2009年01月08日
発見! 月形町歌
昨年暮れ、ある年配の方から
「町の年表を見たら、昭和15年月形村開村60周年で村歌と村章を制定したとなっているが、今その村歌はどうなっているのか調べて欲しい。」
という問い合わせがありました。
役場関係者数人に聞いたところ、ほとんどの人が「知らない」「聞いたことがない」という答えでしたが、ほんの少し、「以前は高齢者大学で歌っていた」という情報や、1番を歌える人も!
役場総務課で調べていただくと、「月形町史」の中に楽譜と歌詞が掲載されていました。
音楽の素養がない私はその場で歌えませんでしたが、歌詞には感銘しました。月形の歴史と開拓時代の気概、そして未来に託す希望が溢れ出ている歌詞です。70年近くも前にできた歌詞なのに、ちっとも古さを感じない、こんな素晴らしい「月形町歌」がこのまま埋もれてしまうのはもったいない!
今の時代だからこそ掘り起こして、月形町民が口ずさめるほど慣れ親しんだ歌となるよう、この歌の「場」を設けたい、そう思いました。
来年は開町130周年。来たるべき時に備えてもたらされた「情報」なのかもしれません。
__。__。__。__。__。__。__。__。__。
月形町歌
作詞 松実菱三、 作曲 松田喜一
1 風薫る
おおわが農土 わが沃野
広ぼう一萬五千町
忍苦の汗にかがやきて
継業つきぬ感謝あり
2 月形の
名にこそ気負え 高々と
町是に掲ぐ大理想
揺るがぬ決意円山の
松の緑といや競う
3 雲青し
山幸野幸(やまさちのさち) 豊穣の
恵風そよぐ美(うま)し町
須部都の流れ澄む極み
樺戸の誇り胸に生く
4 睦み合う
町人(まちびと)一に真心を
捧げて築く自治の栄(はえ)
心田深く耕しつ
希望の朝をいざ往かん
※原文を若干変更しています。
・村→町 ・旧仮名遣い ふ→う
・変換できない漢字は「ひらがな」にしました。
- by 宮下ゆみこ
- at 21:35
comments