2020年06月09日

これからのこと【令和2年第2回定例会】報告③議決事項

定例会報告③は「これから」に関すること。令和2年度の補正予算や条例改正や同意等です。1つ前の報告②専決処分は、既に行われたこと(過去)の承認だったので、見ている方向が違います。
 
令和2年度の「これから」は、新型コロナ対策が中心になることは言うまでもなく。令和2年度補正予算での新型コロナ対策は既に書いたのでここでは割愛。参考までに → こちら(当初の説明)と、こちら(一部の方向転換)
コロナ以外で私が重要と思う点を記します。
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《令和2年一般会計補正予算》8346万5千円増額 (総額 56億7469万7千円)
 
■新型コロナ対策  6839万3千円
 
■町内を走る新しい公共交通 → 月形町予約運行型乗合交通事業  179万6千円
・以前から検討していた、町内移動のための公共交通がいよいよ実証運行段階に。
・対象者を絞って検討。市街地以外に居住する人で、年齢(70歳)と免許の有無等で区切り。
・乗車対象者は事前に登録をした上で利用前日までに予約をする。
・令和2年度は3つのパターンの実験を実施。
 第1期 8〜9月  :対象)市街地以外に住む70歳以上の高齢者
 第2期 10〜11月 :対象)市街地以外に住む70歳以上と、69歳以外の無免許者、障がい者
 第3期 1〜2月  :対象)第1期、第2期の状況を見て確定
・平日4便、土曜2便の運行。スクールバスが走っていない時間帯
・1回1人400円(一般タクシーよりも安く、福祉輸送よりも高い)
・タクシー車両を使い1回最大4人まで。それ以上の場合は予約を断る←車両の大きさも検討項目
・経費)運行可能日数×回数=442回運行×1回2850円(タクシー運賃で計算)=197万円
 利用者からの収入)1回1人が利用したとして 400円×442回=約17万円
 差額 179万6千円が運行実験の補助金として予算計上しているが、実績で支出する。
 
〈宮下所感〉
「町内での町民の足確保=地域交通」は以前から求められていた。当初はJR代替バスと同時並行で進められてきたが、JR代替バスが先行し今年4月1日に運行開始できたことから、ようやく地域交通の検討に入った。町民にとっては身近な移動手段の方が関心が高く、多数の議員も関心を寄せていたのだが・・・ 
今回予算化されたが議会に対して事前の内容説明はなく、私には唐突な印象。5月22日に「地域公共交通活性化協議会」が書面開催されていたが、内容がホームページで公開されたのは6月4日(定例会閉会の翌日)。5月29日に全員協議会があったのだから、そこで説明があれば良かったのにと思った。
登録者(市街地以外に住む70歳以上)と一緒に、対象以外の人が同乗希望したとき(例えば、年齢に達しない家族)はどうするのか? ← 答弁では「課題」として結論は示されず「まずは実証運行をやってから」とするが・・・ 
町民の利用を促すためにも、議員の理解と広報力を活用した方がいいと思うのだけれど、執行部との意見の相違があるように感じる。
※ 参考資料】月形町デマンド交通(実証運行)の概要 ← 町ホームページ公開資料より
 
 
■小中学校に通信環境整備 → 小中学校情報機器整備事業 1121万9千円
・国のGIGAスクール構想のための施策。
・財源)国補助:475万8千円 + 町債(過疎債):520万円 + 一般財源:126万1千円
・全校生徒がタブレット等を使ってオンライン通信できるように、学校の通信回線を強化する。
・小中学生全員分のタブレット購入は、9月議会に予算計上、納入は令和3年度の見込み
 
※ 関連性があるので、詳細は一般質問報告で
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《その他》
■月形町国民健康保険税の税率改正
・令和2年度の国保税は少し下がる。
・令和12年に北海道内自治体の税率を統一する方向で進めている。それにあわせて、所得割(応能割)と均等割(応益割の一部)は据え置くも、平等割(応益割の一部)は若干下げる。一方で、課税限度額は少し上げる。
・結果、町民から徴収する保険税を 1823万8千円減額。国保会計の財政調整基金から2052万7千円を繰り入れる。
 
■農業委員11名、全員同意 (任期 令和2年7月20〜令和5年7月19日)
 
■工事請負契約
・新こめ工房の機械整備工事    3億6135万円
・青果物集出荷施設の新築工事   4億9280万円
・青果物集出荷施設の機械整備工事 1億3178万円
 
■株式会社月形町振興公社の経営状況
・短期借入金 3300万円
 (借入日:令和元年11月14日、令和2年3月30日/返済日:令和2年4月10日)
・令和2年度の皆楽公園等周辺施設等の管理の指定管理期間は、4月1日〜9月30までの半年間
・第27期(令和2年度)事業運営計画には、各項目ごとに「改善事項と課題」が掲載されている。
 
〈宮下所感〉 非常に厳しい状況だが、強い危機感は感じられなかった。 

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