2011年02月15日

第31回行政区対抗ミニバレーボール大会

2月13日(日)、今年も行政区対抗ミニバレーボール大会が開催されました。今回は第31回。開町100年の時に始められたとのことで、歴史を感じますね。初回から欠かさず参加されている方もいるそうで、町民に根ざした素晴らしい大会になっています。

この日の参加は男子12チーム、女子9チーム。白熱した戦いが繰り広げられました。

私も市南行政区女子チームの監督として参加したのですが、我がチームはあえなく予選敗退。ただチームワークは大変良く、即席チームにしては善戦したので充分楽しめました。また男子チームも同様の成績だったので、早々に懇親会を始めたことは言うまでもありません。地域全体で親睦を深めましたよ。これもまた楽しみの一つです。

早々に会場を引き上げたので、最終結果はわかりません。結果にこだわらない、これもまた一興ですね。

また来年楽しみましょう。

2011年02月13日

劇団がたっこ第6回公演「ヒトミ」

20110212a.jpg2月12日(土)午後6時、月形町多目的研修センター。
劇団がたっこの6回目となる公演に今年も200名近い人が集まったのではないでしょうか。2月の第2土曜日、劇団がたっこの定期公演がすっかり定着したようです。

さて、今年の演目は「ヒトミ」。

一言で説明するにはかなり難しい「大人」の内容でした。スッキリとした舞台装置と都会的な音楽は、今までの劇団がたっことは全く違った雰囲気。様々な場面がフラッシュバックの手法で展開され、最後には繋がって行く構成も見事で、本当に見応えがありました。第6回を迎える劇団がたっこの歴史と実力が作り出した2時間半にもおよぶ力作でした。

ここでちょこっと「あらすじ」を紹介すると・・・

交通事故で首の神経を損傷した主人公ヒトミは、首から下の身体を動かせなくなってしまいます。が、ハーネスという開発途中の医療器具を取り付けることで以前のように自由に身体が動くようになります。ただ感覚は取り戻せないまま。
元の身体のようでそうでない自分、複雑な動きをすると不具合を起こすハーネス、恋人との切ない感情、親への気遣い、ハーネスを開発する医療チームのサポートと期待・・・ヒトミはそれらを抱えて頑張って、頑張って、頑張って・・・限界が来たその日・・・

劇団員の個性と配役がぴったりで、役者が出てくるだけで「何かしてくれるんじゃないか」と期待ができるほど、私の中に劇団がたっこが馴染んでいることを実感できた今回の公演でした。

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余談ですが・・・
ヒトミのお母さんを演じていたマキちゃん。とても通る声と人の機微をも感じられる演技に、毎公演引き込まれていました。私の一番のお気に入りの役者さんです。そのマキちゃんも今回をもって卒業とのこと。ちょっと寂しい。でもここでの経験を原石に、自らを磨き上げていって欲しいです。輝く姿が楽しみです。

そして最後に・・・
この日の舞台を成功させるために、どれほどの人の手が差し出されたのでしょう。劇団員をはじめ、指導する人、支える人、応援する人、見守る人・・・それらは全て同じ想いを持って集まったのです。
そして、その中心にいたのは団長さん、あなたです。

素敵な時間をありがとう。

2011年02月10日

「さっぽろ雪まつり」で月形をPRしてきましたよ♪

先日の告知通り、2月8日にさっぽろ雪まつり6丁目会場で月形をPRしてきました。2月9日の北海道新聞にも大きく写真付きで取り上げられていたので、みなさんのお目に触れているかもしれませんね。

8日午前、月形は吹雪模様。道中心配でしたが、札幌はとても良い天気。風も弱く(私には)比較的暖かな日でした(最高気温 札幌:ー2.2℃)。

6丁目会場は「市民の広場」がテーマで、北海道ご当地グルメが砦のように周辺を囲み、とうきび、ジンギスカン、磯の香りなどが漂っていました。中央にオーロラビジョンと15畳ほどのステージが設置され、その前には飲食もできるイスとテーブルそしてテント。その外側を、雪祭りを見に来たたくさんの観光客が川の流れのように移動していました。

