2011年04月06日

全員協議会(2011.4.4)

4月4日の臨時会に合わせて、全員協議会が開催されました。
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1.町側からの協議・報告事項

■東日本大震災に伴う支援について:実施済内容〜今後の予定
[実施済または実施決定事項]
 ◎支援物資:平成23年3月20日提供済
  ・米(1,000kg) ・缶詰(108缶) ・毛布(100枚)
  ・マスク(12,000枚)・消毒液(12本) ・うがい薬(150本)
 
 ◎義援金 :平成23年4月4日臨時会で決定
  ・災害見舞金 300万円
   (北海道共同募金会月形町共同募金委員会、日本赤十字社月形町分会に各150万円)

 ◎人的支援:平成23年4月4日臨時会で決定、4月6日報告予定
  ・一般事務職 2名1組を2週間 × 2回(交替で計4週間)
   派遣旅費として 150万円、  4月下旬〜派遣予定

[受け入れ可能事項・・・既に道には報告しているが、実際の動きはまだない]
 ◎仮設住宅建設用地:JR石狩月形駅裏の町有地
 ◎被災住民の受け入れ
  (公共施設)・南地区広域集落会館(一部) 6人・6ヶ月間
        ・南耕地集落会館(一部)   6人・6ヶ月間
        ・市南福祉会館(全部)    6人・6ヶ月間
        ・職員住宅(4戸)      16人(4人×4家族)・1年間
        ・はな工房(9部屋)     18人(2人×9家族)・1ヶ月間(6月頃)
  (その他) ・児童生徒のホームステイ   20人程度・6ヶ月間
        ・生活家具等の貸与(電化製品・家具・寝具等)
 ◎患者の受け入れ:月形町立病院(内科・外科系) 4人(4床)

 ※なお、被災者受け入れや職員派遣の経費に関しては、後日、国から一部が補填される見込み。
  また月形町の支援状況などは、月形町ホームページの専用ページで公開中


■石狩川流域下水道中部地区協議会への加入について(生し尿の処理関係)
[進捗状況]全員協議会(2010.12.8)での説明以降分
 ◎石狩川流域下水道中部地区協議会(6市4町)に加入申入書提出(2011.1.11)→ 6市6町に
 ◎加入後の負担割合の見通しが出された
   □建設費・総額 6億3,000万円(50%を国、50%を構成市町村が負担)
       ・各自治体の負担割合(1割を12自治体で均等割、9割は重量(=使用量)割) 
       ・重量(使用量)は直近3カ年の平均量とする→ 月形町は全体の1.999%
            ↓
       ・建設費における月形町の負担額(現在のところ):1,008万7千円
               (15年償還とすると、単年度あたり 67万2千円)
   
   □維持管理費・8,500万円(全額参加自治体負担=重量割)
       ・維持管理費における月形町の負担額(現在のところ):169万9千円

   ◇年間の生し尿処理経費 237万1千円+事務組合の事務経費(現行より約300万円減)

 ◎今後の対応
   □し尿と下水道処理計画の策定が必要(国が各自治体に求めているもの)
    ・月形町は「し尿処理」の部分のみこの協議会に加入したが、
     生し尿は前処理(今回建設する施設を使って処理)後、既存の下水処理施設によって
     浄化されるため、下水処理施設も利用することになる=全体計画が必要。
    ・計画策定と調査に 3,000万円(参加12市町で按分)


■今後の一般廃棄物(ゴミ)処理について(岩+美+月での協議状況報告)
[経過説明]3月28に行われた岩見沢市長、美唄副市長、月形町長間での内容
 ◎南空知広域ゴミ処理協議会(岩見沢市・美唄市・三笠市・夕張市・月形町が参加)の
   分科会(岩見沢市・美唄市・月形町)として協議を進めている。
 ◎岩見沢市は、検討委員会から溶融処理との答申を受けたが、議会の議決もまだであり、
  市としての方向性はまだ決定していない段階。
 ◎美唄と月形は、現状では静観するしかない。何も動きはない(動けない)

