2020年06月07日

コロナ対策中心でしたが、他にも重要なことが進んでいます【令和2年第2回定例会】報告②専決処分

定例会の報告に戻ります。報告②は専決処分された内容を詳しく。

6月に開催される令和2年第2回定例会は、3月31日の令和元年度年度末で処理をした【専決処分】を承認する作業があります。大まかには「令和元年度予算の最終確定」「法令改正に伴って令和2年4月1日から施行しなければならない条例の文言等修正」です。その中で私がみなさんにお知らせしたいのは以下の点。

※月形町の専決処分は年度末精査のみです。新型コロナ対策は全て通常の審議と議決を経て決定しています。
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■国が実施した消費税対策プレミアム付商品券は利用3割
 
・令和元年10月の消費税アップの影響を押さえるために、住民税非課税世帯と3歳未満の子育て世帯に限って実施された国の事業。地元で使える2万5千円の商品券を2万円で販売するというもの。プレミアム率25%。
・対象者(962人)のうち商品券引換券を取りに来た人は約4割。その人によって買われた商品券は予定金額の約3割(割り当てられた満額を買わなかった人もいた)。
・使われなかった分を国庫に返納するために約400万円を一般会計補正から減額。
・なお、全国で行われたこの国の事業、どこの自治体でも同じような割合しか利用されなかったとのこと!
 
《所感》
○ プレミアム付き商品券の限界が示されたと思う。予定額の7割も使われなかった理由として「プレミアム付商品券を買うために2万円用意できない」「プレミアム分が少ない」ではないかとの分析に同感。さらに言えば「町内のお店で2万5千円も買う?」というのもあるように思う。
○ 行政(国も町も)はこの手の施策で非課税世帯と子育て世帯を一緒に扱うが、そもそもそこが違っていると感じる。非課税世帯の人は手元現金がない、一方、子育て世帯にはそれなりの現金はあるけれど、買いたい物や必要な物が身近なところで入手できなかったり、将来的な心配に備えたい。行動の元になる心理に気を配らなければ、思うような成果は出ないのではないか。
○ 毎年予算をつける町独自施策のプレミアム付商品券も、コロナ対策を行ったプレミアム商品券+クーポン券も、その結果の十分な分析と検証で将来に繋げて欲しい。
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■町立病院への操出金を 1000万円減額(操出金総額 2億0157万円)
(支出)患者数減少もあり薬品費 −700万円。
(収入)外来収入減(−300万円)と入院収入増(+600万円)によって、病院収入は300万円増。
    収支を調整し、一般会計からの操出金を−1000万円できた。


■少雪で除雪委託料が大幅減(−2225万1千円)
・当初の委託料は 6895万円 → 4671万円
・少雪で稼働時間が減り、排雪も少なかったことから


■ふるさと納税を下方修正
・ふるさと納税が好調(前年の7倍)のため年度途中で上方修正。3億4千万円を見込んだが・・・
 年度末実績は 2億9300万円だった。
・返礼品関係や「ふるさと納税基金」の積み立て額を実績に合わせて減額

■令和元年度一般会計総額は 49億2081万5千円(−8304万3千円)

2020年06月06日

発行しました。【ゆみこの議員活動報告書17】


配達が始まっています。昨日の夕方、全く面識のないお爺ちゃんから「届けてくれてありがとう。とっても良かったよ。電話番号があったからかけちゃったよ〜」って、電話をいただきました💕
 
反応があることが何より嬉しいです。賛同でも指摘でも疑問でも。こうしてやり取り出来たとき「発行して良かったぁ」としみじみ。それと同時に、何ごとも give and take. (give → take)。まず自分が動かないと何も始まらないんですよね。実感。
 
どんなことでもかまいません。コメントいただけたら嬉しいです。

■ゆみこの議員活動報告書17は、こちら(pdf)。印刷もできます。 https://yumiko3.net/PDF/gikaidayori17.pdf
 
■バックナンバーはこちら。
https://yumiko3.net/katsudotsushin.html


2020年06月05日

発送完了!【ゆみこの議員活動報告書17】

ここしばらく慌ただしい毎日でしたが、昨日(6月4日・木曜日)の午後に「ゆみこの議員活動報告書17」を配達地域指定郵便(タウンプラスと同様)で町内全戸に発送しました。2〜3日中に配達になるとのことなので、来週月曜までには配達されます。月形町はまだアベノマスクが届いていない状況なので、もしかしたら同時に配布されたりして!ナンテネ。それなら目を引くから、みんなに読んでもらえていいんだけどな〜(笑)
 
活動報告書の作成も発送作業も、気心知れた友達にお手伝いいただいています。いつも私の無茶ぶりに付き合ってくれて本当に有り難いです。ありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。
 
今回は新型コロナウイルス関連の内容を中心に、これまでよりも軽い感じの文章とイラストを使った表現で、柔らかい雰囲気にしてみました。というのも、自粛生活が続いて町内での交流場面が少なくなったので、活動報告書が人や心の橋渡しになったらなぁと思って。であるならば、話題提供の意味も込めて今回からしばらくの間、月1回発行してみようかと考えてます。農繁期で厳しいかもしれませんが、停滞している今だからこそ挑戦しなくちゃと思って。
 
活動報告書17は近日中にホームページにアップします。
取り急ぎ、発送完了したお知らせでした。
 
※町外の方で発送希望の方はお知らせください。(こちらから勝手に送りつける場合もあります・笑)

