2008年03月15日

月形中卒業式 外伝「感謝の歌声」

3月12日の月形中卒業式では、正式なプログラムに載っていない「サプライズ企画」がありました。卒業生から担任の先生への、歌(smap「オレンジ」)のプレゼントです。

この企画は先生に極秘で進められていました。3月5,6日の道立高校入試が終わった次の日から月形小の体育館を借りて練習を始め、平日は夕方から、土曜日は一日、卒業式まで4日間行ったそうです。
その間この企画が発覚しないように、3年生は三々五々体育館に集まり、帰りのお迎えも目立たぬよう工夫したそうです。また小学校の体育館を借りる際にも細心の注意を払い(小学校の先生のご配慮で)誰が何のために集まっているのかも伏せられていたそうです。

そうして本番の卒業式でサプライズ企画は成功し、担任の先生はもちろん会場は感激の涙でいっぱいになりました。この担任の先生は新卒で月形中学校に赴任し、今回初めて卒業学年の担任になったとのことです。普段から真面目で面倒見も良くスポーツ万能、担任したクラスだけでなく在校生みんなから好かれている先生だからこそ、なお一層感動的だったのだと思います。

月形は小さい町ですが、こうして子供達が独自に企画し、それを形にしようとしたときに周りの大人がほどよい距離で対応して応援します。そのお陰で子供は自らの力で企画実行できた喜びを知り、自信を深め、目を輝かせています。

小さい町だからできる、底力のある町だからできる、月形はとっても素敵な町です。
また一つ月形の魅力を発見しました。

2008年03月14日

3月定例会の全日程終了

13日午後、本会議が開かれ、
・予算特別委員会の報告
・意見案2件(道路中期計画の推進に関する要望意見書)
      (酪農畜産政策・価格に関する要望意見書)
・会議案1件(閉会中の所管事務調査)
を審議し可決され、予定を一日残して終了しました。
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このうち意見案について動きがありましたのでお知らせします。

【意見案1号「道路の中期計画」の推進に関する要望意見書の提出について】は、
その内容に『道路特定財源については、平成20年度以降も、現行の税率水準を維持する法案を今年度内に確実に成立させることにより、安定的かつ確実な道路整備のための財源を維持すること。』
と言う文言が含まれていました。

私は、道路特定財源については現在国会で審議中の案件であり、それぞれの意見にもっともな理由があり、一概に現在の法案に賛同できるものではなく、その内容は今後精査されていくものと思われます。そこで現時点ではこの意見書の提出は保留するべきと考えました。
楠議員がこの意見書に反対討論をし、私も賛同しました。

結果、賛成7,反対2の賛成多数で可決され、
衆参両議長・内閣総理大臣・総務大臣・財務大臣・国土交通大臣に提出されることになりました。
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一つ一つの判断や行動は、自分の信条や考えに従い誠実にしていきたいと思った一日でした。

2008年03月13日

平成20年度予算特別委員会終了

予算委員会は3月11日終日、12日午後、13日午前をもって審議を終了しました。

平成20年度の一般会計予算の歳入歳出は 32億6600万円

各種財政指数の見込みは
・経常収支比率  97.9%
・公債費比率   13.9%
・実質公債費比率(3ヶ年平均)10.5%
・公債費負担比率 24.1%
・財政力指数(単年度)    16.3%   
・財政力指数(3ヶ年平均)  17.4%

今年度の事業の中で私が気になるものは
・月形交流センターの建設(約3億円)・・・各種補助金や過疎債で対応予定
・地域新エネルギービジョンの策定・・・予算の大部分はNEDOから
・むらづくり塾の創設・・・農業・商工業分野のリーダー発掘と育成
・樺戸博物館の利活用・・・観光施設としての利用、公開講座、特別展
・家庭用ペレットストーブ購入に対する助成・・・1台上限15万円、1/2助成
・買い物の足事業・・・予算措置なし。中古自転車をリサイクルし観光客に町内で利用してもらう