準備を整え15分前から呼び込み。何も始まっていないこともあって感心を持ってくださる方は少数。それでも「月形の特産品が当たるクイズに参加しませんか〜」の呼びかけと、ゆるキャラ・ベルデ君の愛嬌のある仕草が人を引きつけ、開始間際には50名が集まってくれました。

午後3時、ステージ上で月形町のPR開始。

月形の歴史や観光スポット(樺戸博物館月形温泉ゆりかご皆楽公園)、そして自慢のトマトジュース「まんまるトマト」を紹介。司会のお姉さんの流石プロというリードと、月形の雰囲気を伝えたい素人集団が噛み合って、和やかな雰囲気で10分間はアッという間でした。

その後、月形を題材にした○×クイズの正解者に、月形名物「さかいのジンギスカン」、お米2kg、月形産大豆で作った「まんまる納豆」、まんまるトマト10缶などをプレゼント。はずれた方にも「はな・花の かぼちゃまんじゅう」を手渡しして、ステージPRは終了。
雪まつり運営スタッフのみなさん、お世話になりました。

今度は場所を移して、川の流れのように移動する観光客に「観光パンフレット」と「PR付きテッィシュ」を配布。外国人や修学旅行生、道外の観光客がほとんどでしたが、

「月形!知ってるよ。皆楽公園行ったことある。」
「浦臼出身だから年に1回は月形も通るよ。」
「当別までは行ったことあるんだけどなあ。」
と声をかけてくれる人もいて、嬉しかったです。

そうこうしているうちに30分。準備したティッシュ500個を配布し終えて任務完了!!

お疲れ様でした!
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私は今回初めて町外での観光PRに参加しましたが、色々感じて帰ってきました。
私たちはPRしたくても、そこにいるお客さんは必ずしもそれを求めていないので、振り向いてもらうためには相当の準備が必要だと。プレゼントやティッシュの配布も仕掛けの一つですが・・・もう一つ工夫しないと、PRする側も、受ける側も、気持ちよくできないんだなあと。

その中で「ベルデ君」の活躍はスゴイです。子どもから大人まで惹きつけられるんですから。その魅力は容姿だけでなく中身なんでしょうね。仕草がとっても可愛くて・・・。

それから今回特に勉強になったのは、一緒にPR活動したYさん(先輩女性)の言動。
通路でのティッシュ配りの時のこと。足元は荒れて穴ぼこ状態の場所。みんな配布することばかりに気を取られている中、
「お足元にお気をつけてくださいね。」
「月形町です。どうぞお使い下さい。」
そう声をかけながら通路の状態に気を配り、道を開け、手元の取りやすい位置でティッシュを差し出す姿ありました。

Yさんにしても、ベルデ君にしても、相手側に立ってモノを考えているからこそ、自然にその場にふさわしい言葉が出てくるし相手が喜ぶような仕草が出てくるのでしょう。

観光PRこそ、ホスピタリティー。ここが肝ですね♪

2011年02月09日

ボランティア交流・研修のつどい

2月7日午後、交流センターで「ボランティア交流・研修のつどい」がありました。

日頃ボランティア活動をされているみなさんですが、月形町のような小さな町であっても所属団体や活動分野が違っていると顔を合わせる機会がなかったり、お互いの活動を知らなかったり。そこで「ボランティア」仲間として一堂に会し、研修を行いながら交流を深めようと、今回初めて開催されました。

主催は月形町社会福祉協議会と、月形町ボランティアセンター運営委員会です。

ちなみに「月形町ボランティアセンター」とは、社会福祉協議会の中に設置されていた組織で、昨年の組織再編以来積極的な活動を展開しています。福祉分野のボランティア全体を調整・統合(コーディネート)して月形町全体の福祉を向上させることが目的です。今年度は小中学校での福祉体験授業の実施、多世代交流の餅つき大会、映画の上映会や各種研修会などを企画・運営しています。

