2007年11月25日

栗山町議会「議会改革の取り組み」について視察(その2)

今回の視察でもっとも私が知りたかったのは、栗山町議会が議会改革をしようとした「最初のきっかけ」です。

栗山町と月形町は人口の差(栗山;約14,000人、月形:約4,000人)こそあれ、議会に会派がないことや南空知の一町であることは同じです。全国規模から見れば[同じような町]の部類にはいるのではないでしょうか。それなのに議会改革という点では大きな開きがあります。
その差は何なのか、どうすれば私たちの町も議会改革できるのか、私にできることは何か、そんなことを考えながら視察をしてきました。

栗山町議会は元来、議論を重んじ積極的な議会活動をしています。そんな中、地方分権(H12.4)の波や、住民と対話している町(宮城県本吉町)の視察などから、議員自ら住民の前に出て説明する『議会報告会』を行いました。この議会報告会の実践から、『住民主権』『情報公開』『透明性』の重要性を感じ、様々な取り組みへと発展していったとのことです。

議会の緊張感の源は住民の目

橋場議長の印象的な言葉です。
議員の中には、理事者あるいは支持者の方を向いて(緊張感を持って)いる人がいます。しかし二元代表制の地方議会は、常に住民の側に立ち、執行部と対峙する努力を惜しんではいけません。最後は住民の皆さんが判断することですが、その判断に媚びることなく、真摯に自分の仕事を全うすることが大事だということが解りました。今まで私が漠然と抱いていた『議員像』をキチンとした言葉や実践に置き換えてくださったようで、未来が開けたような清々しさを感じました。

今すぐに私にできることは、議会の透明性と情報の公開という意味で、「議員活動報告書」を発行することです。また町民の皆さんの目に触れるまでには時間がかかるかもしれませんが、毎日の議員活動の中で「住民主権」の考え方を浸透させることだとも思います。
いつか月形町議会も、町民の皆さんとともにある議会となるよう頑張りたいと思います。

(その3へ続く)

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