2019年10月23日

奈良県上牧町のまちづくり基本条例【月形町議会視察研修】

今朝5時前に北海道月形町を出発して、月形町議会一行は空路関西へ。午後1時半から奈良県上牧(かんまき)町で「まちづくり基本条例」について学ばせていただきました。

上牧町は、平成22年に「まちづくりの基本原則は、情報共有と参画協働」と定め、町民と議会と行政が策定委員会を作って議論を始めました。この時の委員は25人、うち一般公募が14人! その構成にも驚きましたが、3年間で73回の会議を行って徹底的に議論を重ねて「まちづくり基本条例」の基礎を作ったということにも驚きです。言葉の定義を明確にすることや意思統一の方法を議論するなど、真剣さと熱量の高さに圧倒されました。

その後、人数を12人(一般公募5人)に絞った制定委員会を立ち上げ、13回の議論とパブリックコメントやシンポジウムなども開催して、平成26年に「まちづくり基本条例」を完成させました。

現在は、まちづくり基本条例が機能しているか、「説明責任と適切な評価」にも力を入れていて、PDCAサイクルを活用して見える化し、町報で公開することで町民との情報共有に努めていました。その質と量はスゴイの一言。また、資料で頂いた「上牧町まちづくり基本条例・逐条解説」も素晴らしい! そのエネルギーと努力にも驚かされました。

その原動力はどこから来ているのか…
実は、上牧町は平成20年頃に財政健全化団体に指定されるほど財政がひっ迫していたそう。その現実と危機感が町民を動かし、そのことをまちづくり基本条例の前文に書き込んで戒めとしています。その潔さと覚悟にも感動しました。

人の想いは社会を変える!
技術的なこともありますが、やり抜くことの大切さを教わりました。

上牧町の議会や行政のみなさんには、とても丁寧に視察対応していただきました。
この場を借りてお礼申し上げます。どうもありがとうございました。
熱が伝わって燃えてきました! 私もこの地で頑張らねば!!

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