この日の参加者は、ボランティアセンターに登録している各種ボランティア組織(月形町更生保護女性会、月形町赤十字奉仕団、あけぼの婦人会、JA月形町女性部、新田婦人会)と個人登録者、一般参加者(民生・児童委員も含む)それに主催者などで、総勢50名ほどでした。

研修(講演)は講師の長谷川先生が実際に行っているボランティア活動の紹介を中心に、そこから導き出されたボランティアのポイントとアイデアが示されました。交流会ではお茶とお菓子を囲んで和やかな雰囲気の中、それぞれの活動の紹介や悩み、解決法など、本音の話しもできて有意義な時間を過ごすことが出来ました。
以下、書き留めておきたいことを記します。
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講演「楽しく続けるボランティア活動のコツ」
講師 北海道医療大学看護福祉学部 准教授 長谷川 聡氏

■視点を変える
・どんなこともボランティアになる
・ボランティア活動とは、自分たちの楽しみが、人のため、誰かのためになること。
 ボランティア活動=(する方・受ける方)お互いのためになる

■公費で運営される「生涯学習講座」にボランティアの要素を取り入れる仕組み
・趣味で行う「カルチャースクール」と、公費運営の「生涯学習講座」とでは本来の目的・到達点が
 違うのではないか。
・生涯学習講座にボランティアの要素を取り入れることで、より自主的で、達成感のある
 楽しい講座になる
 例)「合唱講座」・・・1〜4回は通常のレッスン。5回目に福祉施設での発表会。
          1回目に講座開設の目的と目標を伝えることで、やる気が変わる

■ボランティア活動が続くコツ
・自分が「楽しめること」「やりたいこと」をボランティア活動にすることが基本
・目標を設定、それに向かう途中に小さな楽しみを確認できる場を持つ
 例)「生きがい探偵団」市民劇団・・・やりたいことを演目にし、慰問活動をする劇団
  明日への希望・・・次の公演(目標)を設定することで、やりがいが出来る
  楽しい今 ・・・・・稽古や会議と称し寄り合う。会話や食事、話しができることが楽しい
・仲間の絆が深いこと・・・生きる上での安心感になる
・出来るだけ「手作り」で・・・手作りは人の輪を広げる

■文化活動=福祉活動
・文化活動に関わる中で、人と人とが繋がる。地域を知る。→ 福祉活動に繋がる

■その他(交流会から)
・ボランティアは余裕のある人がするもの。義務でするものではない。
・ボランティアはやりたいことをするのが基本。相手(派遣先)の要求で動いてはパンクする
・組織の場合、時代を重ねるうちに理念や内容も変化する。ボランティア組織も同じ。
・組織加入者も減っている。最大人数の時と同じ活動は出来ない。現実を見つめる。
・身の丈にあった活動は何か、組織内で議論する必要がある。
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一般に、ボランティア=福祉分野の印象が強く、またボランティア組織に加入している人にとっては、「義務」「福祉の担い手」というイメージが強かったようです。この日の講演と交流会で「少し気持ちが楽になった」と感想を述べられていたのが印象的でした。

しかし現実には、(特に福祉分野で)ボランティアが行政の下請的な役割を担わされているのも事実です。人口の少ない地方の自治体では、限られた「やれる人」が自己犠牲でこなしている事例も多くあります。本来は制度を整え、労働の中で消化すべき仕事なのに。
ボランティアをする側だけでなく、関係機関や国も意識改革が必要でしょう。私たち議会にとっても再認識すべき課題です。

文化活動と福祉活動の関連性も興味深かったです。
福祉ボランティアが福祉分野だけにとどまっていると、やはり窮屈。町内にも教育や環境分野のボランティア活動や組織がありますが、事務を受け持っている行政機関の影響で別々に運用されています。どの組織も人員不足が課題で、負担感が増している面も見受けられます。「ボランティア」という枠で一つに統合できれば、する側も受ける側も事務局も、ともに余裕と楽しみが生まれるのではないでしょうか。

行政の縦割りから脱却できるのも末端のサービスを担う地方自治体だからこそ。
一歩踏み込んで、町民の福祉の向上、文化の向上に寄与できれば・・・
月形町ボランティアセンターがその受け皿になれればいいですね。
そのためには、また(別の)支援も必要です。社会は全てが繋がっているんですよね。

