2011年01月10日

平成23年月形町成人式

今日は「成人の日」の祝日です。成人の日は、国民の祝日に関する法律では
「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」
となっています。

新成人のみなさん、おめでとうございます。

月形町では一足先に、1月8日(土)に成人式が行われました。
今年の成人式参加者は37名(男性19名、女性18名)。新成人が中学を卒業した頃(5年前)は月形中学校もまだ2クラスあった時代だったんですね。それぞれのクラスの担任・副担任の先生が来賓としてお見えになっていました。

式典では粛々と進められましたが、その中で「町民憲章朗読」というものがあります。
町民憲章は開町90年(昭和45年)に制定されました。町民の方も普段はほとんど気にも留めない存在になってはいますが、この成人式では毎年、新成人代表により前章が朗読され、続いて参加者全員で本章を唱和します。

 わたしたちは 緑こき樺戸の山なみ 母なる流れ石狩川
 ひろびろとつづく沃野に恵まれた月形町の町民です
 わたしたちは 風雪に耐えて このまちをきり拓いた先人の
 たくましい心を受けついで 輝く未来を築くよい町民となるため
 心をあわせてこの憲章に誓います

1. 心とからだをきたえ、広い教育を身につけましょう。
1. 仕事に誇りをもち、力を合わせて明るい家庭をつくりましょう。
1. きまりを守り、親切で住みよい社会をつくりましょう。
1. 郷土を愛し、みんなで伸び行くまちをつくりましょう。
1. 未来に夢をもち、平和で文化の高いまちをつくりましょう

私は成人式で、この「町民憲章」と新成人の「宣言文」とに触れる度に、青年時代の青々とした気持ちが蘇り、「よし、しっかり頑張っていこう。」と勇気が湧くのを感じます。
お祝いに駆けつけながらも力を頂く・・・こういう気持ちの循環が「若者の力」なんですね。

この日集まった新成人の多くは勉強や就職で町外に出ていますし、数年後の卒業後も戻る人は少ないと思います。今の社会情勢では仕方のないことですし、当然だと思います。
それでも月形町で生まれ育った思い出は一生心に刻まれていて、時には心の支えにもなってくれます。(私も故郷の風景や実家、友達のことを思いだし、安心することがあります。)きっとこの日のことも大事な1ページになることでしょう。

心のふれあいのある土地で育ったことがどれほど素晴らしい財産になるか、
きっと歳月を重ねるうちにより一層染み入ってくることと思います。

2011年01月08日

平成23年月形町新年交礼会

1月7日(金)の夕方6時、今年も多目的交流センターで月形町新年交礼会が開催されました。

今年の参加申込者数は230人と、今までよりちょっと少なかった感はありましたが、多少スペースに余裕ができて新年のご挨拶回りもスムースにでき、お料理も充分行き渡ったように思います。

今年は式次第に新しく盛り込まれたものがありました。

まずは開会直後の「町歌斉唱」。正面スクリーンに歌詞と町内の様子が映し出され、伴奏と(月形中学校生徒による)歌声が会場内に流れました。

町歌は開町60年の折に作られたもののしばらく忘れ去られ(ただ高齢者大学=現ふれあい大学では細々と歌い継がれていました)、昨年の130年記念式典で月形中学校全生徒による合唱という形で表舞台に再登場しました。その後、町内行事の度に披露されています。また、今年の元日からは「夜9時のチャイム」として、町内一円にオルゴールの音色で流れていて、少しずつ身近な存在になってきています。

月形町歌は一般の方にはまだ馴染みのない歌なので、会場内でキチンと歌えるのは町長他数名しかいなかったかもしれませんが、これからこういう機会を通して広がっていけばいいなと思います。
(ちなみに、我が家では毎夜9時になるとチャイムに合わせ中2の息子が口ずさみます。それに合わせ高2の娘も。「いつも聞いているうちに覚えちゃった。」と。子ども達ほどすぐに頭に入ってきませんが、せっかく毎夜流れてくるメロディー、活用して気持ちよく歌えるようになりたいです。)

さて本題に戻って。新しい企画がもう1つ。

来賓挨拶のあとに、昨年度の叙勲受章者や道社会貢献賞と善行賞の受賞者、町政功労の表彰者の紹介がありました。金屏風の前に列ばれたみなさんは、どことなく恥ずかしそうにでも誇らしく紹介を受けていました。

通常11月の文化の日に合わせて行われる月形町表彰式は、議員や既に町政功労者となっている方々しか参加できないので、こういう形で広く一般に紹介することはとても良いことだと思います。善い話題、楽しい話題は多くの人と共有することで、より一層楽しく前向きになれますからね。

※ 表彰者の紹介と言えば、梅木あゆみさんが平成21年度に「北海道男女共同参画チャレンジ賞」を、そして平成22年度には内閣府の「女性のチャレンジ賞」を受賞しています。歴史の浅い賞ですし、男女共同参画分野は町表彰には前例がないので対象に上がってこないのかもしれませんが、町が推薦状を書いている賞でもあるので、ぜひハレの舞台で披露していただければと思います。
梅木さんのように実践が進んでいても、態勢としての男女共同参画社会はまだまだ先ですね。

この他、会場内では地元産の食材(そば、納豆、トマト、かぼちゃ、小麦)を使ったお料理や、料理コンテストグランプリの「味付けおからのコロッケ(写真)」も並び、美味しく楽しい時間を過ごすことができました。

お料理の準備に奔走してくださったみなさん、活動紹介ビデオを作成してくださった小中3校の関係者のみなさん、主催者である月形町、農協、商工会のみなさん、お世話になりました。
お陰様で晴れやかな気持ちで1年を始めることができます。ありがとうございました。

