2020年07月30日

コロナ対策補正予算の説明【全員協議会】

7月27日(月)午前に全員協議会が開催され、8月4日(火)の臨時会に上程されるコロナ対策補正予算の内容についての説明がありました。

これは国からの臨時交付金(2次補正)を財源にしたコロナ対策予算です。

今回、国から配分されたのは1億5600万円! 
平常時の月形町年間予算は35億円程度なので、とても大きな予算配分(それも短期間に使途を決めなければならない制約)に、困惑しているような印象も受けました。

※ 写真は今朝の北海道新聞/空知版。各自治体への臨時交付金額が一覧になって出ていました。普段から「(コロナ対策で)やりたいこと」に思考を巡らせている自治体は渡りに船でしょうし、そうでない自治体は汗を掻きながら知恵を振り絞っていることでしょう。

月形町の対策は27項目にも及びます。
傾向別に
●各施設のコロナ対策(施設整備・防止対策)・・・避難所/役場庁舎/町内事業所/福祉施設・通所施設/公共施設・総合体育館・図書館/町立病院/小中学校/樺戸博物館/救急車両
●支援事業・・・中小企業経営継続(旅客運送業への追加)/農業経営継続/学生の生活(高校生、大学生等)/特別支援金(基準日以降の出生者)/ひとり親家庭
●町立病院発熱外来設置
●教育関係:スクールバス増便/修学旅行等バス/1人1台タブレット/トイレ/教員慰労金
●議会中継システム(←別項目で説明)
●プレミアム商品券発行(当初計画への上乗せ)
●啓発活動・・・マスクケース等
●備蓄衛生資材購入

早急に動き出すために細かな部分をチェックできないことに不満と不安がありますが、国の交付金を有効に使うために、現状では受け入れるしかないことが多いです。事業の想起段階から加われれば違うのでしょうけれど、チェックが基本の議員の立場としては、これが精一杯かなと。

その中でも一番気になっているのは《エアコンの導入》。コロナ対策で、様々な施設や民間事業所に大量のエアコンを導入するための費用や補助が計上されています。

●コロナ対策として【換気】が有効だといわれている中で、夏も涼しい北海道の月形でエアコンは必要なのか? 
●エアコンによる空気循環でむしろウイルスを拡散する事例も見うけられるので、その部分への配慮は? (小中学校へのエアコンには吸気換気機能付とされているが、それ以外には記載なし)
●この時期にエアコンの導入を決定したとしても入荷待ちでは? 設置するのは秋以降になる。本当に必要か? エアコンで暖房も可能だが、北海道の冬にエアコン暖房は力不足やランニングコストの問題が出てくる。
●月形町の場合、コロナ対策で影響が出るのは冬の暖房時の換気。となれば《エアコン》より、既存の暖房設備でも使用できる《換気や空気清浄機能を持った機器》の導入が重要なのではないか?

これらのことを全員協議会で指摘したので、臨時会での質疑でも取り上げたいと考えています。
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■ 関連で ■
6月2日の臨時会に当初「町民1人30枚のマスク配布」が計上され、議会からストップがかかって変更した件の続報です。

結局、福祉関係の11施設に計30,600枚のマスクを配布、備蓄用には47,700枚を確保、経費は280万7千円。当初予算からの差額494万1千円を、8月4日の臨時会・補正予算で減額するとのこと。
適正な予算執行がなされて良かったです。

国の事業では福祉施設向け第2弾アベノマスク様のマスク配布に疑問の声が上がっています。国も社会状況や国民の意見を聞いて、柔軟な事業の執行をしてほしいものです。

町職員の飲酒運転事故について

標題の件を私が知ったのは、早朝(28日・火)のラジオニュースでした。町立病院レントゲン技師(=町職員)が飲酒運転をして砂川市内の国道中央分離帯に衝突したとの一報に驚いたのは言うまでもなく・・・

その後
28日(火)午後3時過ぎには、町内IP電話で町長からのメッセージが配信され、
29日(水)の北海道新聞朝刊で詳細が報じられました。

事故当時のアルコール濃度が基準値の2.5倍! 

飲酒運転の危険性を全く理解していない行動に怒りを感じます。さらに砂川市内国道での飲酒運転事故といえばすぐに、2015年6月に飲酒運転による公道レースで一家5人死傷した事故が思い浮かびました。飲酒運転撲滅に力を入れている場所。やりきれない思いです。

飲酒運転そのものは個人の問題ですが、町職員であったという組織の問題と繫がるので、議員として今後の展開を注視していきます。

今回、不幸中の幸いだったのは単独事故で被害者がなかったこと。そのことは本当に良かったです。

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