2009年01月12日

平成21年 月形町成人式

今日は「成人の日」ですが、月形町では一足早く10日(土)に成人式を行いました。

今年の参加者は29名(男性21名、女性7名)。どの新成人もハレの場に緊張を隠せない様子で、こわばった顔とぎこちない足取りで入場。厳かに式典が進み、「宣言文朗読」、「答辞」、「町民憲章朗読」を終える頃には自信と希望みなぎる「大人」の姿になっていました。

わずか40分足らずの式典ですが、新成人本人にとっても、保護者にとっても、そして向かい入れる大人にとっても、区切りとなる「大切な式」であると感じます。

そしてそのことをみんなで「喜ぶ」ことができる、この町の雰囲気は最高です。式典の最中、ピアノの生演奏をしてくれたのは月形に住む月形高校2年生の女子でした。餅つきの準備をし、お祝いのお雑煮を作ってくれたのは地元の飲食店のご主人と奥さんとそこで働く女性。その「もち米」は月形小学校で子供たちが田植えと稲刈りをしたもの。会場設営や会の運営は役場や社会教育委員の方々。そして記念の写真を撮りに来てくれたのは、地元の写真屋さん。壇上に飾られたお祝いの花は、月形町内にある花屋さんが製作したもの。

マスコミで報道されるような派手さや賑わいはないけれど、まったりと、ゆっくりと、和やかな雰囲気でお祝いできる月形町の成人式は「豊かな田舎」の象徴のような気がします。
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 月形町民憲章

 わたしたちは 緑こき樺戸の山なみ 母なる流れ石狩川 ひろびろとした沃野に恵まれた月形の町民です
 わたしたちは 風雪に耐えて このまちをきり拓いた先人のたくましい心を受けついで 輝く未来を築くよい町民となるため 心をあわせてこの憲章に誓います

1 心とからだをきたえ 広い教養を身につけましょう
1 仕事に誇りをもち 力を合わせて明るい家庭をつくりましょう
1 きまりを守り 親切で住みよい社会をつくりましょう
1 郷土を愛し みんなで伸び行くまちをつくりましょう
1 未来に夢をもち 平和で文化の高いまちをつくりましょう

※昭和45年、開町90年に制定

2009年01月09日

平成21年 月形町新年交礼会

本日「月形町新年交礼会」が開催され、たくさんの方々と新年のご挨拶をさせていただきました。

今年は雪も少なく暖かで穏やかな新年を迎えましたが、このことは月形では本当にめずらしいことなので、挨拶では必ず触れられます。このことが良かったと思える(過ごしやすい、経費がかからない)人もいれば、大変なことだ(除雪の仕事がない、夏の水不足が心配、この後の大雪が心配など)と受け取る人もいて、天候一つとっても立場によって受け止め方が違うことを実感します。
ご挨拶できた人とはほんの少しの会話でしたが、直にお話しできて有意義な時間でした。

さて、会場には昨年同様地元の食材を使ったお料理や新しく開発された製品がたくさん並び、目移りするほどでした。ご挨拶をしながらお料理を摘んで・・・としているうちにお目当てのお料理がなくなってしまったりして、今年もまた全制覇はできずに残念。以下にお料理等の紹介と、私の感想などを記しておきます。一般に入手できる物もありますので、興味のある方はお問い合わせください。

【特産品】
◆かぼちゃまんじゅう・・石狩月形駅前の「はな・花」で売ってます。小倉餡とかぼちゃ餡があります。

◆無添加手作りみそ「月」・・月形産の大豆を使い、手作りみそ製造グループ「Dream3」が製造、「Aコープつきがた」や「ふぁーむまーと旬」で売ってます。コクと深みのある味です。今日は月形大豆の豆腐「月奴(つきやっこ:松田豆腐店製造)」と一緒に味噌汁に仕立ててありました。