2011年02月06日

総務民教常任委員会(2011.2.3)

2月3日午後、本任期最後となる総務民教常任委員会が開かれれました。
今回の調査内容は「病院事業の運営状況について」。

私がこの委員会に所属してからの4年間で町立病院をテーマとしたのは3回目、ほぼ1年に1度の割合で議題に上っています。毎回「運営状況」の調査ですが、その切り口は様々。今回は「運営上の課題と、今後も存続するための方策」という方向で調査が進みました。
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【現状】
■病院経営上の標準人員は基準を超えているものの、内科常勤医が1人状態で運営は厳しい
・[標準人員]医 師  :3.5人(実人員3.6人=常勤2人+非常勤の常勤換算1.6人)
       薬剤師  :2人 (実人員2人 =常勤2人)
       看護師  :18人 (実人員18人 =常勤18人・・・正看9人、准看9人(内嘱託1人))
       看護補助者:7人 (実人員13人 =嘱託13人)
・入院患者の多くは内科。長期的な対応が必要な人が多い。
・入院患者の減少=入院収益の減少 → 病院経営の悪化
・内科医は町内老人施設の定期出張診療を行っている(愛光園、藤の園、シニアハウスなど)
 施設入所者は長期的な観察を必要とする場合が多いので、出張医では対応が難しい。

■月形町立病院は札幌医大との関係により成り立っている。様々な診療科や宿日直の出張医派遣、
 検査態勢の維持にも医局との関係は重要。
■入院患者は、都市部の総合病院で手術を受けた後の経過観察・養生・リハビリ等の目的も多く、
 自宅や施設に戻る前の中間施設としても利用されている。

■病院利用患者の多くが60歳以上。町内からの患者が8〜9割、近隣地域からが1割程度
■高齢者の通院にはタクシーや地域バスの利用もある。
・タクシー利用者は往復とも使っている人が多い
・地域バスの利用者は「南方面の帰り利用」が中心。札比内地区は土曜日(運行時間の関係)

■町立病院という性格上、行政の期待に応えるための部分も多い。
・救急体制の維持、 各種診療科目の維持、 検査の実施、 各種ワクチン接種、
 地域医療体制の維持(老人施設との連携) 
■地域医療の広域化構想は、これから進めるところ
 (昨年発生した新型インフルエンザへの対応で、進展が遅れた。)

【課題】
●内科の充実を図りたいが、常勤医の確保は難しい(医療制度全体の問題)→ 非常勤の確保
●地域医療の担い手としての町立病院の位置づけ
●利用者の利便性の向上(最大利用者である高齢者の視点)
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昨今、地方の公立病院の経営が苦しい理由として医師や看護師の不足が上げられています。
月形町立病院では標準人員をクリアしているので、私は今までそれほど問題視していなかったのですが、実際の運営場面(特に地域医療の担い手の立場)では「常勤」でなければ務まらない部分も多く、数字だけでは見えてこないのだと理解しました。

また、病院の運営は様々な助け合い(連携・関係性)により成り立っていて、医師不足の問題が一般に言われる医師養成課程の問題(大学の医局の人員不足)に起因するだけでなく、地域医療や検査体制の維持、診療科の数等広範囲に原因と影響があり、地域医療も含めた医療制度全体の改善がなければ解決しにくい問題であることを再認識しました。

6年前の合併問題が盛んな頃、私は地域病院の広域連携(中央病院とサテライト病院)の可能性に期待しましたが、近隣の医療体制や日本の医療制度も変化し、同じ枠では考えられない状況になりました。今は様々なアイデアで地域医療を確保する手だてを考えていかなければならない時代です。

町立病院の先生方や関係者が「地域医療の担い手」として頑張っている以上、議員としてもそれをサポートする立場でしっかり関わっていきたいと思います。また、年齢を重ねるとともに日常的に病院を利用するようになりました。利用者(患者)としての目線も積極的に活用していきたいです。

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