2011年01月06日

平成23年月形消防出初式

毎年1月5日の消防出初式が、年明け最初の公務となります。

この日の積雪は20㎝程度。例年なら除雪によって車道脇にうずたかく積まれた雪の固まりで視界が遮られるのですが、今年はどこをとっても見晴らしの良い状態です。ただ車道や歩道の日陰部分は厚い氷に覆われ、その上に朝方サラッと降った雪のために一層滑りやすい状況になっていました。

午後2時からの消防出初式は、消防職員と団員あわせて65名+関係者+来賓(総勢100名程度)の参加の下、例年通りに粛々と進みましたが、ただ1つ、行進(観閲や分列行進)の時は誰もが足元を気にするくらい不安定極まりない状況でした。来賓の中には年配の方も多数いましたし、分列行進を行う団員は数百メートルを歩調をあわせて歩かねばならず、転倒によるケガがなくて本当に良かったというところです。

20110105b.jpg 20110105c.jpg 20110105d.jpg
※写真は分列行進の最前列に掲げられる旗です。左から、月形消防団旗(これは団本部のもので、他に同じデザインで小ぶりの分団旗が2本あります)。次の青い旗が消防庁からの表彰旗。最後の赤い旗が財団法人日本消防協会による表彰旗です。

交流センターでの式典では多く来賓から祝辞があり、中でも陸上自衛隊美唄駐屯地指令の言葉が印象的でした。
「国の守りは、外向きには自衛隊、内向きには消防と警察が行う。それぞれが協力し連携することで国民の安心安全が守られる。」
もう一つ心に残ったのは、月形消防団長の挨拶。
「我々は消防職員と一緒になって、地域の末端まで心配りのできる消防団になろう。」

自衛隊と消防出初式との関連性がいまひとつ納得できていなかった私ですが、自衛隊の自然災害における広域的な救助活動(個々の備えや努力だけではどうすることもできない外的な要因における活動)は、消防団による地域に根ざした救助活動(個別の安心安全を守る、きめ細やかな活動)の延長線上とも考えられ、それぞれが役割を持った中で連携できるのであれば防災・危機管理の面で非常に心強いと感じました。

ちなみに、平成22年に月形町で起きた火災は3件、救助活動は6件だったそうです。救助活動とは、山菜採りで迷子になった人や高齢者の徘徊等による行方不明者の捜索などが含まれています。山林を抱えている地形上の問題や、高齢社会の問題から、これらの「救助」が消防団の役割として益々大きくなるでしょう。
消防団長の挨拶にもあったように『地域の末端まで心配り』ができるのは身近な行政(基礎自治体)であり、消防団しかないのだと改めて感じました。地域は地域の人で成り立っている、地域力こそ大きな財産であり誇りです。

消防出初式に参加すると最後には『感謝』の気持ちでいっぱいになり、『自分も何かしたい』というプラスのエネルギーが湧いてきます。
こういう式典から新年の仕事を始められるというのは、議員の役得ですね。ありがとうございます。
__。__。__。__。__。__。__。__。__。

式典での町長告諭(挨拶)の中で、今年2つの大きな演習が予定されていることが発表されました。

1つは6月18日に「石狩川水防公開演習」が岩見沢市北村地区(幌達布)で行われることが決定したということ。もう1つは、例年夏に町内で行われている月形消防演習が、今年は岩見沢地区と合同=連合演習として実施するというもの。

どちらも規模が大きいので、当日だけでなく事前準備や練習にも相当の労力を要すると思われます。滅多にできない訓練ですが、本業を抱える消防団員にとっては負担も大きい年になることでしょう。

関係者のみなさんにケガ等なく、演習が無事に終了するよう願っています。

2011年01月04日

2011年(平成23年)今年もよろしくお願いします

みなさん、2011年(平成23年)もよろしくお願いします。

写真は初日の出。樺戸神社への初詣の折りに写したものです。

この年末年始の月形は晴天に恵まれ、まるで太平洋側に移動したのではないかと思われる天気。長らく積雪もなく陽射しもあったので、表面の雪は融けて一面スケートリンクのように氷に覆われています。豪雪地帯の月形では珍しい光景です。

今年がどんな年になるのかは分かりませんが、願わくばこの元旦のように、見通しのきく明るい年になって欲しいものです。

どうぞ みなさんにとっても幸多き一年になりますよう。
日本の北、北海道の中央日本海側、月形町から祈っています。
   
                月形町議会議員 宮下裕美子
__。__。__。__。__。__。__。__。__。

いつもと違う天候という繋がりで・・・

年末年始の鳥取・島根県での豪雪には心が痛みました。
大晦日のニュースで雪の降る街中を映していましたが、その降り方は「モサモサ」「ドサドサ」と画面から音がするような、明らかに大雪になるのが分かる映像でした。

私たちも10年程前、一晩で80cm以上の積雪を経験しているので(その時はハウス1棟を潰してしまいました)、あの恐怖感と、もうどうすることもできない諦めの感覚を思い出しました。例え日々どんな暮らしをしようとも、自然の力には逆らえないことを再認識したしだいです。

自然に対しては常に備えながらも、ダメなら受け入れる柔軟さ、そしてそれをもプラスに変えるしたたかさを身につけたいです。きっとそれは物事に対峙する時の原理原則に通じることなのではないでしょうか。

今日現在、交通網は回復してはいますが、漁船の転覆や沈没など様々な被害の様子が報告されてきています。
被害に遭われたみなさん、これからが大変だと思いますが、どうぞ気持ちをしっかり持って頑張って欲しいです。立て直すことを願っています。

<<前の5件 123

▲TOPへ戻る