2007年10月28日

冬の使者・2

 数日前、雪虫とは別の「冬の使者」が訪れました。シジュウカラです。キーキーと、効きの悪い自転車ブレーキのような声で鳴きます。

図鑑等では1年中住んでいる留鳥になるのですが、我が家で目にするのは決まってこの時期です。片付けているハウスの中や撰花場に入ってきたり、時には寒さで死んでいたり。特徴的な黒いスジと青みがかった身体の一部が特徴です。

写真は撰花場の天井にとまっているシジュウカラです。動きが速いのと遠いのとで鮮明ではありませんが、雰囲気だけ楽しんでください。

2007年10月26日

北海道ペレット(株)月形工場見学

今日の午後、地球を愛する会@月形のメンバー4人でペレット工場の見学に行ってきました。ちなみに、北海道ペレットの三浦社長も私達のメンバーです。(下の写真は事務所で使用しているペレットストーブ。ペレットストーブは日々進化し、今は様々なタイプがある。)
 

髙橋工場長の案内で、原料(建築端材)から工程(粉砕、乾燥、圧縮整形、冷却、選別、袋詰め)、製品までを詳しく見せていただきました。
  
この工場では、乾燥工程の燃料も製造段階で発生する規格外品を使用し、できるだけ化石燃料を使わないよう工夫されていました。また建築端材を使うことにより「ホワイトペレット」と呼ばれる、高熱量で灰分が少なく煙も出にくい製品になっています。

見学後、疑問点を質問してみました。
Q) 建築廃材や間伐材を原料にペレットは作らないのか?
A) 今のところは行っていないが、将来的な原材料として考えている。ただし、建築廃材や間伐材は製造工程で余分なエネルギーを必要としたり、製品の質が落ちる(灰分が多い、熱量が落ちるなど)可能性がある。

Q) 製品を入れるビニール袋は再利用可能なものに変更できないか?
A) 今後の検討課題。ペレットは湿気を嫌うのでそれをクリアする必要がある。

Q) ペレットの原料は?また普及状況は?
A) 道内では松が主(道外は杉)。普及しているのは岩手、新潟、山形、栃木など道外が先行している。皆ペレットストーブを製造している県。道内には今のところペレットストーブを製造している会社はない。ペレットストーブが安価に供給されれば普及も拡大していくと思う。

Q) ペレットストーブやペレットの利点は?
A) 木質燃料の特徴である温もりのある暖かさ。薪ストーブに比べ手間が少ない(+薪割り不要で高齢者向き)。建築端材をリサイクルできる。


中身の濃い見学会でした。私は来週、議員視察で厚沢部町のペレット工場見学に行きます。今日学んだことも含め、新エネルギーについて今後の展開を考えたいと思います。

2007年10月24日

冬の使者

今日は久しぶりに朝から青空。2度目の霜にもかかわらず日中は気温も上がり(最高気温は13.9℃)風もなく一日穏やかな秋の日和でした。ビニールハウスの片付け(積雪に備えて、ビニールを剥いで骨だけにする)もはかどり、寂しくなった圃場とは裏腹に、気持ちはホッとしています。

雪虫
のんびり気分で裏の土手に行って、傾き加減の日差しに輝く景色を堪能していると・・・フワフワと雪虫が漂いだし、あっという間に大群に!


本当に雪が降っているみたいに、目の前の空間の全てに雪虫が点在し、そこに名残惜しそうな太陽がキラキラと輝きを与えていて、それはそれは素敵でした。

写真にとっては見ましたが、目の前の感動を伝えることができず残念。
やっぱりこの季節に月形に来ないと見られない、とっておきの空間です。

2007年10月23日

冬至キャンドルナイトの企画会議

地球を愛する会@月形の冬至イベント「キャンドルナイト」に向けて、初めての企画会議を行いました。

今年の夏至に初めて行ったキャンドルナイトは、思いつきと勢いで始めたものだったので、充分な周知と準備ができませんでした。それでも「花のパフォーマンス」と「ハッピーカードによるお話し広場」で、参加者みんなの心が温かくなって、とっても素敵なスローな夜を過ごすことができました。

さて今度のキャンドルナイトは・・・

準備期間もたっぷりあるし、仲間も増えたし、また違った切り口で「スローな夜」を展開できそうです。雪に囲まれた静かな冬至だからこそのキャンドルナイトを一緒に作り上げましょう。

当日だけでなく、企画への参加も大歓迎です。興味のある方は地球を愛する会@月形のメンバー(もちろん、私でもいいですよ)に連絡下さい。お待ちしています。

2007年10月21日

C.F.A Club do!!の函館研修会から

私の持っている資格に「NPO法人日本切花装飾協会のカットフラワーアドバイザー(C.F.A)」というものがあります。これは切り花の生産から販売、消費までを専門的、総合的に学んだ人に与えられるものです。
約1年前、その資格を持っている道内の有志により、より深く花について学ぼうと「C.F.A Club do!!(北海道クラブ)」という団体を立ち上げました。私はその立ち上げから携わり、今は企画部員として活動しています。
そして今年のテーマは「花育」。様々な活動に取り組んでいて、この土、日に函館で研修会を行いました。

 
1日目は協会の花育活動「KIDS FLOWER(子供達に、花に親しんでもらおうという企画。東京の渋谷区の小学生を中心にして展開)」の実践紹介と、函館の花屋さんによるデモンストレーション(子供の花育教室のためのデザインや、クリスマスの花作品の紹介など。)です。


2日目は某花通信販売関係の全道コンテストの見学と、道南の主要な切り花産地である「七飯町」の圃場見学です。

今回も生産者、市場、花屋、アレンジ教室の先生、消費者と様々な立場の人が集まりました。初顔合わせの人もたくさんいる中、花に関する様々な話題で盛り上がり、楽しく充実した2日間を過ごしてきました。


C.F.A Club do!!の企画部員としての活動は、いつも楽しく勉強になります。花に関係する人の集まりといっても、それぞれ利害が相反する関係(売る側は高く売りたいし、買う側は安く買いたい)です。企画会議はいつも色んな意見が飛び交い、話しは四方八方に展開し、最終的には「貴重な時間とお金を使ってでも満足できる企画」にたどり着くのです。
こうして出来上がった今回の企画も、充分に満足していただいたようで、参加者はみんな名残惜しそうにバスを降り家路につきました。

こういった経験は「まちづくり」にも応用できます。
町の中に存在する様々な利害関係を超え、本質を見極め、心の満足を得られるようなサポートができれば、自然に楽しく幸せな時間になっていきます。そのためには腹を割って話し合い、本質を見極めるだけの体力が必要になります。
何事にも通じることかもしれません。

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