◆トマトゼリー・・月形振興公社から販売されています。完熟トマトの味がいっぱいでおいしいです。

◆トマトせんべい・・こちらも月形振興公社から。甘さの後にほんのりトマト味のする小麦せんべいは、トマトの赤色が良くでていて、樺戸監獄時代の囚人服(赤い人)や、月形町の史跡「水道ダム跡」に使われた赤煉瓦を連想させます。まだ本格販売はされていませんが、これからが楽しみ。

◆まんまる納豆・・雪の聖母園から。月形産大粒大豆で作られた「まんまる納豆」は既に町内では広く食べられています。今日は月形小学校で穫れたもち米を使ってついた餅と一緒に、納豆もちにして振る舞われました。ちなみに、餅をついてくれたのは、町内の年男と年女のみなさんです。

かぼちゃシロップ・・月形振興公社から。現在、健康食品、甘味料等の用途で商品開発や研究をしている物です。今年の料理コンテストのテーマでもあります。今日は飲料として提供されていました。

◆月形産「キタノカオリ」100%のパン・・「うちの小麦だ!」と生産した農家自慢のパン。「ふぁーむまーと旬」で製造販売。

◆月形産厳選材料の手作りジャム・・こくわ、プルーン、ミルク、トマト、青トマトなど。「ファームマート旬」には他にもたくさんの種類があります。

【地元食材を生かしたお料理】
◆月形産手打ち蕎麦・・「そば打たん会」から提供された温かいおそばは絶品!常に行列。

◆ふきの野菜詰め・・昨年開催された第1回地産地消料理コンテストのグランプリ作品。「ご飯が欲しくなる!」「酒のアテに良い!」そんな感想があちこちから。

◆豚モツの桃太郎鍋・・月形町料飲店旅館業組合。月形産トマトジュース「おはようトマト」をベースに豚モツと地元野菜の鍋。和洋中、どの要素も含んだ味。

◆川えび料理・・夏に月形町内の用水路や沼で獲れた川えびを冷凍保存した物を使って、かき揚げ(お蕎麦の具)、川えび入りニョッキグラタンができました。
◆月形産「北アカリ(ジャガイモ)」と手作りベーコンのジャーマンポテト
◆月形産「ななつぼし(米)」のこめこめシュークリーム
◆月形産「虹ロマン(かぼちゃ)」のかぼちゃシロップを使ったムース
◆月形産「赤カブ」の千枚漬け+漬け物各種
◆地鶏卵「友朋のゆめたまご」と「桃太郎(トマト)」のスパニッシュオムレツ
(以上6品はT's Brainが調理)

2009年01月05日

平成21年月形消防出初式

穏やかなお正月を迎えた月形町で、本日午後2時から出初式が行われました。

出初式は例年通り消防署前で開始宣言が行われた後、敬礼と観閲(最高責任者の町長を先頭に、来賓などが団員の前を歩く)があり、分列行進(分団ごとに隊列を組んで町内の一部地域を行進。団員のあとは消防車両や救急車も徐行で行進)、式典(表彰と祝辞)と続きました。

今年の出初式に参加した消防団員(団本部、女性団員、第1分団、第2分団)、職員はあわせて75名。寒空の中、統率のとれた分列行進は消防団の組織力の強さを感じました。また表彰式では10年〜35年までの永続勤務表彰等が行われ、たくさんの団員が対象となっていました。生活の一部としての消防団活動に敬服するとともに、積み重ねの重要性と重みを感じました。

式典最後に消防団長から「今年は公設111年目、新たな気持ちで防災に努めよう。」という呼びかけと決意が心に響くとともに、老朽化のため今年度いっぱいで取り壊しになる式典会場の「月形町福祉センター」にもまた歴史の重みを受け取りました。

2008年12月29日

「ゆみこの議員活動報告書6」の発行

12月28日の朝刊に「ゆみこの議員活動報告書6」を折り込み、お約束した4・5・6号の発行を年内に終えることができました。約束が果たせたことでホッと一息、しかし、なかなかしんどい作業だったのも事実です。