各特別会計の平成20年度予算規模(歳入歳出)は以下の通りです。
月形町国民健康保険事業特別会計予算   4億9800万円
月形町老人保健事業特別会計予算       7689万1000円
 ※老人保健事業全体は終了し、後期高齢者医療等へ移行。残存分の予算措置。
月形町後期高齢者医療特別会計予算      5270万円
 ※H20年から始まる事業。大きなお金の動きは来年度から。
月形町介護保健事業特別会計予算     3億0294万8000円
月形町農業集落排水事業特別会計予算   2億5433万6000円
国民健康保険月形町立病院事業会計

        

2008年03月12日

第61回 月形中学校卒業式

 今日は月形中学校の卒業式でした。予算委員会が午前中休会になったので、卒業式に初参加させていただきました。卒業生36人の中に赤ちゃんの頃から知った顔があり、また去年の春に議員になってから何かにつけ行事に参加させていただいたので、妙に感慨深い式になりました。

haikei.jpg 会場の体育館は2年生が飾り付けしたそうですが、正面の紙製の豪華な「桜」と「新風」の文字、背面の「絆」と「夢」の文字、全体を人型の紙製レリーフと紅白幕が取り囲み、普段とは全く違った空間が出来上がっていました。ここまで仕上げるには相当の時間と、根気と段取り力が必要と感じ、感心しました。

gassyou.jpg さて卒業式は厳かに進み、送辞の後は在校生から歌のプレゼント。1年生は「道」を、2年生は「心の中にきらめいて」を全員で合唱しました。そして3年生の答辞と「旅立ちの日に」の合唱。この辺まで来ると会場の至る所で鼻をすする音がし、私も涙があふれていました。
 そして卒業生からのサプライズ企画(この瞬間まで卒業生と一部の人だけで進められていた極秘プロジェクト)で、担任の先生に向けて歌(smapの「オレンジ」)をプレゼント。先生が号泣したのは言うまでもありません。

 卒業式が全て終了するまで1時間40分、私は清々しくて力強い素敵な青春時代を旅させてもらいました。
 月形中学校の皆さん、素敵な時間をありがとう!!

2008年03月10日

3月定例会 町政執行方針、教育行政執行方針に対する質疑

 本日は、7日に行われた「町政執行方針」「教育行政執行方針」に対する質疑が行われました。
詳しくは後日公開される議事録をご覧下さい。

 私が議員になって初めて迎えた「町政執行方針」「教育行政執行方針」は、一般住民として聞いていた今までとは全く違ったものでした。この執行方針にそってこの一年が進められるという緊張感と、私が一般質問で指摘したり提案した施策などがどう盛り込まれたかどうか、変化がなかったのか、興味深かったからです。
 
 本日の質疑件数が最も多かったのは「合併問題」。町長の合併に向かう姿勢がハッキリしないことに対しての質問でした。月形町はH16年2月に住民投票を行い旧法化での「合併」という結果を得ましたが結局かなわず、現町長は新法期限(H22年3月)までに合併すると言うことを以前に明言しています。道の合併構想や財政指数の公表、支庁再編など、合併を取り巻く環境が変化する中、町長がどのように梶を切るのか? 
「今は、ハッキリしたことが言える時期ではない」との答弁でしたが、今後注目していかなければと思います。

他には、新しい取り組みの「ぬくもり福祉券」「むらづくり塾」「地域新エネルギービジョンの策定」「月形交流センターの建設」等の質問もありました。
教育執行方針に対しては、「道徳教育」「北教組のストライキ」「青年教育」などの質問がありました。

私は
1.「地域情報発信能力の向上と公的サービスの充実に向けた、公共機関および通信企業の支援策調査」の具体的内容
2.学童保育の位置づけの確認
3.生涯学習拠点としての公共施設の有効活用はどのようになっているのか
4.教育の現場における地域力の活用に対する取り組みは
などについて質問しました。

明日からは予算委員会です。疑問点を素直にぶつけ、施策の方向性を見極めていきたいと思います。

(写真は今日の夕方、役場からの帰りに柳橋の上から見た夕日です。須部都川の雪も随分丸くなり、春の様相でした。)

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