2010年01月28日

祝・梅木あゆみさん「北海道男女平等参画チャレンジ賞」受賞

月形町在住の梅木あゆみさんが、北海道主催の「北海道男女平等参画チャレンジ賞」で平成21年度「輝く女性のチャレンジ賞」を受賞しました。

梅木さん、おめでとうございます♪

(右の写真が梅木あゆみさんです。今日役場でばったり会った時に「ブログ用に」と、撮らせていただきました。いつも素敵な笑顔ですね♪)

この「北海道男女平等参画チャレンジ賞」は、チャレンジの身近なモデルを示すことで男女平等参画社会実現への気運を高めようと、北海道が平成16年度に創設したものです。職場・地域・家庭・その他のあらゆる分野で個性と能力を生かしチャレンジして活躍する女性や男性(個人や団体等)、またそのチャレンジを支援している団体等を表彰しています。
(同様の主旨で同時期から、内閣府においても「女性のチャレンジ賞」も設けられています。)

さて、今回「輝く女性のチャレンジ賞」を受賞した梅木あゆみさんは、ガーデニング用花苗等の生産直販店「有限会社コテージガーデン」の代表取締役であり、道内各地のガーデンプロデュースやガーデニング教室を開催するなど、北海道を代表するプロのガーデナーとして活躍しています。また「花」を生かしたまちづくりの提案や、男女共同参画関係の講演活動も精力的に行っていて、活動の幅はとても広いです。
みなさんの方が私以上に梅木さんを知ってるかもしれませんね。

今はこうして活躍されている梅木さんも、15年前にコテージガーデンを始めるまでは「趣味でお花を育てる主婦」でした。15年前といえば私たち家族が月形に移り住んだ頃。私の月形暮らしの積み重ねと、梅木さんが起業家としてどんどん大きくなっていくのとが同じ時期だったので、そのスピードの速さにいつも驚かされていました。そして私にとっての1つのロールモデル(お手本、あこがれ)として、確固とした存在になっています。

梅木さんの活躍は(私にとっても)すごい刺激で原動力です。

それから忘れてはいけないのが、梅木さんの夫さん。そしてご家族と周りの人々。
梅木さんもご自身のブログ【梅木あゆみ 社長室】の中で『この賞は私というより、私の周りの受賞だと思っています。だって自分一人では何もできませんから。』と書かれています。
そう、何事も理解と協力がなければ成し遂げられないこともまた、ロールモデルです。



こういう素敵な賞を受賞する人が月形にいるということに誇りを感じています。それに、別の視点・観点で町内を見たら、また違った素敵な女性のロールモデルがきっとあると感じます。

私はそんな素敵な宝石を発掘して、輝かせたい!!  

2010年01月24日

New Year Soul Night B・B・S in Tsukigata

BBSlive1.jpg1月23日夜、交流センターはライブハウスに大変身。札幌を拠点に活動するBAKER SHOP BUUGIEがフルメンバーで月形にやってきました。

普段と言うか、今までの人生でこういったライブにほとんど縁のない私にとって、プロの奏でるエレキギターやドラムやホーンの音と、伸びのある歌声は別世界。音楽を聴きながら手拍子したり踊ったり、町内で顔見知りのお姉さんやお兄さん方、それに大人の世界に興味津々の子供達と一緒に異文化のシャワーをめいいっぱい浴びた2時間半でした。

BBSlive2.jpgそうそう、忘れちゃいけないのはオープニングアクトを務めた「滝沢剛&金山伸吾」のお二人。二人は町内のアマチュアバンドのボーカリストで、普段は別々のグループに所属している農家のお兄さん(ほぼ私と同じ世代)。コブクロの曲をギター片手に素敵なハモリで聴かせてくれました。

それからこのライブは「田舎の夢を想像する」をコンセプトに活動するT's Brainの主催です。以前には町内でプロレスの興行も企画しました(うちの息子は魂を吸い取られるくらい夢中でプロレス観戦してましたよ)。その他、月形産農産物や加工品を販売する「ふぁーむまーと旬」も経営していて、様々な形で月形に夢を与え、月形を発信しています。

