2019年03月18日

高齢化した実態に合わせた移動手段を!【平成31年第1回定例会/その7】一般質問の報告(3)

2.福祉タクシーを「月形町地域公共交通網形成計画」に盛り込んで!
 
■Q 宮下
 今、策定中の「月形町地域公共交通網形成計画(略して網計画)」には、社協が運行している「福祉タクシー(正式名称:福祉有償運送。登録のある要支援1以上の会員限定交通)」が含まれていない。
 国土交通省の「策定の手引き」には、網計画は地域交通の基礎となる計画(マスタープラン)だから、全ての公共交通を網羅するように、と書いてある。福祉タクシーも含めることができると書いてあるのに、どうして入れないの?
 
 月形町の周辺部(札比内、町南部地区=南耕地、昭栄、知来乙、中和)は公共交通が少なくてとても不便。今は朝晩のスクールバスだけだけど、網計画では昼間の時間帯にデマンド交通を走らせるとのこと。それはイイ。ぜひ進めて欲しい。
 ただ、札比内地区も町南部地区も高齢化率は50%になっていて、福祉タクシーの利用率が高い。また、運転できる人は乗れなくなるまでずっと自家用車を使うので、運転を止めるときは身体に不安を感じたとき。そうなったら福祉タクシーを利用するようになるのでは?
 年齢構成からも、これから福祉タクシーの需要は伸びると思う。それだけニーズがあるのだから、網計画に含めて一体的に管理運営していった方が良いんじゃないの?
 
■A 町長 
 これから高齢者が増えることは認識している。
 現在、高齢者の乗り物には「スクールバス混乗」「ぬくもり福祉券(民間タクシーチケット)」があるし、これからはデマンド交通が走る。これで(高齢者に限らず)全ての人の利便性が高くなる。
 
 網計画に福祉タクシーを含めなかったのは、福祉タクシーには独自の協議会があるから。そこで議論すればいい。あえて網計画に含める必要はない。
 
■Q 宮下
 福祉タクシーに独自協議会があるのは知っている。それはそういう制度だから。協議会があっても網計画に入れることはできる。なぜ含めないのか? 理由になってない。いつまで繰り返しても平行線なので、最低限の提案をする。
 
 町民からは「福祉タクシーの相乗り」要望がある。社協に確認したら「平成29年から相乗り要望がある。相乗りは制度的に可能だが、現状では運行費用と人員不足で対応できない。予算が付けば・・・」とのこと。町民のニーズが高く、社協もお金さえつけば対応できると言っている。この部分に予算をつけてくれるか?
 
■A 町長
 福祉タクシーの相乗り要望があるのは初めて聴いた。私の耳には入っていない。だが、今聴いたので検討する。

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