2019年02月15日

金子耕弐さんが月形町に【平成30年度 子育て講演会】

私はHBCラジオのヘビーリスナー。11時からの人生相談に続く「金子耕弐のファミリートーク」を聴いては、子育てのヒントにしたり、子育て環境を考えたり。その金子耕弐さんが講師となる「子育て講演会」が昨日(2月14日)午後に町内で開催されたので行ってきました。
 
「子育て講演会」は子育て支援事業の1つで毎年開催され、委託先の「花の里こども園」が主催。金子さんをお呼びしたいという保護者の要望があって実現したとか。若いお母さん方はもちろんのこと、ラジオのリスナーである私やそれ以上の女性たちが多数、男性の姿もちらほらと、60人近くの町民が集まりました。
 
講演内容は「(社会状況が50年前とは全く変わってしまった)この時代だからこそ、子育てに必要な4つの柱がある」として、
・愛情
・時間と感動の共有
・親のリーダーシップ
・他人の幸せを考える
(+スマホが子育てに与える影響)
について具体的な事例を交え、参加者と唄う場面もありながら(予定の)90分を超える講演となりました。
 
これまで何度も参加している子育て講演会ですが、今回は年齢層の幅広さと参加者数では群を抜いていたように感じます。また、講演中はもちろんのこと、最後のアンケートにも熱心に書き込む参加者の姿があって、満足度の高さを感じました。
 
今日の講演内容や参加者の様子をみて、子育て支援事業は「子育て」を主眼に置きながらも、環境整備や連携強化など社会に対して働きかけることも大事だと感じました。参加対象者を幅広く見据え、講師の選定をすることも必要なのかもしれません。事業予算の拡充も検討課題の1つだと感じました。(3月定例会の一般質問に取り入れたいと思っています。)

2019年02月09日

これを月形町内で公開で行う意味は?【鉄道事業の廃止届出に係る意見聴取/傍聴】

昨日(2月8日)午後、月形町交流センターで行われた国交省北海道運輸局主催の「鉄道事業の廃止届出に係る意見聴取」を傍聴してきました。例の面倒な傍聴手続きが必要なアレです。
 
結論から言います。全く意味を感じない、不快な意見聴取会でした。そして、上坂町長の発言にも疑問を持つに至りました。
その内容を以下に記します。
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この意見聴取は、鉄道事業法(事業の廃止)第二十八条の二・第2項による法定の意見聴取で、鉄道の廃止に向けて行わなければならない道筋の1つ。法律により関係地方公共団体と利害関係人の意見を聞くことになっている。
 
今回の「関係地方公共団体」は、当別町、月形町、浦臼町、新十津川町、北海道。「利害関係人」はJR北海道。各団体2名の出席で、月形町からは上坂町長と五十嵐参事。
「意見聴取者」は国土交通省北海道運輸局鉄道部長。
一般傍聴は7人(ほぼ顔見知りの人達)。報道は3社。
※写真は、北海道新聞2月9日朝刊
 
意見陳述では、まずJR北海道が廃止に至る経緯、廃止のために自社が担う内容、廃止日を繰り上げないことを述べた。続いて4町が順に廃止を受け入れるまでの経緯、廃止に伴う課題、要望などを述べ、最後に道が(これまで通りの抽象的な)姿勢を述べた。
意見聴取者(鉄道部長)はそれぞれの団体が意見を述べるたびに、それを受けるような形で内容を確認していくのだが、ほぼ復唱するような形だった。
 
なのだが、途中でちょっとした問題が発生。浦臼町長が意見を述べたあとに意見聴取者が内容を確認する際「新十津川町は歴史と・・・」とまだ発言していない新十津川町の意見内容を読み上げてしまった。誰にでも間違いがあるから、そのことを問題にするつもりはない。
それより私が強く感じたのは
 
●シナリオをただ読み上げるだけの意見聴取会を月形町で開催し、それを(煩雑な手続きを課して)公開/傍聴させる意味があるんだろうか?
 
●この茶番のような意見聴取会を開催するのに、どれだけの税金が投入されたのか? 
 
●これを傍聴・取材するため費やされた民間人の時間とエネルギーをどう考えているのか?
 
公開だからわかったことではあるが・・・
シナリオ通りに進まなかったことで、この会議の意味の無さが大きく印象付けられ、結局は「手続き通りに進めた」「公開でも行っている」のアリバイ作りでしかないことがハッキリした。
 
この会を月形町で開くにあたって国交省職員が(少なくとも6人も)列車も止まるような極寒の吹雪の中、札幌からやって来て、会議中ただただ席について既に出来上がっているシナリオを目で追っている。
■シナリオ通りに進まなくても、会議になんの変化もなかったのに。
 
さらに違和感を感じたのは、国交省職員の1人(ただ1人の若い女性職員)が意見陳述が終わるたびに後方から静々と現れ、発言した町長からマイクを受け取り、次の町長に手渡す。そしてまた静々と後方に下がる。
■こんな儀式が必要なのか? 町長らは1mも離れていないところに座っているのに。
■男性職員でも同じように儀礼的な動作をするのか?
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上坂町長の意見陳述で疑問を持ったのは以下の点。
「(JR札沼線の廃止を受け入れるにあたって)バスターミナルを中心とした拠点化施設をつくることを町民と約束した」
 
「町民と約束した」とはどういう意味だろう?
確かに町長はJR問題の取材等で「バスターミナルを中心とした拠点化施設をつくる」と言い、複合的で大規模な施設をつくろうとしているようだが、町民に直接説明したことはない。新聞報道等でそのことを知った町民からは
●人口が減っていくというのに、大規模な施設をつくるの?
●今まで通り、駅舎を利用するんじゃダメなの?
●町内に公共施設はいっぱいあるのに、どうするの?
など(私に聞こえてくるのは)ネガティブな意見がほとんど。町民は「町長が勝手に言っている」くらいにしか捉えてないように感じる。
それなのに約束?
 
