2009年04月11日

第2回 さけ稚魚放流会(放流の様子)

今年も「わたしたちの川に 大きくなって 戻ってきてね」を合い言葉にしたサケ稚魚放流会が、4月9日(木)、ちらいおつ遊び塾脇の須部都川で行われました。

昨年12月にもらい受けたサケの卵(発眼卵)は1,000個。月形小学区、札比内小学校、花の里保育園、友朋の丘、月形町役場でそれぞれ育てられ今日の日を迎えました。

(月形町役場での成長の様子は → その1その2その3

うまく育てられたところもあれば、そうでなかったところも・・・。1,000粒の卵が何匹の稚魚になったかは? 温度・水・餌の管理など、一冬かけて卵が仔魚に、そして稚魚に育て上げるのは大変なことです。

放流会の会場は須部都川のほとり、昔ながらの川縁です。そのためこの季節は、雪解け水で増水し辺り一面ぬかるみになっています。そこで「花の里つきがた水と緑を愛する会」の方々が木道を通し、足場を組んで特設の放流会場を作ってくれました。
放流会場は、川の水かさが上下しても安全に放流できるように「流しそうめん用の竹筒」も設置。心遣いいっぱいの手作り放流会場になりました。

この放流会に参加したのは保育園児や各学校の小学3年生、関係者や一般の型など約80名。大人も子供も稚魚を手に、放流するまでは子供のように大はしゃぎ、放流した瞬間からお母さんの心持ちで「元気に育つんだよ」と見送っていました。

ちなみに、この須部都川は石狩川へと続き、石狩湾へと注いでいます。海から放流地点までサケが戻って来る間に魚道のない関が4カ所あります(全て須部都川。石狩川に架かる関には魚道が整備されている)。この関に魚道がなければ戻ってくることができません。この放流事業がきっかけとなって、調査が始まったとのことです。

3年後? 4年後? もっと後かなあ? きっと戻ってきてね。

2009年04月06日

平成21年度月形中学校入学式

今日は午前中に月形小学校と札比内小学校、午後に月形中学校の入学式がありました。新しい環境に一歩踏み出す子供たちがいて、いよいよ新年度スタートを実感、町内にも活気が出てきたようです。
私は総務民教常任委員として月形中学校の入学式に出席しました。

入学式は清々しい独特の雰囲気がありますね。小学校を卒業して半月、子供たちはあっという間に大人びて、小学生の時とは隔絶の間がありました。みな背筋を伸ばし、これからの中学生活に不安を抱きながらも希望を持って進もうとする姿勢が全身からほとばしっていました。

今年の新入生は37人(全校生92人)。この学年が最後の大人数(この学年以降、月形町内の児童数は極端に減ってきます)で、2,3年生にとっては部員不足を解消するための金の卵達です。男子サッカー部、女子バレーボール部、男女剣道部と卓球部そして吹奏楽部、青春の1ページを輝かせる何かを見つけてくださいね。

主役は自分自身、そう「あなた」!!

2009年04月05日

祝・月形町交流センター「つき・あえ〜る」オープン(2)

式典にひきつづき「記念セレモニー」が開催されました。

記念セレモニーのメインは、札幌交響楽団コンサートマスターの大平まゆみさんのヴァイオリン演奏。演奏活動の傍らボランティア活動にも力を注いでおられる大平さんは、この「つき・あえ〜る」の開設趣旨(時代を越え、世代を越え、障害を越えた矯正施設)に共感され、この月形まで足を運んでくださいました。
大平さんの奏でるヴァイオリンの音色は力強く、伸びがあって心地よく、私を含め会場に詰めかけた150人以上の町民の心は釘付けにされました。会場内を移動しながら演奏したり、曲間のおしゃべりで場を和ませたり、全ての行為が「プロの技」。素晴らしかったです。

それから忘れてならないのが、地元月形中学校のブラスアンサンブルによる演奏と、学童保育所「きららクラブ」に通う子供たちの合唱。月中ブラスは日頃の練習の成果か、文字通り息のあった演奏を聴かせてくれましたし、「きららの子供たち」は元気いっぱいの歌声を披露してくれました。途中、それぞれに大平さんとの共演も有り、子供たちにとっても思い出深いものになったのではないでしょうか。

また、セレモニーの中で「きらら特製・木製万年カレンダー(1番上の写真、大平さんの背景にある)」の制作経過紹介と完成披露がありました。これは「つき・あえ〜る」開設にあわせて学童保育関係者(利用児童・保護者・OB・指導員・役場住民課)の皆さんが元月形町社会教育主事の加藤勉さんの指導の下、地元建具職人の児玉義昌さんの協力を得て作り上げたものです。

冬休みに下絵を描き始め、全てが完成したのはつい最近とか。材料の木が思いの外堅く手強かったとのこと。80人近い人の一手一手で作り上げられた木彫りのカレンダーは暖かみがあり味わい深く、「つき・あえ〜る」を象徴するものになることでしょう。