T's Brain代表の寺地さんはMELON JAM(1986年に始まった月形名物のアマチュアバンド主体の野外ライブ。2005年の第20回でひとまず終了)の立ち上げメンバーでもあって、月形の「まちづくり」にはひとかたならぬ思い入れのある人。これからの活動にも注目していきたいと思っています。(ちなみに、このライブもMELON JAMがご縁のようです。それに今年はMELON JAM 25周年だとか。何か動きがありそうですよ。)
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月形は人口4,000人にも満たない小さな町ですが、色々な人が住んで、色々な活動をしていて、本当に面白いし活気があると思います。今のところそれらが連携して大きな動きに・・・と言うのはないのですが、それでも一人一人が自分の楽しみを見つけ、地道に活動している姿に豊かさを感じます。

それに、今回のようなプロのバンドを呼び興行を成功させるのは大変でしょう。それでも人と人との繋がりで月形まで足を運んでくれるプロのミュージシャンと、それを陰で支える地元のスタッフ、それを楽しみに集まる町民とが、小さいながらも良い関係となって繋がっていることにも自然に気持ちが満たされました。

「月形のまちっていいでしょう〜。」私も自信を持って発信できます。

2010年01月23日

私も”曲げられない女”

先日、何気なくテレビをつけたらインパクトのあるドラマが・・・。

主人公は弁護士をめざす32歳の独身女性。子どもの頃のイジメにまつわる経験から「弱い立場・つらい境遇の人のための弁護士になりたい」と、弁護士事務所でアルバイトをしながら司法試験を受け続けている。ある案件で会社の利益を優先する上司(=経営者)と対立、信念を貫き通して会社を辞めた。心配する友人に対して、主人公が熱く真情を吐露・・・

『私だって、お金が欲しいわよ。お腹いっぱい食べたいわよ。みんなみたいにラクしたいわよ。でもね、自分を殺すって、自殺って書くのよ。私はそんなの絶対にイヤ!

この台詞で一気に引き込まれてしまった! そう、私もそう思ってた。
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周りに「大人になれ」「もっと上手くやる方法を考えたら」「時には妥協も必要だ」と言われても、どうしても自分を殺せない時が私にはある。

きっと誰しもがなにがしかの”曲げられない”ポイントを持っていると思う。ただ、私の曲げられないポイントと周りのポイントが違うから、あるいは私が異質な所に飛び込んでいるから、私の”曲げられない”ポイントが異様に映るのかも・・・。
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色々考えは巡るけれど、このドラマの主人公は魅力的。現実であり、理想だからか。それに上司(経営者)の立場や行動も現実的で理解できる。それぞれの正義が正直に貫かれているのがよかった。
ちなみに、このドラマは菅野美穂主演の『曲げられない女』。3月までの放送だが、どこまでこのリアルさが続くのか興味深い。

このあと勢いで映画を1本見た。

クリント・イーストウッド監督、アンジェリーナ・ジョリー主演の映画『チェンジリング』・・・1920年代のロサンゼルスで起きた実話をもとに、謎の失踪を遂げた息子を取り戻すため、当時の退廃的な警察組織を相手に、権力に屈することなく闘い続けた母親の話。
「息子は生きている。取り戻したい。」と信じてブレない母親の愛に心打たれた。

さあこれで心の栄養補給も完了。また始めるぞ。

2010年01月20日

北海道中小企業家同友会南空知支部 2010年新年交礼会

1月18日夜、岩見沢市ホテルサンプラザにおいて「一般財団法人北海道中小企業家同友会南空知支部 2010年新年交礼会」が開催されました。私も町内の会員の方にご案内いただき、初めて参加してきました。
この「北海道中小企業家同友会」ですが、昨年創立40周年を迎え一般財団法人に移行し、現在12支部、12の専門委員会をもって活動しているとのことです。

交礼会は二部構成で、第一部の「新春講演」では旭川支部政策委員会委員長の久保あつこ氏から中小企業振興条例の意義と取り組みについての発表があり、第二部は会員同士の親睦と情報交換のための懇親会でした。

今回のテーマは「条例」なので普段より行政や議会関係者の出席が多かったとのことで、私以外にも岩見沢市議や新篠津村議、桜庭月形町長の姿もありました。
(余談ですが、桜庭町長はこの会の勉強会に以前から参加しているとのことでした。また今回は不参加でしたが、月形町職員も研修の目的で毎回数人が参加し、グループ討論などを行っているとのこと。会員の方々から「月形町は積極的に勉強をしていて素晴らしいですね。」とのお声をいただきました。)

