2020年02月29日

学童保育所の現状【新型コロナウイルス感染対策】

一昨日(2月27日・金曜日)夕方、学童保育所の様子を見に行ってきました。
 
月形町では新型コロナ対策臨時休校に対応して、学童保育所を限定的に開所(基本は可能な限りの家庭保育。やむをえない場合に登録の有無にかかわらず預かるという措置。)をしています。臨休1日目は6人(通常の2割)、2日目の昨日は3人が利用したとのことです。
 
当初は道知事からの要請を受けての臨休1週間(2月27日〜3月4日)だったので、指導員の先生方も緊急対応でガンバロゥとなっていたものが、27日の首相によるお願い(3月2日〜春休み)によってこのまま春休み明け(〜4月6日頃)まで連続1ヶ月間という事態になりそう、どうするか・・・ 緊急の意識では対応できないので、利用者把握やシフト組み直しなど《日常》としての対応に切り替えて準備を進めていることを伺いました。
 
今回の対応で一番困っているのは、施設利用(図書館も体育館も小中学生の入室禁止)や散歩(外出自粛の影響)もできないので、一日中学童保育所の中にいなければならないこと。長時間、同じ場所に(それも連日)いることでケンカなども増えることが予想され・・・ それをどう乗り切るかと頭を悩ませていました。
 
そしてもう1つ。新型コロナウイルス対策のため、毎日閉所後に施設内(床や玩具や物品等)を消毒液(次亜塩素酸)で拭き上げなければならないこと。施設が広く、指導員の人数も限られる(最大3人、場合によっては1人)で行わなければならないので、時間も体力も使うと。これから先1ヶ月間ずっと続ける・・・ かなり厳しい作業だと感じました。
 
臨時休校によって《学校》という空間の危険性はなくなったものの、その受け皿となる部分の整備や手当は「現場の意識と頑張り」に支えられているように感じます。他にセーフティネット機能がない月形町にとって、学童保育所の開所は必須。ならばここに人的・金銭的な支援をしなければ成り立たないと強く感じました。
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以下は私個人の意見です。
 
道知事が1週間の臨時休校を宣言したことは理解します。感染者数が増加傾向にある時に何かの手を打って時間を稼ぎ、その間に体制を整えて先手に回るという意志を感じました。
 
ですが、その後の首相の「全国一斉休校」「春休みまでの休校」はどうしても受け入れられない。あまりにも唐突で、準備が間に合わないから時間稼ぎよりも消耗が大きい。「政府の補償」もどこまで行われるのか? 
 
※ 道知事によるこの土日の緊急事態宣言については微妙。緊急事態宣言の意図や、外出自粛がどう感染拡大防止につながるのかがよく解らなかったです。(接触機会を減らせば拡大が減るということは理解できますが、それだけだと全ての社会活動抑制に繫がってしまうので)。ただ、道民に危機意識を伝えらればいいのか?
 
私たちは社会の中で暮らしています。リアルな生活がそこにあります。政治に関わる人には、現実の暮らしにきちんと目を向けてほしい。自戒をこめて。

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