[質疑応答から]
 ◎月形町は現在、2つの枠で今後のゴミ処理を検討している。現状では(1)を優先。
  (1) 美唄市+月形町:高温高圧処理によるゴミ処理
  (2) 南空知広域処理分科会(岩見沢市+美唄市+月形町):岩見沢市の決定待ち
 
 ◎当初は、3月末までに岩見沢市が方向を決定し、月形町も(美唄市も)6月までに最終結論を
  出すスケジュールになっていたが、遅れている。今後の具体的なスケジュールは分からない。
  岩見沢市の動向次第。

 ◎溶融処理について・・・正式に決定した事項ではないので何も動きはとれない。
             担当職員は情報収集などをしている。


2.議員間協議事項

■改選後の初議会について:5月2日(月)を予定
■次期派遣議員について
 ・農業委員会の議会推薦枠
  → 農業委員任期(7月19日)までは現職の堀議員がそのまま引き継ぐ。
    その後については(議員自らが農業委員となるか、議会が町民を推薦するのか)は、
    新しく選出された議員が決定する。
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生活に密着した内容が議会で協議されています。町民のみなさんに迅速にお知らせできたら、もっと議会に興味を持っていただけるでしょうし、ご意見もあるでしょう。
今後の議員活動の大きな課題です。 

2011年04月05日

平成23年第2回臨時会(東日本大震災支援関連)

4月4日午前、新年度が始まってすぐですが臨時会が開催されました。
東日本大震災に対する支援のための月形町一般会計補正予算の審議です。

議案内容は以下の通り。
今回の補正予算に上がったのは2点の支援ですが、この他にも支援が行われます。
詳しくは【全員協議会(2011.4.4)】をご覧下さい。
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■東日本大震災に対する支援のための補正予算
 ◎職員派遣 ・一般事務職 2名1組を2週間 × 2回(交替で計4週間)
       ・派遣旅費として 150万円
       ・4月下旬〜

 ◎災害見舞金・300万円
       (北海道共同募金会月形町共同募金委員会、日本赤十字社月形町分会に各150万円)

[質疑応答から:答弁は町長]
Q 近隣自治体の支援状況や月形町の財政規模から考えて、高額の見舞金になっているが何故か?
A 月形町は昭和50年に水害を経験している。
  その時、1,100万円の見舞金を受け、また民間ボランティア100名程がゴミ処理を手伝いに
  集まってくれた。その時の感謝の気持ちも込めて支援額や方法を検討した。
  町民は理解してくれると信じている。

Q 町は、今回の支援(職員派遣と見舞金)以外にも様々な支援を検討しているようだが
  それら全てを含めて、どの程度(総額いくら)まで支援することを考えているのか?
A 今後の支援は空知全体と連携を取りながらやっていくが、今のところ全体像は見えていない。
  メニューを選びながら、その都度対応したい。(総額は検討していない。)
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東日本大震災の被害は甚大かつ広範囲におよび、「私達に何ができるのか」との問いが常に頭の隅に存在しています。様々な状況から、震災後約1ヶ月が経過した今は「お金」が最も有効ではないのかと考えます。

一方、今回のように公金から支出する支援金額を決定するのは非常に迷うところです。「支援は気持ち」なので、出せるものならたくさん出したいのではありますが、町民のみなさんの税金である以上「身の丈」を意識しなければなりません。

私は『どこかに線を引く=総額を決めておく』必要があると考えています。その中で支援内容(現金、物資、人材)を吟味し配分していくべきと思います。
また公金による支出である以上(言い方に問題があるかもしれませんが)支援が被災地のためだけでなく月形町にも還元されるものであって欲しいと思います。その点で「職員派遣」はとても有意義です。被災地での経験を月形町の防災や行政に役立てられるからで、支援が何倍にも生きてきます。

日本全体の問題である『東日本大震災』。これからも様々な困難が続くでしょうが、めげず、諦めず、人間の底力で何としても立て直していきましょう!

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