それから発表者の久保さんは焼き鳥専門(有)ぎんねこ(旭川市)の取締役ですが、旭川市議会議員も務めています。私が議員になる前に地方自治土曜講座で知り合い、その後も自治体学会や各種セミナー、北海道女性議員協議会など様々な場面で顔を合わせ、情報交換させていただいています。聡明でバイタリティーあふれる久保さんは議員としての方向性をしっかり持っている方で、私のめざす議員像のうちの1人でもあります。

以下に印象に残った発表内容を記します。
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『地域づくりと中小企業振興条例の果たす役割! 
  〜旭川の事例から、南空知地域の未来を考える!〜』

  発表者) 焼き鳥専門(有)ぎんねこ取締役 久保あつこ氏
       (旭川支部政策委員会 委員長)   

【旭川市中小企業振興基本条例制定要望書 提出までの経緯】
◆2007年(平成19年)政策委員会委員長に就任。中小企業振興条例に取り組み始める
・旭川市はこの時既に中小企業振興条例を有していたが、補助金条例の色合いが濃かった。
・条例の中に「市長の責務」がうたわれており、市側は「改正の必要なし」の結論。
  ↓
◆理念を盛り込んだ条例を作りたいと先進地(帯広市)視察。旭川市とのギャップを感じる
・強力なリーダーがいる
・何年も前から取り組んでいる
・関係者が、理念条例の必要性に気付いている
  ↓
◆まずは同友会内の勉強会から(行政、同友会、企業家がいっしょに旭川の実態を勉強)
  ↓
◆情報を共有し、足元を固める活動へ(業種別意見交換会の開催)
・旭川市内の業界を5つの業種に分類し、それぞれに意見交換会を行う
・意見交換会には、対象業種の代表+経済団体+大学+行政
・各業界には事前にレポート(現状、今後の見通し、問題点と課題、対策)を提出してもらい、
 それを基にプレゼンテーション。その後、全体で意見交換。懇親会。
  ↓
◆どの業界にも共通する問題点の発見
 1) グローバル経済の影響を受ける
 2) 後継者不安(順調な業界、企業であっても抱えている問題)
  ・継ぐ人がいない。継がせられない。
  ・技術者の高齢化
  ・規模拡大しなければ成り立たない状況(世相)
 3) 業界内の連携がとれていない(連携をとる力がない)
  ↓
◆2年間の活動で、理念条例の必要性を企業、経済団体、行政、市民等が理解
・2009年7月、商工会議所、商工会、青年会議所、同友会が連盟で
        「旭川市中小企業振興基本条例制定要望書」を提出
・2009年9月 旭川市議会定例会で現行の「旭川市中小企業等振興条例」の
        改定か新条例の制定を進めることを旭川市が表明
(政権交代の影響を受け、条例制定は国の動きを見ながら進めることになった。)

【要望書の中で、特に力を入れた点】
・前文を設けると共に目的と基本理念を明記すること
・市の工事発注の際、中小企業の受注の機会の増大に努めること
・中小企業の組織化と連携、相互協力
・大企業の役割(地域社会の構成員、中小企業振興策への協力、地域経済発展への寄与)
・市の努力(施策が中小企業経営に及ぼす影響への配慮、学校教育における職業観の醸成教育)
     
【なぜ条例化が必要か?】
◆業界や団体が連携をとることがこの時代を乗り切るためには必要だが、
 その時の共通理念や精神的バックボーン(支え・裏付け)として条例が必要
◆形だけの条例では意味を成さない。
 条例制定と同時に政策展開ができるよう、関連づけながらやっていきたい。
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久保さんの発表は条例制定までの展開が具体的に示され、非常に有意義な内容でした。

今回の事例は経済活動に限らず様々な場面に応用できると思います。
生活の中で問題意識はあるものの、それを解決する具体策が見つからないとき、諦めず、まずは足元を正直に素直に見つめ返すことで問題の本質を見極められるということ。その解決策も関係する様々な人の連携と知恵で、少しずつではあっても見えてくるということ。
今私が取り組んでいる「議会改革」などでも応用できそうです。

この北海道中小企業家同友会は「学ぶ」ことを基本とする団体だそうで、懇親会での会話や姿勢からも「何かをつかみたい」「現状を打破したい」という積極的なオーラを感じました。「経営者として、会社や従業員を守るのが自分仕事だから」という強い自己認識の現れだと思います。
そういった前向きな雰囲気の中で、月形町職員が研修を行っていることに嬉しい驚きを感じると共に、これからの政策展開において成果が現れるのを期待せずにはいられません。