2020年06月04日

マスクが全てではないけれど・・・【令和2年第2回定例会/新型コロナウイルス対策】報告①

新型コロナ対策が中心になった令和2年第2回定例会が閉会しました。終わってみれば全ての議案が「原案可決」でしたが、いつもより濃い議論の末に事業の中身が変更になったのが「マスクの全町民配布」でした。まずはそこに絞って報告します。
 
■町の当初提案(全員協議会での説明)
○ 国から配分された新型コロナ対策費(地方創生臨時交付金:6172万円)を使って様々な事業がくまれた。
○ その中で「感染予防」を目的に、《(款)衛生費>(項)保健衛生費>(目)予防費》として約1400万円が計上され、その中に「全町民に1人30枚のマスク(こどもと施設は上乗せ)を郵送する事業=マスク13万4千枚分 702万円+ 郵送・印刷代 73万円=775万円 があった。「新型コロナの第3波、第4波やインフルエンザに備えて住民備蓄を進めるため」との理由
○ 説明を受けて、数名の議員から「町中にマスクが出回っている今、マスクの現物を配るときなのか?」と疑問の声。町側「マスクが足りないという町民の声がある」
○ 宮下の意見と提案(※他議員も賛同)
・現物郵送ではなくマスク券配布で郵送費削減。マスクを必要とする人が地元の商店で引き換え(=地元経済活性化)。
・同時並行して行われる「全町民に3000円の商品券配布」の際に、マスク代金(1人あたり1500円分)も上乗せ。マスクが必要な人はそれを使って町内で買ってもらう。(←予算の組み替え必要)
・町内の入所施設でクラスターが発生する場合にそなえ、マスクや防護服等を町が備蓄して提供する(←予算組み替え不要)
・マスク以外の予防策を。感知式照明、ドアノブの改修等(←予算の組み替え不要)
 
■宮下の一般質問
○一般質問で新型コロナ対策を取り上げた際、全員協議会での提案の根拠と効能等の詳細説明。新型コロナ感染症には、これまでの常識とは別次元の視点で対策する必要があることを強調。
町長は「理解している。しっかり対応する」と答弁。
 
■議案審議
○議案説明で副町長から「全員協議会の意見をふまえ検討した。一般質問での町長答弁にもあるように・・・」として
・マスクは備蓄分も考慮して、困っている人に優先的に渡したい。
・マスクの現物支給は家計の足しにもなることから「高齢者、子育て世帯、障害者、非課税世帯」に配布したい。
○質疑での意見と答弁
・東出議員「今はマスク配布でなく生活支援では? マスク予算を商品券配布に上積みすべき」「備蓄は予備費で」→ 町側「施策には時間のズレがある。今回、商品券を配布するのでそれで対応」「スピーディーに対応できるよう努力する」
・大釜議員「困っている町民の生の声を聴いて実施を」「民生委員や区長等に協力を要請。高齢者等に声かけしながら必要な場合はマスクを手渡すようにしてはどうか」と提案 → 「全員協議会で出たアイデアを含め検討したい」
・宮下「対象者を絞ると言うが、町民の42%が高齢者でそこに子育て世帯や障害者等を加えると、結局町民の半分にマスクの現物を配るのか? 70歳以上としても町民の1/3になる」「全員協議会と一般質問での様々な提案をした。それらを充分検討するとのことなので、そこを信頼する」
・楠議員「先日からの”今更マスク配布かよ!”という議会の雰囲気に意見を言えずにいた。各戸での備蓄も大事。マスクの件に限らす、町は状況に一喜一憂することなく冷静に、長いスパンで政策を考えてほしい」→ 町長「コロナに対峙するには、みんなが協調しなければならない。人を尊敬し、信頼することが土台」
 
■全会一致で原案議決
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《宮下の所感》
 
最終的に「明確な事業内容・予算の明確な使途」は示されなかったものの、議員側の意見や提案を充分汲みとった答弁があったこと、同じ科目《(款)衛生費>(項)保健衛生費>(目)予防費》の中で変更できるアイデアがあったことから、修正案の提出はせずに原案可決になりました。「修正案=町長に恥をかかせる」という認識が強い議会なので、ここが落とし所でした。
 
とはいえ、修正案の準備をしながら他の議員の意見を聴いたり、事務局や議長と事務手続きについて打ち合わせをするなど、議会としての権能を活かす手立てを議会内で再確認できたことは良かったと考えています。

2020年06月03日

1日目は超疲れた〜【令和2年第2回定例会】

昨日開会した定例会で一般質問が終わりました。速報するって言ってましたが、ゴメンナサイ。とにかく消耗して、帰宅後すぐ(夕飯の準備もせず)に眠ってしまいました。今朝は早朝から今日の山場に向けて準備を進めています。
 
今日の山場とは・・・ 一般会計補正予算に修正案を出すかもしれないということ。ポイントは、副町長による一般会計補正予算の説明で、「町民全員に1人30枚のマスクを配布する事業」を当初予定通りに実施するのか、変更されたのか。
 
先日の全員協議会でも訴えましたが、一般質問でも伏線を張って修正を促しました。応えてくれることを期待しています。それでも実施されるなら、減額修正案の動議を出さねばなりません。
 
今日、定例会2日目は午前10時開会。
一般会計補正予算は午前中に審議される予定です。

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