2008年02月28日

第3回国保運営協議会

2月27日午後、平成19年度第3回月形町国民健康保険運営協議会が開催されました。
今回は報告として
・平成19年度国保医療給付の状況、
・平成19年度国保特別会計収支決算見込み、
・平成19年度国保ヘルスアップ事業の経過
議件として
・国保税賦課諸率および条例の改正内容、
・平成20年度国保事業特別会計予算(案)
などがあげられ、審議されました。

【報告から】平成19年度は10月以降の医療費の伸びが大きく支出増になっています。また後期高齢者医療制度改革による制度変更で様々な項目で収支の増減がありました。
 ヘルスアップ事業は医療予防の観点から進められている事業で、平成20年度から本格的に始まる特定保健指導のための準備として取り組んでいます。保健師によるきめ細かな指導で成果があったもののいくつかの問題点も見つかり、来年度以降工夫しながら進めていくということです。

【議件から】平成20年度は後期高齢者医療制度が始まることから、予算(案)もそれに合わせて項目や金額が大きく変更され、相対的には予算規模が縮小されています。
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後期高齢者医療制度や特定健診・特定保健指導など、新しい取り組みがいよいよスタートするのだと、予算(案)などを見て再認識しました。制度が変わると混乱も起きます。制度についてより深く学ぶ機会を与えられている私達委員は、積極的にかかわって説明等していければと思います。

2008年02月27日

まちづくり研修会(地域主権出前講座)

今日の夕方、「まちづくり研修会(地域主権出前講座)」が開かれました。
研修会の対象者は町議会議員、町監査委員、町の各行政委員会員、町職員で、会場の役場大会議室はいっぱいでした。


研修会は、空知支庁参事(地域調整担当)の新出哲也氏の講演「地域主権の推進」〜道州制、支庁制度改革、市町村合併をめぐる動静〜を聞くものでした。
内容は、国・道・地方自治体がそれぞれの立場で効率化、集約化する必要があるという説明と、実際の動き、今後の方向でしたが、講演の多くの時間は「説明」に当てられました。

この手の研修会を聞く度に「地域主権(=地域がそれぞれの独自色を持って行政に取り組む)がこれからの進む方向」→「小さい自治体ではやっていけない」→「合併」という構図を植え付けられます。確かにその通りだとは思いますが、最近は腑に落ちないところも出てきました。
・効率化の名の下に小さい組織をまとめる中間組織を作り、元の組織は規模縮小しながらも残す。(→これでは組織の多層化になり本当の効率化に繋がるのか?)
・国(道州制)、道(支庁改革)、地方自治体(合併)とも同じ構図の問題を抱えており、いずれもそれぞれの組織の維持のために改革が進まない。上部組織の動きがハッキリしないので動けない。(→住民にとって枠組みの変更は大きな意味があるのだろうか? 組織に関係する人達にとっての問題だけでは?)

私は市町村合併に賛成しています。少子高齢化の進行や人口減の観点から、地域の担い手が不足し、現状を維持するには大きな枠組みでの人材確保が必要と考えるからです。ただ現状維持することが本当に必要なのか、規模縮小してでもこのままの体制を保った方がいいのか、考える余地はあると思います。
たまたま月形町は財政的に余裕があり、緊迫感は薄いです。だからこそ今、余裕のあるうちに未来について持って議論する必要があると思います。議会もそうです。

2008年02月26日

「月中雪祭」総合の時間にプチ開催

一昨日悪天候で中止になった「月中雪祭」でしたが、授業のまとめとして今日の5、6校時にプチ開催となりました。吹雪の中を寂しくたたずむ雪像を見た私としては、その中で子供達がどんな雪祭をするのか、子供達の頑張りと勢いを感じたいと、お誘いに二つ返事で出かけました。
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学校に着くと、吹雪で埋もれた雪像や「かまくら」はすでに掘り出され、校庭全面を使った雪祭会場が整っていました。雪像等を2〜5人のグループで製作した子供達は、それぞれの作品の前で「いらっしゃいませ」と私達を出迎え、「おもてなし」として作品の説明や苦労話などをしてくれました。

左の写真は「かまくら」で5人の生徒が約2ヶ月かけて作ったそうです。雪を積み固め、あとから内側を掘っていく方法をとったとか。中は温かく広々としたスペースで、雪のイスやテーブルもありました。

右の写真は「万里の長城」です。雪のブロックを一つ一つ積み上げて作った長城は圧巻でした。このグループ(3人)のテーマは世界遺産で、他に「タージマハル」や「大仏」もありました。