また私にとっても、今まで関係の薄かった経済団体や経営者と知り合えたこと、経済活動の現場の課題や対策などを学べる機会を得たことは有益でした。この会へお誘い下さった会員の方々に、お礼申し上げます。

「どこも一緒なんだ。」と諦めるのではなく、「どこも一緒ならば、成功例はそのまま生かせるはず。」という前向きな姿勢で、自分の足元から活動していきたいと思います。

2010年01月17日

全員協議会「議会活性化」議会会報の発刊

1月13日、第1回臨時会終了直後から午後にかけて「議会活性化」の全員協議会が開かれました。
今回のテーマは『議会会報の発刊について』です。

月形町議会では現在『議会会報』を発行していません。議会の様子は、月形町が発行する広報誌に毎議会(定例会・臨時会)後、記事として審議項目が掲載され町民に周知されています。しかしその記事を書いているのは行政側の職員であり発行責任者は町長であるため、『議会会報』ではありません。

今回議論したのは、議会が責任を持って発行する『議会会報』です。
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[議会事務局から提供された資料]
■議会会報発刊に関する資料(平成21年7月1日現在、北海道内119町村の統計)
・発行方法(議会単独、町村広報に掲載)
・条例に基づく委員会の有無と種類(常任・議運・特別・単行/規定・申し合わせ・その他)
・編集委員の人数と構成(議員・職員・その他)
・費用弁償の有無
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 道内119町村中、議会会報を発行していないのは4町村のみ。月形町はその1つ。
 (議会会報の定義は規定されていないので、月形町と同じ形態(行政側が作成し、町報に掲載)
  の場合でも「議会会報」として取り扱っている議会がある。それぞれの議会の認識による。)

■他町発行の議会会報・町報(参考資料)

[議論内容]
■議会会報の発行に対しては多くの議員が基本的に賛成( → 発行することに決定)

■発行方法、回数、内容については意見が分かれた
 個別意見・議会会報の発行は賛成だが、議会事務局に迷惑をかけないように議員が行うべき。
     ・今まで通り町報に記事として掲載。(議会が監修、内容を多少厚く)
     ・町側が提供する今の議会情報はそのままとし、別に議会主体の「議会だより」を発行。

     ・議会会報の必要性があるのか疑問。町民は求めているのか?
     ・議会会報は「議会から町民へのサービス」的なもの。重要性、必要性は低い。
     ・議会で話し合われた内容が住民に周知されればいいのであるから、
       形式や発行責任者などは関係ない。今のままでも問題ないのでは?

     ・全議員が関わることが必要。編集は広報委員等が行い、一般質問は各自要約。
     ・一般質問を要約するのは難しい。本人が行っても問題が生じる可能性がある。
       公正な第三者に行ってもらうか、議事録をそのまま載せるべき。
     ・議会会報を発行し始めた時は皆やる気も勢いもあり立派なものができるが、
       手間がかかりすぎるなどの理由で尻すぼみに。結局事務局任せになることもある。
       やるからには最後まで続けられるようにしなければならない。

     ・議会会報の発行に多額の費用をかけることは問題。町民の賛同も得られない。
       ザラ紙1枚の両面記事程度でも良い。お金をかけずに始めるべき。
     ・発行費用は各議員の私費を集めて。予算をつけるようでは良くない。
     ・発行は公的な議会活動の一環であるから予算措置すべき。
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 今回は意見がまとまらず、方向性も見いだせなかった。
 次回までに他の議会の情報を調査し、再度検討する。
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議会会報の発行は、
◎議会が独立した機関(組織)であること、
◎議会が町民に対して公開されたものであり、常に町民と共にある
という意志を示すために必要不可欠のものだと、私は考えています。

議会が今何を重要と考え、何に取り組んでいるのかを示すためには、行政側の記事では不十分です。また、行政と議会が対立した時に公平公正な記事が書かれるかは疑問です。行政と議会は基本的な立場が違う上、どちらも正しいと思う言い分があるから対立するのです。それを片方の側が相手方を(思いやって)書くことなどできないし、正しく伝わりません。

今日の議論を終えて、「機関(組織)としての議会」という概念が全くできていないことを実感しました。これからの地方政府・地方分権時代においては議会が機関として機能しなければ何の力にもなりません。その根幹の部分が理解されなければ、どんな活動をしても行政の対抗軸にはなり得ないのです。

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