3月定例会での一般質問がまた1つ増えた。

2019年02月06日

決断を先送りしたことのツケ【まちづくり常任委員会】

今日(2月6日)は午後から3時間にわたって議会(まちづくり常任委員会)がありました。3時間ずっと意見を言っていたような感じで、とても疲れました。
 
今日の所管事務調査は産業課。どれも重たい内容でした。
1)平成30年産農産物の生産状況
2)観光振興事業
3)(株)月形町振興公社の運営状況
 
◆月形町の基幹産業である農業。平成30年は悪天候(低温、長雨、日照不足、台風)でほとんどの作物が品質劣化と出荷量減。農家所得が低下するのは確実で、平成31年度の税収が懸念されます。
 
◆観光振興事業では、皆楽公園周辺施設をどう整備すればいいのかをコンサルタントに委託していました(平成30年度、750万円)。中間報告段階ですが・・・ 町民アンケートの回収率が悪い(2.9%)他、色々気になる点があって、現状把握や分析は難しいと感じました。
それでも何らかの成果を得るようにしてもらいたいものです。
 
◆(株)月形町振興公社については、収支があまりにも悪く、年度末に3000万円の借り入れしなければならない、これまでで最悪の財務状況です。にもかかわらず、具体的な収支改善策がないままに次年度の指定管理料を増額する方向とか・・・ 
 
 
同じことを繰り返しているうちに状況はドンドン悪くなっています。どこかの段階で思い切った決断(行動や思考を変えること)をしなければ、ズルズルと底なし沼に引きずり込まれてしまうでしょう。既に片足かけていると思います。精神論や一般論では解決できないんですよねーーー。(振興公社も病院も)もう待ったなし。
 
決断を下すべき人が、全てをかけて状況を変える決断をしなければ、雪崩のように崩れ去って元に戻らないところまでいきそうな空気が漂っています。

2019年02月03日

運営と財務管理はどんな組織でも大変【北海道自治体学会の運営委員会】

昨日(2月2日)は午後から北海学園大学で北海道自治体学会の運営委員会。全道各地から吹雪や降雪にも負けずに集まって議論しました。

※北海道自治体学会では会員の中から運営委員(上限30人)を選び、運営委員会での協議によって活動の方向を決定しています。政策シンポジウム等の企画立案やニュースレターの発行も運営委員が担っています。現在、私は北海道自治体学会の代表運営委員(3人)のうちの1人として活動しています。

 
今回の運営委員会は、様々な学会活動の進捗状況と財務状況の確認が主でしたが、合わせて今後の方向性や運営委員改選も話題に上って、重くて濃厚な議論になりました。
 
どんな組織もそうですが、活動を維持継続するためのマンパワーやお金のやりくりは大変。思うように全てはできないので、どこかで線を引いて諦める場面が出てくるので、少しでも関係者が納得できるような形に持っていければいいのですが… 弱小で貧乏な組織の宿命ですね。
 
会議は3時間半におよびました。お疲れさまでした。
次回は3月末から4月頃、5月に開催する政策シンポジウムの最終確認がメインテーマになるでしょう。


※北海道自治体学会では現在、来期(平成31年5月〜33年5月の2年間)の運営委員を募集しています。会員の方で興味のある方はホームページをご確認いただきご応募ください。よろしくお願いします。
http://jititai.net/hokkaido/

2019年02月02日

月形の魅力と課題をともに考える【北海道大学教育学部辻ゼミ生からのインタビュー】

今朝(2月2日)は札幌。北大構内で学生さんからインタビューを受けました。
 
北大教育学部 辻智子先生のゼミでは地域課題の解決に向けた取り組みを研究テーマにしていて、昨年度から月形町を研究対象に活動しています。
 
今年度春から私も関わるようになり、月1回の月形訪問時には我が家の圃場に来てもらい、その時々の栽培の様子や技術などを植物生理の解説を交えてお話ししてきました。
 
学生さんはそれぞれテーマを設定し今月27日の発表会に向けてレポートをまとめているのですが、その一環で私もインタビューを受けることに。
 
今日は、野末修平さんから「新規就農」についてのインタビューでした。彼は我が家の圃場で農業の話を聴くうちに農業に興味を持つようになり、このテーマを選んだそう。すでに役場や他の新規就農者のインタビューを終えていたので、個人的なことのみお話しさせてもらいました。
 
実は、1月13日(きたひとフォーラムの始まる前)にもインタビューを受けています。その時は、町議会議員の立場で「月形高校」についてのインタビュー。担当は同じ辻ゼミの平野未綺さんでした。
 
若い学生さんと話しをするのは実に楽しいです。事前に質問内容をもらって回答するのですが、私の話す内容は彼らの予想とは大きく違っていて(つまり一般常識や他の回答者とも違うので)戸惑いの表情を浮かべるものの、途中で納得できて表情がパッと明るくなる。新しいものに触れた喜びを目の前で見せてもらえて、私も明るく嬉しくなるのです。
 
月形は滋味深い土地柄です。じっくり関わると良い面が見えてくる。ありきたりの観光施策より、腰を落ち着けた交流事業の方が魅力を活かせるんじゃないかと、学生さんとのインタビューで強く感じました。

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