2011年04月30日

H23町議選総括2(選挙運動から見えてきたもの)

今回の選挙から、私が見えたもの・感じたことなどについて、ご報告します。
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【選挙スタイル】

私は選挙を『候補者の考えや想いを示し、次の4年間の活動をお約束するもの。それを有権者に選んでもらうこと』と考えています。
またこれまで4年間の議員活動を通して感じたのは、選挙スタイルがその後の議員活動に大きく影響するということ。議会での自由な発言と発想のためには、しがらみのない、全町民を対象にした選挙運動をすることが重要だと感じていました。

そこで今回は、連呼をせず、挨拶廻りもしない、後援会による活動も行わないことにし、夫と2人で街頭演説を行うという選挙運動を行いました。

5日間の選挙期間中、町民のみなさんに身近なところで演説を聴いてもらえるよう町内各地隅々まで回り随時街頭演説を行う他、今回初の試みとして、定時定所での街頭演説(毎夕5時半、JA月形町前)を取り入れてみました。これは前回の選挙で「街頭演説を聴いてみたいけれど、どこに行けば確実に聴けるのか?」という問い合わせをいただいたことによります。

合計126回の街頭演説ができたことで私自身の議員力(特に発言力・行動力)が磨かれたことはいうまでもありません。が、それと同時に町内各地を回ったことで、町民のみなさんの様々な想いや声、評価をいただくことができました。
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【選挙を通して得たもの、感じたこと】

◆ 各地で多くの方が『ゆみこの議員活動報告書』を高く評価

演説中「ゆみこの議員活動報告書」の下りで、聴衆のみなさんから拍手や○のサインを数多くいただきました。報告書がみなさんのお手元に届いていること、読んでいただいていることを実感でき、とても嬉しい出来事でした。
その中で、特に高齢の女性の方々の反応が良かったのは、町政に関心があるものの足を運べない事情があったり、町とのパイプが細く情報が入ってこない状況があるように見えました。町の会議の参加者・構成員のほとんどは男性であることもその要因の一つとも思えます。


◆ 町民の町政や議会に対する関心は高い

各地で街頭演説をしていると「他の候補者の考えも聞きたい」「なぜ他の候補者は考えを語らないのか」という声が多く寄せられました。
選挙である以上、たくさんの選択肢の中からより良い者を選びたいのが信条です。それだけ町政や議会に感心があるのだと感じました。いつか栗山町が行った合同個人演説会が開けたなら、町民のみなさんをより満足させる選挙運動ができるのではないかと思うのですが・・・まずは底上げから。


◆ 町政や議会の活動は、全町民向けに行われるべきもの

今回の自粛ムードの選挙運動により、「今年は選挙があるのかい?」と問われる場面が何度もありました。特に市街地から離れた、町の周辺部でよく聞かれた言葉です。
多くの候補者が、自粛ムードの中で特定の支持者や応援者のみを対象にした囲い込み(引き締め)選挙運動を実施したようで、その対象にならなかった人にとっては選挙そのものからも阻害された印象を受けたようです。

町政や議会の様々な活動は、全ての町民が等しく享受できなければならないものと考えます。町議会議員の選挙戦術としては一定数の有権者を確保すれば目標達成なのでしょうが、議員としての本分としてはどうなのか・・・考えるべき課題だと思います。


◆ この4年間で、私は成長できていた

初めて立候補した4年前も今回同様に街頭演説中心の選挙運動をしましたが、ただただ「自分の考えを伝えたい」一心の演説で、お世辞にも上手いとは言えない代物だったと思います。
今回数名の方から、「前回より数段演説が上手くなった。」「声がハッキリと聞き取りやすい演説だった。」「ちょっと感動しちゃった。」などの声が寄せられました。とても嬉しい言葉です。

議員になってからの4年間、16回の定例会で毎回欠かさず一般質問を行い、答弁に対して何度も再質問をして目標とする答えを引き出すことに努力してきました。理事者と議員が「町民の福祉や生活の向上」という同じ目標を念頭に議論をしていれば、必ずや議論が噛み合い、それなりの成果が得られるところまで到達できたように思います。
演説や発言もやはり訓練。どれだけ数をこなしてきたかで、表現方法も理論も切り返しも磨かれていきますし、何より確固とした自信が持てるようになります。まだまだ充分ではありませんが、少しは前進できていたことを実感できました。
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【反省点】

◆ 町民のみなさんとのパイプをどの様に作っていくか

今回の選挙では後援会活動を一切行いませんでした。また選挙運動員に関しても夫以外は誰一人頼むことなく、事務所も自宅としたため、町民のみなさんが出入りしにくい状況を作っていたと思います。
旧来のお祭り型選挙が必ずしも良いとは思いませんが、それでも普段会うことのない人同士が顔を合わせ、町政について意見交換できる場が持てていたことは、選挙の本質に通じていたと言えます。やはり「顔を合わせ、会話のできる場」が必要だと痛感しました。

議員の役割は本来、町民のみなさんの近くに寄り添うことです。にもかかわらず、しがらみを断ち切ることを優先させたために、既にあった様々なパイプも断ち切ってしまったことを反省しています。今まで様々な場面でお世話になった方々、支持していただいた方々に対しても不躾な対応をしてしまったこと、本当に申し訳ありません。

この反省の気持ちは、町民のみなさん全体に対して、議員活動を通して埋め合わせしていくつもりです。大所高所に立ち、志に従って「町民全体の福祉と生活の向上」に向けた最善の議論と活動をしていきたいと思っています。
特に今回の選挙でみなさんにお約束した「議員2期目の決意」、その中の「茶話会の開催」は早急に実行しなければと思っています。

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