2010年02月15日

劇団がたっこ第5回公演「ケンジ先生」

2月13日(土)夜に「劇団がたっこ」の5回目を迎える定期公演がありました。(過去の公演の様子 → 第4回ビューティフルサンデー第3回ザ・シェルター

会場には小さな子どもから年配の方まで200人近い観客が集まり、これまでの公演とはまた違った期待感にあふれていました。「劇団がたっこ」は町内の小中高校生有志による児童劇団ですが、年1回の定期公演に加え町内での活動(慰問公演、自主公演、樺戸神社カラオケ大会出場ほか)で認知度が上がったことや、団員の人数が増えたこと(現在20名ほど)も一因かもしれません。

今年の演目は「ケンジ先生」。西暦2110年が舞台。既に学校は無く、教育はパソコンで各自が行うスタイルに。14歳の孫娘レミの教育に何かが足りないと感じたお婆ちゃんが、100年前に製造された教師型の中古アンドロイド(人型ロボット)をプレゼントするところから物語は始まります。
問題を解くことではなく「自然や生きていることから学ぶ」ことの大切さを教えるケンジ先生に、レミの家族や友達も感化されて・・・

2時間にも及ぶ公演でしたが、最初から最後まで観客が引き込まれていたのは「劇団がたっこ」の実力が上がったことに他ならないのですが、歌あり踊りありのミュージカル仕立てだったことも要因でしょう。それに教育が題材で誰もが何かを感じる内容であったこと、嫁姑の対立やその間で情けなくも優しい夫、多才で味のある店主など、様々なエッセンスが加えられていたことも共感できる要素でした。

見ている時はあっという間の2時間でしたが、これだけのものを仕上げるのはどれほどの時間と情熱を要したのか・・・見終わって振り返ってみて、改めて感動した次第です。(公演の次の日、行政区ミニバレーボール大会に集まった町民の中でも話題になっていましたよ。)
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今年も「達成感を味わった子ども達の顔」は素敵でした。そして毎年思うのは、この笑顔によってどれだけの人が元気とやる気をもらっているのだろうかと言うこと。子どもの力は、計り知れないものです。

団員は学校での勉強の他に、+放課後の部活動、+劇団の活動、+生徒会(児童会)、+塾、+アルバイト、+月中雪祭実行委員・・・など、それぞれの「やりたいこと」を同時進行でこなしています。(もちろん学校と劇団に集中している子もいます。)
こんなにもたくさんの「やりたい」を実現させるためには、保護者や地域の人の協力なしには叶いません。それがごく当たり前にできる月形町の教育力はスゴイと思いませんか!

もちろん子どもの人数が減って、やりたくてもやれないこと(大人数を要するスポーツ等)もありますし、少人数だから誰かがやらければならないこと(やらされていると感じること)もあります。

それも含めて、「○○をやりたい!」と発すれば何とか支えようとする大人が現れる、子どもが集う、それが月形の暮らしです。

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