今回の内容は
◆月形高校存続のための支援(平成20年度一般会計補正予算)
◆平成20年度第3回(9月)定例会一般質問
 『学校給食の運営方針について』
 『栄養教諭の業務について』
◆道外行政視察研修(広島・京都方面)の報告
 『広島県三次市:第3セクター(株)君田21の取組について』
 『広島県世羅町:世羅高原6次産業ネットワークについて』
 『京都府南丹市:八木バイオエコロジーセンター』
◆宮下裕美子議員活動記録(2008.9.1〜11.30)

今回は報告事項が多く、私の意見「ゆみこの目」は1点(月形高校の存続)のみになってしまったのが残念です。ただタイムリーな話題が載せられたことには満足しています。
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この12月に、帳尻合わせのように4〜6号を連続で発行しましたが、やはりムリがあったと反省しています。私自身も負担が大きかったですし、読者にとっても矢継ぎ早の情報提供で、意見交換や意思表示に充分な時間がとれなかったのではないかと思います。

それでも各号発行後すぐから意見や質問、激励の言葉などが寄せられ、「ゆみこの議員活動報告書」の認知度が上がっていること、情報提供紙としての役割を果たしていること、議論のたたき台になっていること等を感じ、目標(公約)が一つ達成できたと思うと嬉しいです。

来年は『迅速』をテーマに、今年以上に頑張って発行します。どうぞみなさん、乞うご期待!

2008年12月24日

月形町の学校給食

先日、学校給食を試食する機会があったので、ちょこっと紹介します。

試食のあったこの日(12月19日金曜日)の献立は、冬至直前ということもあって【ご飯、パンプキンポタージュ、豚肉のみぞれ焼き、ブロッコリーサラダ】でした。

この「パンプキンポタージュ」は、ゴロッと存在感のあるカボチャの入ったクリーミーで濃厚なスープで、とてもおいしかったです。「豚肉のみぞれ焼き」は豚のヒレ肉を甘辛く少し濃いめに味付けしたもので、ご飯が進む一品でした。一人分50gと見た目には寂しい感じがしましたが、これで栄養的に充分だということは、普段の食事では肉(蛋白質)をとりすぎてたのかな? この献立(中学生)の熱量は818kcal、バランスも取れているし、暖かいしで大満足でした。

私はこの日、月形中3年生と一緒に給食を食べたのですが、保護者が大勢いた中での食事で子供たちも緊張したのか、普段より小食(お代わりはほとんどなし)だったとか。多少の好き嫌いはあるようでしたが、おおむね完食でした。中学3年生にとって給食が食べられるのもあとわずか、1食1食が思い出となって心と体に刻まれることでしょう。
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月形町では給食センターで一括調理し(全食米飯、計308食)、町内の小中全3校に配送しています。今年度の給食費(1食)は小学生223円、中学生265円で、食材費=給食費となるように設計されています(食材費高騰により、来年度から小学生234円、中学生279円に値上げ)。

また、地産地消や食育にも力を入れていて、毎月発行される「きゅうしょくだより」には献立の他、食生活の注意点や給食レシピ、給食に使用している地元食材「今月の月形産」なども掲載されています。
この給食の献立表、我が家では一番見やすいところに張り出しています。子供たちが「今日の給食は何かなあ?」と楽しみにするだけでなく、給食レシピを応用しておかずを作ったり、給食メニューからアイデアをいただいたり。時にチェックし忘れて給食と夕食が同じになることもありますが・・・。給食は家庭の食卓とも密接に関連しているんですよね。

食は生活の基本。家庭の食は最も大切ですが、子どもにとって日常の多くを占める学校生活での「給食」もまた、大きな意味を持つと考えます。私自身の学校生活を振り返っても、「食」の思い出が多いことで証明できます。
月形町の学校給食と栄養教諭については定例会(平成20年第3回:9月)で一般質問しましたが、今後も注目していきたいと思います。

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