今後は施設内の「ふれあいサロン」に展示されるということなので、ぜひ皆さんも間近でご覧ください。
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月形町にとって新しい試みを持った複合施設の交流センター「つき・あえ〜る」。この施設が本来の意味で活用されるか、また町民に受け入れられるかは、これからの運用と運営にかかっていると思います。

様々な点で問題や要望が出てくるかもしれません。小さなことと放置せず、改良・改善を続けて開設趣旨に添った有効利用が図られるよう、期待していますし、私も注視していきたいと思います。

2009年04月04日

祝・月形町交流センター「つき・あえ〜る」オープン(1)

今日、かねてから建設が進められていた月形町交流センター「つき・あえ〜る」のオープン式が行われました。

左の写真は、式典に先立ち正面玄関前で行われたテープカットの様子です。桜庭町長と議長、交流センターの管理者となる社会福祉協議会の会長、利用者として老人クラブ連合会会長、学童保育所「きららクラブ」の小学生、地域活動支援センター「むぅ〜ん」を利用する障がいのある方、行政区連絡会議議長(順不同)の計7名で行われました。この交流センターが多機能な共生施設であることを象徴しています。

続いて行われた式典では、交流センターの愛称募集の表彰式が行われました。200以上の応募の中から最優秀賞に輝いたのは、美唄市の藤井さんの作品「つきあえる」。他に優秀賞のお二人も併せて表彰されました。この愛称「つき・あえ〜る」は、月形の「つき」、「つきあう」、「会える」の意味を持つとか。これから末永く親しまれますように。

この後の町長の挨拶や工事経過報告、来賓祝辞などから交流センター「つき・あえ〜る」の概要が示されましたので、ご紹介します。
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◆平成18年から計画が始まり、平成19年5月役場内に立て替え委員会を設置、平成20年7月工事開始、平成21年3月完成。今日がオープニング式で、供用開始は4月6日(月)から。

◆交流センター「つき・あえ〜る」は3つの機能を持った複合施設。3つの機能とは
・学童保育 : 小学校1〜6年生までの児童を放課後預かる施設。小学生版保育園。 
・地域活動支援センター:地域で暮らす障がい者のための施設。障がい者のデイサービス施設。
・公共施設 : 集会や会合ができる施設。また「高齢者サロン」「ふれあい広場」などもある。

◆交流センター「つき・あえ〜る」のめざすもの
・時代を越え、世代を越え、障がいを越え、共生する施設。この施設を核にして、月形町内のノーマライゼーション運動をさらに盛り上げていきたい(町長談)

◆交流センター「つき・あえ〜る」は雇用の場でもある(管理者:社会福祉協議会会長談)
・管理責任者は社会福祉協議会。交流センター内に事務所があり、受付や管理業務全般を行う。
・夜間・休日の管理は高齢者事業団に委託。高齢者の雇用確保。
・清掃業務の一部を町内2カ所の障がい者施設に委託。障がい者の雇用の場を確保。

◆開所に当たり、各方面から寄贈品
・タイルのモザイク画(寄贈者:友朋の丘)・・友朋の丘利用者による制作
・木のチップを用いや寄せ木画(寄贈者:雪の聖母園)・・雪の聖母園利用者による制作
・木製万年カレンダー(寄贈者:学童保育きららクラブ)・・学童保育関係者の制作
・絵画「風野」藤倉英幸作(寄贈者:北海道銀行)
・液晶テレビ他(月形ライオンズクラブ)
 

2009年04月01日

リサイクル工場見学会・古紙再生利用施設(3)

片道2時間かけて行く「リサイクル工場見学会」に不安を感じていた人もいたようでしたが、月形に戻ってきた参加者の顔は晴れやかで、皆満足そうに「いや〜ためになった!」「楽しかった♪」と言って解散になりました。

参加者の満足感の要因は何だったんでしょう?
私は紙遊館の高津さんや館長さんの「伝える力」によるところが大きかったと思っています。

帰りのバスの中、こんな会話がありました。
「今日説明してくれた女性は上手だったねえ〜。役場にあんな人がいたら良いんだけどね。見たことないや。」
「そうだ、わかりやすかったなあ。あんなんだったら聴く気になるんだ〜。」
「だってあの人はプロだもん、説明することが仕事なんだから。役場とは違うっしょ。」

参加者の多くは年配の方々でしたが、性別問わず私と同じところに共感していたこと、役場に対して求めるモノも同じだったことに驚きました。
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月形町は行政と住民が身近な関係の「小さな自治体」です。良いところも悪いところもよく見えるし、反発をしながらも期待も大きい。「やりづらい」と思ってしまえばそれまでのことしかできないけれど、「一緒に頑張りましょう」と歩み寄って工夫すればすごい力を発揮する間柄だと思います。

歩み寄るためにはどうしたらいいのでしょう?

この「リサイクル見学会」にヒントがあったように思います。

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