2013年10月08日

議論はLIVEがサイコー!! 求める気持ちが新たな扉を開く【公開討論会を終えて】 

公開討論会『政治不信・議会不信の解消方策を考える』が終わりました。

『議会不信』がテーマの討論会にあって、その当事者である議員の私が何を言えばいいのか、何を言っていいのか、正直、討論会が始まるまで迷い考え込んでいました。しかし、討論会が始まってしまえば全く気にもならず、「早く話したい」「早く順番が回ってこないかなあ」と到達点を求めて夢中で突っ走っていました。
その結果・・・ ちょっとした達成感と新たな扉がみつかりました。

やはり、真剣勝負の議論は得るものが大きい! 

討論者や参加者がその議論の先にあるものを見極めようと真剣に向き合い、相手に呼応するように展開される議論には魅力たっぷり。私は討論会の最中もその後もずっとワクワク感が続いています。まさに議論はLIVE。久しぶりに全身全脳が活性化しましたよ。

それと同時に、形式や体裁を重視した予定調和の原稿棒読み学芸会議論、あるいは、目の前の課題に向き合わない具体性のない議論、もしくは、当事者意識に欠ける者による到達点を定めない議論に、面白さが全くないことを今更ながらに痛感しました。
今の月形町議会で展開されている議論の問題点はココにあったのです。


今回の公開討論会の様子が YouTubu にアップされました。

当日の3時間におよぶノンストップの議論を見ることができます。
討論は以下の内容で展開されていきます。
・議会不信の現状(議会不信はなぜ起きるのか?)          9分〜
・自治基本条例の意味するところ。必要なのか?          57分〜
 (自由民主党の「ちょっと待った—自治基本条例(PDF)」を教材にして)
・住民投票は必要か? 課題は何か?             1時間24分〜

今回の討論者はそれぞれ違った立場の人たちです。
[町長:執行者]                本別町長 髙橋正夫氏
[議員:町民の代表者]          月形町議会議員 宮下裕美子
[民間:NPO理事長。行政との関わりはあるものの独自の活動を展開]
            北海道市民環境ネットワーク理事長 秋山孝二氏
[北海道自治体学会事務局長]         江差町職員 大坂敏文氏
[大学教授:地域社会学の研究者]  北海学園大学経済学部 内田和浩氏
[司会]       北海学園大学開発研究所特別研究員 森 啓 氏

討論者はそれぞれの立場から見た独自の視点と考えを持っていて、具体的な事例を出してハッキリと自分の意見を言っています。一人一人の意見は違っても、議論に向かう真摯な態度はみな同じ。なので、その立場と考え方の違いが際立って見えて、とてもおもしろいです。

興味のある方はぜひご覧ください。そしてコメント(意見や感想、批判など何でも)いただければ嬉しいです。
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以下は、討論会で私の心に残った言葉です。

■「投票率が低い」のは政治不信ではない。無関心なだけ。不信感を持っている人は関心が極めて高い人。ただし、わかったつもりになってしまった。この人達をどうするかが最重要課題。
・・・ 上手く整理された重要な視点。月形町の場合、さしずめ「わかったつもり」が多数か。


■ 自治体にとって条例は命
■ 法律がない=法的根拠のないものは、条例を作って根拠を与えればいい。
  地方自治を積極的に展開するということ。

・・・ 確かに。

■ 課題解決のために、議会はどんな役割を果たしたのか?
・・・ 議員として、常に頭に入れておかねばならない設問だと思う。

■ 法律(条例)を盾にするのは「やれないこと」の言い訳でしかない。
  法律は時代とともに解釈が変わる。「やれる」と解釈する発想を求めたい。
■ 議場で発言できるのは議員のみ。議員は最低限、発言や議論のできる人。
  議員の役割を全うできる議員を選ぶ。

・・・ 実現したい。

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