般参加者を含めると約350名となり、大規模で盛大なものでした。

集会では、落語家・柳亭久楽氏とフリーアナウンサー・長谷川宏和氏による講演「笑いと癒しで健康に」の他、非常食実演、赤飯の炊き出し、バザー、アトラクション(月形町内有志による舞踊とフラダンス)、抽選会(南空知各町の特産品)と盛りだくさんで、あっという間の4時間でした。

今回私が特に気になった催しを紹介します。
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【非常食の実演】

月形町から提供された「災害時非常食用アルファ米」を、実際に目の前で封を切るところから見せてくれました。
・袋の中には「お米」の他に「スプーン」「脱酸素剤」「調味料(種類による)」などが入っている
・袋の内側には線が書かれていてそこまでお湯や水を入れる
・袋の口を閉じるときは空気を抜かずに(お米が戻ると膨れるため)
・食べられるまでの時間:お湯は約30分、水は約1時間(袋に表示されている)

3種類(きのこごはん:湯戻し、五目ごはん:湯、山菜おこわ:水)のアルファ米が提供され試食してみると、意外にも水で戻したものがにふっくらとみずみずしくておいしかったです。非常時は火を使うことも難しいので、水でこれほお美味しご飯が食べられるのであれば準備しておくのもいいかなあと思いました。
ちなみにこのアルファ米はスポーツ洋品店(登山用品)や薬局(非常食)等で1袋(大人1食分)400円程度で販売しているそうです。


【アトラクション】

この集会が団員相互の交流と親睦を兼ねていることもあり、とても素敵なアトラクションが用意されていました。月形町日赤奉仕団員を含む有志の方が、おもてなしの心で舞台に上がりました。

まず舞踊。お二人が演技されましたが、そのうちの一人は私と同じ町内に住むSさん。80歳を迎えているとは思えない凛とした舞踊、普段からシャキッとして町内会活動を支えてくださっているのですが、今日はまた別の一面を見せていただきました。

その後はフラダンス。今年サークルを結成し積極的に活動されています。私は初めて拝見したのですが、若々しい素敵な衣装を見にまとい、にこやかな笑顔でフラを踊る姿はとても楽しそうで、会場からうっとりとした視線が注がれていました。舞台に上がっている方々のほとんどが顔見知りの上、さっきまで奉仕団の活動をされていた方々も加わっていたので、これまた普段とは別の一面を垣間見ることができました。
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今回お集まりいただいた方のほとんどが女性でした。たった数時間の集会でしたが、女性のパワーと組織力、奉仕の心を感じ、この女性の力が「地域・まち・家庭」を支えているのだなあと改めて認識しました。

空知は女性議員の少ないところです。男性の仕事・女性の仕事と分けて考える方が多いのかもしれません。今まで男性の仕事と思われた議会(議員)ですが、私が見たものは「議会=生活」でした。生活に関しては男も女もありません。今まで認識が薄かった「女性の視点」が可能性を持っています。日赤奉仕団の活動などで培われた女性の力を、今まで認識の薄かった「議会」という場に広げて、共に「まちづくり」をする人が現れないかと期待しながら帰路につきました。

2008年10月01日

町長選挙を終えて・1

私は今回初めて「議員」という立場で町長選挙を迎えました。議員として町長選挙にどのように関わればいいのか、私にとっては頭を悩ます問題でした。

周囲の話を聞けば
「地方議会は二元代表制なのだから、与党も野党もない。関わるべきでない。」
「議員が前に出て町長候補を応援するなんて、おかしい。」
このような意見が大半でした。

一方、前回までの町長選挙の折、一般町民としてその選挙を見ていた私は
「町民の中で、行政に最も近いところで仕事をしているのは議員。その議員から見て、次の町長は誰がいいと思っているのか、なぜそう思うのか、各議員の考えを聞いてみたい。」
しかし現実には公の場で「考え」を聞く機会はなく、選挙事務所でお手伝いをしていてもその機会はほとんどありませんでした。結局、判断材料の少ない中で選択しなければならず、不満と疑問を抱え、もし自分が議員になったら・・・と思うようになっていました。

そんな私のモヤモヤを払拭してくれたのが、栗山町議会の橋場議長と中尾事務局長でした。
「栗山町長選挙の時は議長が先頭に立って応援していた。」
「選挙は選挙、議会は議会。是々非々で議論するのに選挙の応援云々や結果は関係ない。」

実に明解。目の前の霧が晴れた私は、もし今回の選挙でその「場」を与えてもらえたのなら、自分の考えを伝えようと強く思いました。結局、選挙戦初日郵便局前での出陣式から最終日の打ち上げ式まで、街頭演説という機会を数多く与えていただき、町民の皆さんにお話しすることができました。
ただ充分であったとは言えないので、ここで再度自分の考えを記しておきたいと思います。
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私は「まちの力をまちづくりに」をスローガンに、議員になりました。
月形町では一人ひとりがそれぞれの環境や立場で努力し、輝きを持って生活しています。その一つ一つの力をまちづくりに活かすことでより良い町ができると私は信じ、議会活動をしてきました。しかし町民、議会だけではまちづくりはできません。それを受ける行政もまた同じ認識を持ち、皆がともに協力し合うことが大切です。つまり「まちづくりのキャッチボール」ができる相手が必要です。

この視点から二人の候補を見たとき、私は現職の櫻庭誠二さんとならこの「まちづくりのキャッチボール」ができると感じました。私が議員になって1年半が過ぎますが、その間、様々な質問に対して誠意を持って答えてくれましたし、提案に対しても良いものは積極的に取り入れ、ダメなものはその根拠を示しながらキチンと否定する姿勢を示してくれました。物事を何でも受け入れるのではなく、自分の信念や現実と照らし合わせて投げ返してくれる姿勢は、これからの「まちづくり」に必要不可欠です。

また「共に協力し合う」という点では、近隣の市町村との連携においても同じことが言えます。今までも医療や介護、消防や水道などで連携してきましたが、今後より一層人口が減少し高齢化が進むと、今まで以上の結びつきが必要であり重要になります。その時には目標に向かって議論する姿勢と共に、相互の信頼関係が何よりも大切で、この点からも櫻庭さんがより適任だと考えます。
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9月28日の選挙では、櫻庭誠二さんが再選されました。これで「まちづくりのキャッチボール」が思いっきりできる条件が整いました。
選挙の応援はそれとして、二元代表制に与党も野党もありません。私はこれからも町民の目線で議員活動を続け、一つ一つの物事に対し是々非々で望んでいきます。強いていえば選挙戦を応援した分、今まで以上に厳しく櫻庭町政をチェックしていきたい、それが地方議員としての責任であるし、私の仕事だと思っています。

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