2019年04月20日

田舎での個人演説会開催はキビシイ【2019月形町議会議員選挙】

選挙3日目と4日目に個人演説会を開催しました。町議選での個人演説会開催は町内初。(町長選では開催あり)そのときの経験もあるので、こうなることは予想がついていたけれど・・・。これが田舎の限界かな〜と厳しい現実を突きつけられた感じです。(もちろん良いこともあったんですけれどね。)
 
選挙期間中にここまで生々しいことを書くと他の候補者に「ほれ見たことか」と言われそうだけれど、事実だし、記録としても残したいし、何よりも「さらけ出す」ことで次の展開をみんなで考えたいと思ったので書きます。
 

■まずはルールの説明

・選挙期間中に「候補者」は個人演説会を開くことができる。
・選挙管理委員会が指定した公共施設で開催する場合は、1会場1回(5時間まで)は無料。
・立候補の届け出(告示日=火曜日)といっしょに申請、開催は2日後から(開催できるのは、木・金・土曜日)
・2人以上の候補者から同じ場所の申請があったときは・・・(省略)
・個人演説会場での資料配付は禁止(文書図画の規制)
・資料の映写は可能(今回の選挙から。聴覚障害者の権利保障)
 
※ 町村議員選挙ではビラの配布が禁止なので、告知する手段が限られます。ネット(ブログやSNS)は可能だけれど、高齢者の方には届かないので別の方法を考えないと・・・ ということで、苦肉の策が選挙ハガキへのシール添付。まあ、これも手続きが色々あるんです。個人演説会をやることに決めてから、選管と郵便局に何度も問い合わせました。
 
 
■合同個人演説会の模索
 
個人演説会は「候補者」しか開けません。一方で、有権者は1ヶ所で何人もの候補者の話を聞けたらいいですよね。その裏技が「合同」個人演説会です。数人の候補者が1つの会場を時間をずらして申請することで可能になります。例えば
・宮下ゆみこ 13:00〜13:30
・○川○男  13:30〜14:00
・△山△△美 14:00〜14:30
 
で、この合同個人演説会をやってみたいと思いついたのが告示6日前(もっとも、個人演説会をやろうと思ったのも同日)。それから上記ルールを確認し、いっしょにやってくれそうな候補者に声をかけました(選挙運動中に街頭演説をする候補者はほとんどいないので、声をかけるのも大変。それに、私が言い出しっぺだと難しい人いる)。
案の定、断られ、まあ1人でもやってみることにしました。
 
 
■個人演説会のイメージ
 
私は「候補者の政策や考えを伝える場」だと捉えているんです。けれど、これまでの選挙で行われた個人演説会は「有権者の囲い込み」。組織的な動員で人を集めて「エイエイオー」みたいな。なので、町民にはそういうイメージしかなかったんですよね〜
 
2年半前の町長選挙のとき、私の政策を聴いてもらうのはもちろんですが「市民自治」を広める機会にしたいと思って、神原勝先生や森啓先生、中島興世さんや松本懿先生にも来ていただいたのですが・・・ 1会場20人くらいしか集まらなかったです。選挙期間中だから「色」がつくのを割けるんですよね。(選挙前に同様の集会を開いたときはもっと深刻で、5人も集まらなかった・涙)
 
そんなわけで、今回の個人演説会も微妙だとは思ってました。
 
 
■今回の個人演説会
 
事前の街頭演説で「バスターミナル複合施設の詳細説明」「町立病院の状況説明」「意見交換会」などと告知をしてみましたが・・・浸透しなかったです。
 
結局、1回目(木曜日午後3時)は参加者が3人。2回目(木曜午後6時)は6人。3回目(金曜日午後6時)は10人でした。
 
まあ人数は集まらなかったですが、とても濃い意見交換ができて、新たな視点や情報やアイデアなどを得られました。参加者のみなさんも現状理解が進んだと思うので、次に何かの動きになるかもしれません。
 

■今後の課題
 
結局は「まちの文化」なんだと思います。今はまだまだだけど、種を播き続けなければ芽は出てこないので、機会を捉えてチャレンジし続けます。
  
ただ、選挙期間中の個人演説会は、選挙にならなければ実施できません。無投票ではそれまで。4年に1度の機会を得るためにも、立候補する人を確実に増やさないと。それが先ですね。
 
ということで、この件は今後も取り組みます!

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