この他に「かまくら」が2つ(上記と同じ作りで小型のものと、雪のブロックを積み上げたタイプのもの)、滑り台が2つ(滑る部分に水を撒き氷にした高速滑り台と、除雪でできた山を利用したそり用滑り台)、雪原のグランドゴルフ場、雪合戦場がありました。

イベントも企画されていました。
まずは「ココア飲み飲み大会」。熱々のココアを飲み干した方が勝ちとなるゲームで、多いに盛り上がりました。
それから「雪合戦」は真剣そのもの。楽しかったです。
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短い時間でしたが子供達のパワーと輝きを感じられた、とってもいい雪祭でした。
関係者の皆さん、どうもありがとうございました。

一つ一つを自ら作り上げたことで、自信と誇りを身につけた子供達。目の輝きは本物でした。またそれをサポートする大人の姿も印象的でした。

こういう経験が「人」を、「地域」を、育てるんですね。

2008年02月24日

「月中雪祭」中止で残念

今日は月形中学校1年生が企画製作した「月中雪祭」の開催日でした。しかし、昨日からの猛吹雪であえなく中止となりました。残念ですが致し方ない決断だと思います。

月形は豪雪地帯です。この雪を利用した冬のイベント「スノーフェスティバル(スノーフェスティバル実行委員会主催)」が数年前まで行われていました。打ち上げ花火、雪像、滑り台、玉入れ、スノーフラッグ争奪競争、長靴とばし、ウインターザン等々、人気の競技に町外からもたくさんのお客さんがやって来る盛大なイベントでした。
しかし町の財政難(補助金縮小)と実行委員不足、天候に左右される冬のイベントの困難さなどの理由でなくなってしまいました。

スノーフェスティバルが全盛期の頃を知る現中1生がその楽しさを再現しようと企画したのが「月中雪祭」でした。会場の校庭には、昨年の暮れから総合学習の時間や休み時間を利用して製作された雪像や「かまくら」、雪合戦用の壁などが設置されています。昨日も夕方遅くまで猛吹雪の中製作をしていたと聞きました。目標達成に向けてスゴイがんばりです。

そんな努力も昨夜の猛吹雪には逆らえませんでした。夕べは月形周辺の道路がいたる所で通行止めになり、雪に埋まった車を救出するために除雪車などが出動するほどの今年一番の吹雪でした。
今、吹雪はおさまり陽射しも出てきましたが、半分雪に埋もれた雪像や、風が吹きすさんだ校庭はイベントをするには寂しい光景になっています。

中止になって一番残念に思っているのは中学1年生ですね。みんなの努力はずっと見てましたよ。今回は開催できずに残念でしたが、この経験は生きてきます。力を落とさないでね。

2008年02月21日

農水省・農業再チャレンジ推進事業のお手伝い

 (財)札幌市青少年女性活動協会が、農水省の農業再チャレンジ推進事業を受託し「農業体験〜きのこ作りを体験しよう〜」というイベントを月形町北農場の「ふぁーむまーと旬」で実施しています。

 このイベントは2月17〜24日にかけて計5回実施され、JR札幌駅を午前9時に出発、貸し切りバスに揺られて月形にやって来て「きのこ作り(ほだ木に菌を植え付ける作業)」を経験し、夕方5時にJR札幌駅で解散となります。定員は各回10名(16〜39歳までの男女)、参加費無料。

 この農業体験には、昼休みの30分間を利用した講義時間があり、そこで私は「私にとっての農業」というお話しをしてきました。新規就農するきっかけや、農業のおもしろさ、農業の実態など今感じていることをお話しできたと思います。参加者の方々が「職業として農業をしてみたい」と考えている人達ばかりではないようなので、ピンぼけだったかもとちょっと反省しつつ、新しい出会いと機会を与えてくださったコーディネーターの方に感謝しています。
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 農作業は単純作業の連続で、一見つまらなさそう、簡単そうに思えるでしょう。事実、作業自体は簡単だと思います。ただ、それらを組み立て栽培し収穫することや、自然の変化に即時に対応すること、時代の流れを意識して戦略を練り経営することなど、農業は奥が深く難しい職業だと思います。

 私は農業を始めてその難しさに気づき、そして今はそれが面白さに変化しています。奥が深いからこそ挑戦しがいもあるし、自分の思考や適正に合わせて力を発揮する場を選ぶこともできます。単純作業もまた楽しいです。
 それから、農業者は直接的な利害関係が地域外にあるために、自由な立場と自由な発言力を持っています。これもまた農業の魅力です。そして何より一生現役! 自分に決定権のある仕事、物を生産する仕事を一生涯続けていけるということは素晴らしいです。

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